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セイジ・オザワ松本フェスティバル 2018

2018-08-19 | music

小澤征爾さんが総監督を務め、毎年夏に松本市で開催されている「セイジ・オザワ松本フェスティバル」ですが、松本市音楽文化ホールもその会場のひとつになっています。私自身7年前に改修設計を担当させていただいたのを機会に、毎年コンサートに通うようになりました。

改修工事を実施していた当時は、果たして上手く行くのだろうかという不安が大きく、天井が落ちる夢をよくみました。しかしもちろんそんなことはなくて、今でも強固に素晴らしい音響性能を発揮しています。というわけで、今年もまたコンサートに行って来ました。

新しい天井を眺めながら音楽に包まれていると、何とも言い難い充実感を得ることができます。残響時間2秒のホールが観衆の拍手で満たされた時、鳥肌が立つほどの感動を覚えます。自分が設計した天井の下で音楽を聴くというのは、この上なく幸せなものです。

何のために仕事をしているのか?夢を実現するため、名声を得るため、生活をするため、家族を養うため、あるいはお金を儲けるため、想いは人それぞれだと思います。自分は何のために仕事をしているのか?このホールで音楽を聴いていると、何となくその答えがわかったような気がします。

 

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