バタフライ
L'Arc-en-Ciel
KSCL-1930
8 FEB 2012
http://www.larc-en-ciel.com/
木村カエラの出ているCM見た?このハイセンスについて来れるか?
ここまでシングルを貯めてリリースされると、さすがにベスト・アルバムみたいになってしまうよね。でも、正真正銘のオリジナル・アルバム。 そして、これがまたヤバいくらいかっこいいではないか。どうしてもシングル以外の曲に注目してしまうわけだけど、これがまた全部良かったりする。20年も続けているバンドが作る音楽のクオリティをナメてはいけない。
アルバムの中でいちばん好きなのは「wild flower」という曲で、シングルには絶対ならない地味な曲だけど、こういうのを必ず1曲アルバムに入れてくる。そこが憎いところである。ファンは絶対引っ掛かるし、そうじゃない人はあまり引っ掛からない。メジャーなイメージに捕われていては、ラルクの本質は決して理解できない。
ずいぶんと髪が伸びたので、仕事を早々に切り上げて銀座へ。でもせっかく伸びたので、もう少し長いままというのもいいかもね。というわけで、今回のテーマは「長く切る」です。カットしたら短くなると思うでしょう。でも、そう見せないところがポイントなのだそうです。そしたら、今日会社で髪伸びたねえと言われました(笑)。さすがイワオ氏。
スタッフが勤務中に非常階段でおにぎりを食べていて怒られたという話をしていました。「そういえば、イワオ氏は怒らないでしょう。」「まあ、怒らないね。どちらかというとチクる方だね。」「一緒ですねえ。自分も怒らない。」「あ、でもこの前怒った。他のスタイリストの指示で動いたスタッフをものすごく怒った。自分のお客さんを待たせたから、ボコボコに怒った。」
どこを向いて仕事をするのか。その方向を間違えると、実はとんでもないことになります。ところが、結構勘違いしている人が多いですね。いつもお茶目なイワオ氏ですが、たまにこういう筋の通ったことを言います。そこにスタイリストとしてのプロ意識が見えます。とびっきりのセンスに加えて、このプロ意識の高さ。まあ、こういう人は信頼できます。
集合住宅は好きだけど、シェアハウスはちょっとね。多分、部屋から出なくなっちゃうね。
一戸建に住んでいる人もいれば、マンションに住んでいる人もいる。持家に住んでいる人もいれば、借家に住んでいる人もいる。一体どんな暮らし方をするのか、みんなある段階でそれぞれ決断を下すわけだけど、その人の価値観が顕著に表れるものだと思う。自分の決断は今のところ賃貸マンション。家族もいないし、これがいちばん自分に合っているような気がする。元来、一戸建に住みたいとは思ったことがなかった。実家が一戸建だったから、逆にマンションに憧れていた。低層でアプローチが込み入っていて、外観は古いけど室内はそれなりにきれいというのが好み。デザイナーズのようなオシャレさは必要なくて、普通のフローリングに白い壁と白い天井、家具もナチュラルなものがよい。
ブルータス不動産のページに出ていたけど、渡邊洋治設計の第3スカイビル(軍艦マンション)が、シェアハウスになっていたとは知らなかった。学生の時に見に行ったことがある。っていうか、毎朝山手線の窓から見てるけど。狂気の建築家らしいデザインは圧巻である。それにしても、窓がとっても小さい。
ロンドン五輪アジア最終予選 第4戦
2012年2月5日(日)21:05キックオフ
キング・アブドゥラ・インターナショナル・スタジアム(EX)
シリア 2 - 1 日本
日本という国は、いろいろな事情を抱えている。シリアだってそうだ。国内情勢が不安定なため、ホームゲームを隣国で開催しなければならない。それがどういうことなのか?我々日本人には、その本当の意味を理解することができない。世界は広いということがわかるだけ。そしてフットボールとは、時に感情が結果を左右する競技であるということが。
山田直輝とオマル・アルスマが同じ21歳だって。ということを気にしながらTVを見ていた。直輝が今ひとつ攻撃の起点になり切れていなかったのに対して、アルスマの存在感はシリアの中でも群を抜いていた。上手い選手というのは、やはり世界のどんなところにでもいるものだ。それにしてもこの貫禄は何なのだ。日本にこんな選手はいない。それは、善かれ悪しかれということだけど。
終盤、おそらく日本は、同点で試合を終わらせることを狙っていたと思う。勝点勘定が頭を過った。ちょうどその時間帯を突いてシリアの逆転ゴールが決まった。あの場面であのシュートが決まるのだからすごい。そこにどのような感情が込められていたのか?本当に世界は広いね。
朝からメンバーズ・セールが開催されている渋谷へ。副都心線の開通で渋谷へは電車1本で行かれます。そんなに行く機会もないので、あまり便利さは感じないけど。
白いシャツとグレーのトラウザーとチェックのスカーフを購入。どれも当たり障りのない普通のデザインです。結局、長く着るのはこういうものです。最近強く思うのは、やはり白いシャツが何よりかっこいい、ということです。MHLの白いシャツはこれで3枚目ですが、どれもディテールが微妙に違っています。色や柄ではないところで勝負するというのは、とても潔い感じがします。素材感を表現するところは、打放しのコンクリートに近い感覚です。どちらもごまかしが効かないので、自信がないとできないものです。
そして、その白いシャツに合いそうなスカーフは、かなり渋い色のチェック。冬の上着との相性も良さそうです。まだまだ寒いからね。
そして、今度は真岡です。忙しいですねえ、とか言われますが、本人はまったくその自覚がありません。いろいろな所に行かれて楽しいですよ。温泉にも入れるし。会社に閉じこもっているよりストレスは全然少ないと思います。
今日の現場は、まだ震災の補修工事が続いている古い工場です。すべりが生じた高力ボルトを交換しています。それら全てがきちんと整理されて現場事務所に保管されています。構造担当のヤマグチ君の指示通りです。個人的な経験値の蓄積として見てみたかったんですよ。ということらしいです。どれどれと覗き込むと、構造に疎い私にも丁寧に教えてくれました。ほら、力がかかった穴が楕円になってるでしょう。
話はまた効率化というところに行き着くのですが、個人的な経験値の蓄積というのは、やはり現場へ足を運ばないとなかなか得られないものです。ある意味、効率化とは相反する性格のものかもしれません。そこを上手にサラッとやっているヤマグチ君は、さすがだなあと思います。こういう人と一緒に仕事をするのはとても楽しいです。
先輩だろうが後輩だろうが、そんなことは全然関係なくて、尊敬すべき人は結構身近にいるものです。 ある程度歳をとってしまうと、年齢なんてどうでもよくなります。楽しく仕事をしたいと思ったら、自分と価値観の合う人と一緒に組むことです。そのためには、政治的な根回しを厭わないことも大切です(笑)。
せっかく諏訪に来たので、同僚が設計したすわっこランドを見て行くことにしました。見て行くというか、お風呂に入って行くというのが正解。まさかの雪景色の中、そいつは姿を現しました。写真で見ていたイメージそのまま。せっかくデザインされたサインがあるのに、これでもかという張紙の多さは、こういう施設では仕方なしといったところでしょうか。リラックスルームがとても居心地が良くて、バスの時間までダラ~ッとしてました。
今回の設計で積算をお願いする事務所が諏訪にあります。いつもは東京まで来ていただくのですが、今回はちょうど松本での打合せがあったので、こちらからお邪魔することにしました。わざわざ行く必要があるのか?と言われそうですが、やっぱりそういう姿勢は大切ですからねえ、とか何とか言ってごまかしてます。本当は温泉が目的であることは、もちろん隠しておきます(笑)。仕事は楽しくやる主義です。
前日に電話をしてみると、最高気温が氷点下なので心して来てください、と脅されました。が、行ってみてわかったのですが、それは決して脅しではなく現実でした。これでも雪が降ったおかげで、気温は思ったほど下がらなかったんですよ。と、ニコやかに言われました。ちなみに、諏訪でこれだけ雪が降るのは珍しいそうです。普段はカラッとしていて、ものすごく寒いらしいです。
駅から車で20分くらいの住宅地の中の一軒家風の事務所でした。ウチの仕事をたくさんしていただいているので、あの仕事はああだったとか、この仕事はこうだったとか、いろいろお話を聞かせていただいた上、担当していたスタッフの方々を紹介していただきました。みなさんとても良い人ばかりでした。
相手の顔を知るというのは、実は結構大切なことなんじゃないかと思っています。次に仕事をお願いする時は、おそらくこの場所とスタッフのみなさんの顔が浮かぶはずです。下手な図面は渡せないよなあとか、絶対考えるでしょう。図面を送って、メールや電話で指示をすれば、それで事は足りるし効率的です。でもねえ、それで良い仕事ができるのかというと、ちょっと疑問です。まあ、ここへ来たからといって、良い仕事ができるというわけではありませんがね。要はスタンスの問題ですよ。