football smile

the days turn into months and years

松本65

2013-06-07 | design

そしてまた松本です。

ボチボチ小ホールの改修設計を進めておりますが、おかげさまでメインホールの成功を受けまして、それなりに期待を感じています。当然ながら、プレッシャーは高まります。上手くいってる時もそうではない時も、いつも同じ謙虚な姿勢で取り組みたいものです。

今日は地元の高校の合同演奏会が開催されていて、いつもと違った雰囲気が漂っていました。ロビーや公園まで高校生でいっぱいです。昼休みに少しだけ時間があったので、メインホールで演奏を聴くことができました。それはとても感動的な光景でした。この天井や椅子がどのように作られたのか、彼ら彼女らにとってはどうでもよいことです。ただ「そこにあること」の意義はとても大きなものなのです。なるほど、こういうことなのだなあ。自分が担当した建築が実際に使われているのを目にした時、いつも設計という仕事の本質を実感することができます。

お金儲けでも、デザインを自慢することでも、偉そうに講演会の講師を務めることでもなく(笑)、みんなに使われている建築を見ること。それがこの仕事をしていていちばん幸せを感じる時だと思います。

「誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねえ」銀河鉄道の夜/宮沢賢治

というわけで、また再来週来ます。 

コメント
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