今時、ただ入力するだけの端末に40,000円近く出費する意味があるだろうか、と自問すること数ヶ月。迷いに迷った末、
pomeraDM200
を昨日購入した。
DM200は、キングジムという文具メーカー(テプラを出しているところ)から発売されている、印刷機能のなワープロのようなもの。つまり文書を作ってメモリに溜める、それだけの機械である。
取り出すにはWi-FiでGoogleのアカウントを用いてメールをするとかサーバーにファイルを置くてかする方法もあるわけだが、文書内容をQRコードに変換して画面に表示し、それをスマホで撮影するのが一番手軽だ。
(この文章も、そうやって転送したものです……という 「この注釈」はスマホで付け加えてますが)
かつて、富士通から出ていたポケットオアシスとか、NECから出ていたモバイルギア、あるいはNTTdocomoからだったか出ていたシグマリオンとか、いわゆる携帯入力端末はいろいろあった。
オアポケは(たぶん高くて)買えなかったが、残りの3つは手にしたことがある。 そして、いろいろ遊んだ記憶もある。
だが、デジタルガジェットとしていろいろいじってはみたものの、使いこなしてまともな文章をそれで書き上げた、ということはなかった。
それらは私にとって「文房四宝」としての役割を果たしたというより、結局「玩物喪志」を体現するおもちゃの類いでしかなかったのだ。
還暦も過ぎ、やり残したことがあるなら石に刻んでおかねばならない。そう考えてなお、道具選びをしている自分には呆れ返るしかない。
それを重々認めた上での話、結論から言って、このポメラDM200は素晴らしい入力端末だ。
もちろん、据え置きのPCの前で仕事を完遂できる人なら、これはいらない。
また、持ち運びできる小型PCを持っているなら、それを使えばよろしい。
あるいは、スマホ+Bluetoothキーボードで入力するという環境に満足できる人もそうすればいい。
だがいったんこのDM200の環境を手にしてしまうと、持ち歩きできる端末としてこれ以上のものは考えられなくなる。
ヨドバシカメラ郡山の店員さんは、適切にも
持ち運ぶならDM30
持ち出さずに机の上で使うならDM200
とアドバイスしてくれた。
たしかに、DM30は三つ折りになってバッグに収めやすいし、駆動電源も単三電池もしくはエネループだから出先でも切れる心配がない。
一方DM200は、横幅がなんと260mmほどもあり、小さなバッグには入らない。事実私の愛用している吉田カバンの小型ショルダーバッグ、ポータータンカーには、どこをどう頑張っても入らない。
だから、このDM200を持ち歩くためにはバッグを新調しなければならない。本末転倒もいいところである。
しかし、いつでもどこでも完全に固定されかつブラインドタッチが可能なピッチを備えたキーボードが使えるというメリットは、他の方法を以て替え難いものがある。
今、液晶保護シールを貼って試しの入力を始めたところだが、この選択は正しかった、という甘美な感触を味わっている。
DM200は、いつでもどこでもキーボードで文章を入力したい人にとって、考慮すべき選択肢の一つだと思う。
少なくても私にはもはやこれ以外に考えられない。
さて。
私が次にするべきなのは、DM200を外に持ち出すために最適なバッグを買いにいくことではなく、締め切りを延ばしに延ばしている原稿を書き始めることなのはわかっている。わかっていながら、このレビューもどきを書いている心の弱さを如何せん……
(このブログ原稿は、pomeraDM200で書き、QRコードでスマホに転送し、修正・追加したものです)
pomeraDM200
を昨日購入した。
DM200は、キングジムという文具メーカー(テプラを出しているところ)から発売されている、印刷機能のなワープロのようなもの。つまり文書を作ってメモリに溜める、それだけの機械である。
取り出すにはWi-FiでGoogleのアカウントを用いてメールをするとかサーバーにファイルを置くてかする方法もあるわけだが、文書内容をQRコードに変換して画面に表示し、それをスマホで撮影するのが一番手軽だ。
(この文章も、そうやって転送したものです……という 「この注釈」はスマホで付け加えてますが)
かつて、富士通から出ていたポケットオアシスとか、NECから出ていたモバイルギア、あるいはNTTdocomoからだったか出ていたシグマリオンとか、いわゆる携帯入力端末はいろいろあった。
オアポケは(たぶん高くて)買えなかったが、残りの3つは手にしたことがある。 そして、いろいろ遊んだ記憶もある。
だが、デジタルガジェットとしていろいろいじってはみたものの、使いこなしてまともな文章をそれで書き上げた、ということはなかった。
それらは私にとって「文房四宝」としての役割を果たしたというより、結局「玩物喪志」を体現するおもちゃの類いでしかなかったのだ。
還暦も過ぎ、やり残したことがあるなら石に刻んでおかねばならない。そう考えてなお、道具選びをしている自分には呆れ返るしかない。
それを重々認めた上での話、結論から言って、このポメラDM200は素晴らしい入力端末だ。
もちろん、据え置きのPCの前で仕事を完遂できる人なら、これはいらない。
また、持ち運びできる小型PCを持っているなら、それを使えばよろしい。
あるいは、スマホ+Bluetoothキーボードで入力するという環境に満足できる人もそうすればいい。
だがいったんこのDM200の環境を手にしてしまうと、持ち歩きできる端末としてこれ以上のものは考えられなくなる。
ヨドバシカメラ郡山の店員さんは、適切にも
持ち運ぶならDM30
持ち出さずに机の上で使うならDM200
とアドバイスしてくれた。
たしかに、DM30は三つ折りになってバッグに収めやすいし、駆動電源も単三電池もしくはエネループだから出先でも切れる心配がない。
一方DM200は、横幅がなんと260mmほどもあり、小さなバッグには入らない。事実私の愛用している吉田カバンの小型ショルダーバッグ、ポータータンカーには、どこをどう頑張っても入らない。
だから、このDM200を持ち歩くためにはバッグを新調しなければならない。本末転倒もいいところである。
しかし、いつでもどこでも完全に固定されかつブラインドタッチが可能なピッチを備えたキーボードが使えるというメリットは、他の方法を以て替え難いものがある。
今、液晶保護シールを貼って試しの入力を始めたところだが、この選択は正しかった、という甘美な感触を味わっている。
DM200は、いつでもどこでもキーボードで文章を入力したい人にとって、考慮すべき選択肢の一つだと思う。
少なくても私にはもはやこれ以外に考えられない。
さて。
私が次にするべきなのは、DM200を外に持ち出すために最適なバッグを買いにいくことではなく、締め切りを延ばしに延ばしている原稿を書き始めることなのはわかっている。わかっていながら、このレビューもどきを書いている心の弱さを如何せん……
(このブログ原稿は、pomeraDM200で書き、QRコードでスマホに転送し、修正・追加したものです)