龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
いわきFCの応援とキャンプ、それに読書の日々をメモしています。

Shark EVOPOWER W30 充電式ハンディクリーナーがいい!

2019年08月10日 08時26分48秒 | ガジェット
充電式の片手持ち掃除機なんて使い物にならない、コロコロの方がよほど役に立つ……そう思っていたが、この
EVOPOWER W30 充電式ハンディクリーナー(グレイ)Shark
は違った。
第一に、吸い込みの力が強い。
手元のテーブルの上、座った畳の上などのゴミや埃が面白いようにとれる。
第二に、600gちょっとという軽さがスゴい。

要はこのバランスがいいのだ。

第三に、最初からもう一本バッテリーの予備がついており、付属の充電器で二本のバッテリーを一度に充電できるのである。

値段はちょっと安価なふつうの掃除機が買えるぐらいで、必ずしも安くはない。
しかし、ながらく使い物にならないハンディ機を買い続けてきた経験からいうと、このSharkの EVOPOWER W30は間違いなく過去最高の一台だ。

長いスティック型ならマキタがいいかもしれないが、交換バッテリーが高い。
ダイソンのハンディ機ならば吸い込み力はもっと上なのだろうが、重さは倍以上ある。

Shark EVOPOWER W30 充電式ハンディクリーナー(グレイ) https://www.amazon.jp/dp/B07GBV5MHG?ref=ppx_pop_mob_ap_share


オススメです。

MS Stickyという長らく使っていたAndroidウェジェット

2019年05月20日 22時27分05秒 | ガジェット
MS Stickyという長らく使っていたAndroidウェジェットがいつの間にかなくなっていた。
今スマホには入っているが新しく購入した同じAndroid9.0のtabletには、Googleのバックアップから転送しても入ってこなかった。
調べてみるともうGooglePlayには登録されていないらしい。
手になじむ道具は何時になっても使いたいもの。
やはり実物の万年筆と付箋と書籍、そしてノートにはかなわないのだ、と改めて知った。
まあしかし、付箋なしにスマホやタブレットは使えない。備忘のためのメモなしには1日たりとも社会生活が営めない。日程カレンダーだけではダメなんだよ(>_<)
と言うわけで見つけたのが

「Color Note 」

自由度はMS Stickyの方が高かったが、一度設定してしまえば支障ない。
とにかく手になじんだ道具は継続的に提供して欲しいなあ。
電子書籍を本気で購入できないのも、手になじんでいつもそこにあるという安心感が希薄だからだ。返金すりゃあいいってもんでもないだろうと思う。
無料のソフトでも有料でも、馴染んで愛着のあるものは永続性を持って欲しいと願うものです。
きっとおおかたの人には大した話じゃありませんが、メモ代わりに。

HUAWEI MediaPad M5 liteの良さ。

2019年05月19日 01時01分49秒 | ガジェット
久しぶりにデジタルガジェットを購入した。
発売されたばかりの

HUAWEI MediaPad M5 lite 8インチ

である。
スペックは概要次のおとり。
OSはAndroid9.0
メモリーは3Gbyte
ストレージは32Gbyte
CPUはkirin710
画面は8inch
画素数は1920×1200
battery容量は5,100Ah
重さは310g
値段は
Wi-Fi版が22,880円(税別)
LTE版 が26,800円(税別)
外部記憶として512GbyteまでのmicroSDに対応(SIMと排他ではなく、独立で入れられる)。
昨日(5/17)に届いたので、簡単な感想を書いておく。

まず、色はスペースグレーのみ。つや消しの落ち着いた色で、安物感は感じられない。これでLTE版で税込29,030 円は安い。
(実際はヨドバシのポイントが3,264 ポイントついているので実質25,766円)

購入前は、MediaPad T2 7.0を使っていたが、動作がとても重く、PDFリーダーとして使用するのが精一杯だった。逆に言えばperfectViewer(PDFリーダーソフト)専用機としてならもう少し使えたかもしれない。

対してこのMediaPad M5 lite 8inchは、速度は速いし、画面も美しい。活字用だけでなく、映画やスポーツを気軽に見るのに最適だ。

iPad miniの新型も出たが、描画能力の差を除けば、値段と性能のバランスからいってこちら(MediaPadM5lite8inch)に軍配が上がりそうだ。
スマホやPCもappleというなら別だが、単体でのコストパフォーマンスは圧倒的といっていい。

自分の持っている端末の中では、XperiaZ4tabletが軽量でかつ画面も美しいが、それに次ぐ綺麗さである。
どちらも画像をじっくり観ていたくなる。

筐体のしっかり感は、本機の方が上回る。Z4tabletは10inchタブレット最軽量(発売当時)だけあって、筐体が頼りない。

結局メディアを持ち歩くなら、7~8インチが(スマホと10 インチタブレットの間に挟まれてニッチな市場ではあるけれどやっぱり)ベストなのではないか。

電池の保ちは、前機種のMediaPad T2 の方が(遅いだけあって)少し良かった。

本機では電池使用量に応じて
パフォーマンスモードと省電力モードの二つがある。気になったのは個別に画面スリープまでの時間を選べない仕様になっているらしい点だ。
パフォーマンスモードなら画面スリープまで5分、
省電力モードなら画面スリープまで30秒、
そして更に最適化する場合は15秒、と三段階しか選べない(見つけられなかった)。

読書時に、1ページを何秒で読むか、はほんの種類によって全く異なる。単なるエンタメの物語なら、同一ページ15秒も開いていることの方が少ないだろうし、研究書なら2,30分開きっぱなしのこともざらにある。

スマホとは違って電池容量が大きいので、あまり神経質になる必要はないかもしれないが、ここは自由にスライドスイッチかなにかでスリープ開始時間を指定させて欲しいところだ。

問題を感じたのはそのぐらいで、あとはきわめて軽快に動くし、これなら積極的にprimevideoやdTVを外出先や寝転がったソファの上などあらゆるところで(片手で)持って観られそうだ。10inchタブレットは、片手でずっと持ってはいられない。
スマホは映画を観るのにどうしても画面が小さすぎる。
本を読むにも片手で持てる限界がこのサイズ。

そういう用途なら断然お勧めだ。

このミドルサイズ(7~8inch)タブレットの購入を考えている人は、是非一度お店で触って見ることをオススメしたい。値段をかんがえたら安くていいものだ。

写真は、スマホの進化についていけていないタブレットの例に漏れず、標準的なものにとどまる。
いい写真を撮りたい人は同じHUAWEIでもミドルクラス以上のスマホの購入がオススメ。
今使っている旧型のスマホ(HUAWEIのmate9)の方がずっと面白い写真を撮れる。写真はメモ代わり。

手軽に持ち出せるメディアとして最適。
格安SIMを入れておけば、これ一台でデータの享受(ビデオ再生や電子書籍・PDFの閲覧)は十分だ。
かけ放題のガラケーがあればスマホも不要かも。

結論としてオススメの一台。


ポメラDM200のこと(続・続)

2018年08月10日 23時21分06秒 | ガジェット
キングジムの入力専用端末

ポメラDM200

を購入してひと月近く経った。

こういうデジタルガジェットは、往々にして継続的な使用に至らずに終わることが多い。
私の場合スマホやタブレット用のBluetooth接続キーボードがいい例だ。
三つ折りのもの(某ベンチャー)、薄型のもの(マイクロソフト)、堅牢なもの(apple)、タブレット専用一体型(SONYとGoogle)etc.枚挙に暇がない。
端末を買う毎にキーボードを誂えたくなる……とまでは言わないが、ついつい 「快適な環境」を追求めてしまいがちだった。

ところが、結論からいって、このDM200は買って良かった。
今現在、ほぼ全ての原稿入力にDM200を使っている。
定型的な文書を作るときはPCの一太郎とExcel。
ちょっとしたアイディアものはGoogleのクラウドソフトでPC&タブレット&スマホ
のマルチ入力・編集が便利だ。

しかし、それ以外の今まで原稿用紙が担っていた 「無から有を生ぜしめる」作業はほぼDM200でやるようになった。

(ちなみにこの記事のようなブログやSNSはスマホ一択です)

なぜDM200が良かったのかといえば、

①原稿作成しかできない
②開くとすぐ書き始められる
③PCとの原稿共有が比較的簡単

の二点だ。①はポメラ利用者の多くが指摘するところだ。シンプルでストレスなく、かつ不自由でなければ 「無から有」を生みだす作業には支障をきたす。①が不自由さゆえの集中力を、②はシンプルさとストレスフリーさを実現してくれる。
加えて③も意外と(思ったより)重要だった。今日はそのことを書く。

こういった入力専用端末は、もちろんその中で文章作成機能は完結しているからいい(①)わけだが、他方でいざとなったとき直ちにデータを取り出せることも重要だ。
ではタブレットやPCのようにクラウドでデータを一元的に共有すればいいのか、というとちょっと違う。どこからでもアクセスできるというデータは、幾分か自分の外に 「ある」ことになってしまう。しかし原稿は半ば自分の中にありつつアウトプットを待つ状態だ。
原稿用紙でいうと、書き直しが必要でそれは反故でもあるのだけれど、書き直すまでは捨てられない原稿は、まだゴミ箱には入れられない状態にある。

その半ば自分の手の中にある、という感じがポメラDM200では再び実感できるようになったのである。
PCは自由度が高すぎるから余計なことをしすぎてしまう。ましてスマホやタブレットはなおさらだ。

ポメラDM200のいいところは、
独立した端末だが、ファイル転送方法が四つあるという点だ。


①QRコードをスマホで読み取らせる
②編集中のファイルを、あらかじめ決めておいたメールアカウントに送信する。

③メールアカウント(GoogleもしくはOutlook)のサブディレクトリでファイルを共有。
④USBでPCとつなぐ


①QRコード
これは簡便だが、一つのQRコードにできる長さが限られているので、長文の場合QRコードをいくつも作って分割ファイルにしなければならないのでこれは緊急避難にしか使えないとわかった。

②アップロードコマンド
単品のファイルの場合は、メールアカウントを設定しておくと、

ツール→アップロード

というコマンドを実行力すれば、DM200から編集中のファイルをメールで送信できる。
一つのファイルを出力するのには有効な方法だ。しかしこれは一方的かつ、1ファイル限定なので使い勝手はそれなりだ。
完全にDM200で文書作成を完結させるか、もしくはざっと入力するだけであとはメールをPCで 「料理」するかのどちらかになる。

③ポメラsyncというコマンド

PCが手元にない場合に便利だ。
GoogleのメールアカウントをつくってDM200にそれを登録すると、とそのメールアカウントの中にポメラが自動的にサブディレクトリを作ってくれる。

いったんその作業をしてしまえば後は端末側から

ツール→ポメラsync

を起動するたび、メールアカウントのディレクトリ内のファイルと内部メモリ内のファイルとを同期をしてくれるのだ(Wi-Fi接続環境が必要ですが)。

入力専用端末としてはこの程度のシンクロ具合がちょうどいい。


④USBでPCと接続すると、
メモリ内の保存文書もSDカード内の文書もドライブ扱いになるので、すぐファイルを選んでPCにコピーできるし、PCのテキスト素材もすぐに端末に移せる。
「そんなのはクラウドで一括管理すべきだろう」という人は、そうなさればいい。私にとってはこの程度の隔離感が最適だと感じた。ただし、これは書斎でしかできない。物理的接続の強味と弱味を持つ携帯端末の宿命。

こうしてみると③のポメラsyncがほど良い便利さであることが分かる。
この 「ほど良い」 「敷居」感って、書くときには結構大事だと思うんだけど、そう思うのは私だけですかねぇ。

ただし、③の通信速度はあまり速くない感触がある。大量(多数決)のファイルを全てポメラsyncでその都度更新するのはいずれ困難になるかもしれない。

ポメラsyncの対象ファイルは、今書いている原稿数種類の複数バージョン程度に限定しておくといいのかもしれない。

いずれにせよ、机のあるところならどこでも文章を考えながら入力できるのはDM200の大きな魅力だ。そしてクラウドやPC母艦と適度な 「隔離感」があるのもいい。ようやく原稿用紙の代わりになるかもしない端末とであったような気がし始めている。
8月締め切りの二本を書き上げられるかどうか、が課題だ。それはもちろんポメラDM200が責任を背負うことではないんですけど。

pomeraDM200の感想(続)

2018年07月18日 23時40分56秒 | ガジェット


pomeraDM200の感想(続)

折りたたみ型ではないポメラDM200を購入して4日過ぎた。使用感を思いつくままに。

1,なんとかバッグに入れることができた!

全長(横幅)が260mmもあるこの横長ポメラは、私の愛用する吉田カバンのポータータンカーのショルダーバッグに入らないのが購入をためらった最大の原因の一つだった。
ヨドバシ郡山の店員さんも「持ち運びするならDM30ですよ」と言ってくれた。
その通りである。しかし、こちら(DM200)の方がモノとしてのしっかり感があって、変換速度の遅いDM30はどうしても購入に踏み切れなかった。

そうしたらなんと、無理をすれば(バッグのマチの部分を横幅のために飛び出させれば)、なんとか愛用バッグが壊れない程度の負荷で入れることができるではありませんか!
これで懸念の一つは解消。

2,PCやスマホとのデータリンクが思ったより簡単だった

①pomera_sync
②アップロード
③文書をQRコード化して画面表示

三種類の方法がある。上二つはWi-Fi接続環境と、Googleなどのメールアドレスが必要だ。
すっきりやりとりをしたかったので、pomera専用のGoogleアドレスを新規に取得して設定すると、簡単に転送することができた。

私の場合ポメラは入力専用端末なので、
ポメラ→PC&スマホ
がほとんどで
PC→ポメラ
は今のところ必要を感じていない。
同期を図るには①が便利だが、ポメラから転送するなら②でも③でも構わない。
私は今のところ①を使用中。快適です。
毎回Wi-Fi接続をしてからpomera_syncの同期をするという二段階の作業になるので、1回に数十秒時間を取られるのはやむを得ないところ。入力中は本体に保存し、区切りのよいところで転送、というのが良さそうだ。
QRコードは一番手軽だが、長文は分割が必要になるので、スマホ側でコピー&ペーストを繰り返さねばならない。短い文章ならば最初からスマホで書けばいいわけで、これはWi-Fi環境を利用しにくい場合の補助と今のところ考えている。

3,インターネット環境を持たない強み

この夏、原稿を二本仕上げなければならないという状況になったのに、普段使っていたXperiaZ4tabletが二度目の故障を起こした。
メインの入力端末を失ったため、スマホ入力で乗り切るか、デスクトップPCの前に座って根性を決めて書くかの二択を迫られることになる。

そこで、以前から考えていたポメラに目がいったのだが、結果としては正解だった。タブレットでもスマホでもPCでも同じなのだが、とにかく様々に誘惑が多い。
YouTubeでもWebブラウジングでもSNSの応答でも、とにかく暇つぶしの種に事欠かないネット端末の中では、仕事を持続できないのだ。

ポメラなら、テーブルの上にこれ一つあれば文章は書ける。この効用は追い詰められた状態ではかなりありがたい。

とはいえ、冷静に考えてみるとこのポメラのレビューも厳密に言えば原稿から逃避しているといえば逃避していると言えなくもない……のだが、とにかくモノが書ける環境であることは間違いない(苦笑)。

4、手になじむ大きさと打鍵感

 キーボードのピッチが18mm以上あるので、ブラインドタッチが極めて自然にできる。しかも折りたたみではないのでガタつきは皆無だ。
 キーストローク(打鍵の深さ)はそれなりだが、この手の端末としてはかなり良い感触の部類ではないか。ペコペコとした感触はなく、きちんと打鍵に呼応して入力をしてくれる印象だ。ひたすら文字を打つ仕事、というのなら、確かにPCに接続してある東プレのRealforceの方がいい。しかし、ポメラに求めているのはキーボード入力作業ではなく、思考プロセスを余計な要素なしに文字にしていく作業だから、このハードで十分だ。
これで約100行ほど入力したが、追随性もよく、誤打鍵も誤変換もほぼなしだ。
携帯できる入力端末で、この気持ちよさが味わえるものは他にないのじゃなかろうか。
NECのモバイルギアも使ったし、シグマリオン3も使った。SONYが作ったアップルのノートPCも使った。だが、それらの「歴史」を踏まえても、このDM200が一番手になじむ。

画面のスクロールも十分な速度があるし、最初から違和感なしに使える。
もっと早く買えば良かった、と正直に言える一台になった。

4,使う人を選ぶ道具ではある

 私にとっては大正解だったが、この端末は使う人を選ぶと思う。とにかく文章をいつでもどこでも同じ環境で打ちたい人には向いている。逆に、スマホやタブレットのように多機能なものを求める人は不自由を感じるだろう。
正直のところ、最初は「このスペックで折りたたみにしてくれたらよかったのに」と思った。しかし、折りたたみでないからこそのソリッドな打鍵感だし、電池駆動ではこのDM200に搭載されたATOKの性能は出せなかったのだろう。
そう考えれば、DM200が自分にとっての最適解だったのだと改めて思う。

この夏、このポメラDM200を使い倒して、なんとか原稿二本を仕上げたい。

師匠の新盆には間に合いそうもないけれど。



ポメラDM200

2018年07月15日 03時28分21秒 | ガジェット
今時、ただ入力するだけの端末に40,000円近く出費する意味があるだろうか、と自問すること数ヶ月。迷いに迷った末、

pomeraDM200

を昨日購入した。

DM200は、キングジムという文具メーカー(テプラを出しているところ)から発売されている、印刷機能のなワープロのようなもの。つまり文書を作ってメモリに溜める、それだけの機械である。

取り出すにはWi-FiでGoogleのアカウントを用いてメールをするとかサーバーにファイルを置くてかする方法もあるわけだが、文書内容をQRコードに変換して画面に表示し、それをスマホで撮影するのが一番手軽だ。

(この文章も、そうやって転送したものです……という 「この注釈」はスマホで付け加えてますが)



かつて、富士通から出ていたポケットオアシスとか、NECから出ていたモバイルギア、あるいはNTTdocomoからだったか出ていたシグマリオンとか、いわゆる携帯入力端末はいろいろあった。

オアポケは(たぶん高くて)買えなかったが、残りの3つは手にしたことがある。 そして、いろいろ遊んだ記憶もある。

だが、デジタルガジェットとしていろいろいじってはみたものの、使いこなしてまともな文章をそれで書き上げた、ということはなかった。

それらは私にとって「文房四宝」としての役割を果たしたというより、結局「玩物喪志」を体現するおもちゃの類いでしかなかったのだ。

還暦も過ぎ、やり残したことがあるなら石に刻んでおかねばならない。そう考えてなお、道具選びをしている自分には呆れ返るしかない。

それを重々認めた上での話、結論から言って、このポメラDM200は素晴らしい入力端末だ。

もちろん、据え置きのPCの前で仕事を完遂できる人なら、これはいらない。

また、持ち運びできる小型PCを持っているなら、それを使えばよろしい。

あるいは、スマホ+Bluetoothキーボードで入力するという環境に満足できる人もそうすればいい。

だがいったんこのDM200の環境を手にしてしまうと、持ち歩きできる端末としてこれ以上のものは考えられなくなる。

ヨドバシカメラ郡山の店員さんは、適切にも

持ち運ぶならDM30
持ち出さずに机の上で使うならDM200

とアドバイスしてくれた。

たしかに、DM30は三つ折りになってバッグに収めやすいし、駆動電源も単三電池もしくはエネループだから出先でも切れる心配がない。

一方DM200は、横幅がなんと260mmほどもあり、小さなバッグには入らない。事実私の愛用している吉田カバンの小型ショルダーバッグ、ポータータンカーには、どこをどう頑張っても入らない。

だから、このDM200を持ち歩くためにはバッグを新調しなければならない。本末転倒もいいところである。

しかし、いつでもどこでも完全に固定されかつブラインドタッチが可能なピッチを備えたキーボードが使えるというメリットは、他の方法を以て替え難いものがある。

今、液晶保護シールを貼って試しの入力を始めたところだが、この選択は正しかった、という甘美な感触を味わっている。

DM200は、いつでもどこでもキーボードで文章を入力したい人にとって、考慮すべき選択肢の一つだと思う。

少なくても私にはもはやこれ以外に考えられない。

さて。

私が次にするべきなのは、DM200を外に持ち出すために最適なバッグを買いにいくことではなく、締め切りを延ばしに延ばしている原稿を書き始めることなのはわかっている。わかっていながら、このレビューもどきを書いている心の弱さを如何せん……

(このブログ原稿は、pomeraDM200で書き、QRコードでスマホに転送し、修正・追加したものです)

何で書くか、それが問題か?

2018年07月08日 17時48分10秒 | ガジェット
4月に2万円以上掛けて修理したXperiaZ4tablet
がまた故障した。

文字など何を使って書いても同じだ、というのは重々承知の上で書くのだが、道具がうまく動かないと調子が出ないということは間違いなくある……と思う……たぶん……。

XperiaZ4tablet

は、10inchdisplayを持ったタブレットでは発売時に最薄・最軽量を誇ったSONYの製品で、おそらく今でもこれ以上軽くて薄いタブレットはどこからも出ていないはず。

専用のキーボードも15,000円ぐらいしたのじゃなかろうか、正確な金額は覚えていないが、けっこう高いと思った記憶がある。
しかし、それだけに形もぴったりで、出先で腰を落ち着けて行う文字入力はほとんどこのXperiaZ4tablet
以外使わなくなっていた。

それが、壊れた。

そういう道具が使えなくなると、本当に困る。

今はスマホをスマホスタンドに立てて、キーボードだけXperiaZのものをBluetooth接続の上入力している。

まあ、これでも書けるといえば書ける。

PCを立ち上げてChromeを起動し、ブログサイトに行って書けばそれでもいいし、editorで入力してから流し込めばそれでも構わないのだ。

でもね。

身体とのシンクロ率の高い、満足度の大きい環境での仕事と、我慢しながらの仕事とでは、楽しさが違う。

もう一度繰り返しておくと、文字なんてプリンタ用紙に鉛筆で殴り書きをしようが、iPadproになんとかペンシルで手書きしようが、原稿用紙に万年筆で書こうが、中身に本質的な影響はない。

文字はそれだけ抽象度の高いメディアだ。
それは分かる。

しかし、道具に依存するっていうことはあるんだよ、間違いなく。

仕方がないから(Wi-Fiを掴めなくなってしまったのです)、もう一度修理に出しました。

しかし、こんなことが続いては原稿締切が重なってきた夏休み、辛いことになる。

というわけで、ポメラのDM30とDM200を物色中。
ところが、いわき市の家電店では、ケーズデンキもコジマ&ビッグカメラもヤマダ電機も、現物を置いていないという現実。

郡山市のヨドバシ地下にはあったんだよなあ…………。

moperaというのはキングジムという事務機屋さんからでている文章入力に特化した潔い端末。
DM200が自分の常用しているカバンに入るんだったら購入決定なのだけれど、いかんせんキーピッチを19mmとったために長すぎて入らない。

DM30は折りたたみだけれど、ATOKの世代も古く、キーボードの入力に表示が遅れがちとの評があって、ブラインドタッチの速度にこだわる自分としては実機を触りたい(のに地元にない)。

週日の夕方、郡山まで行きますかねぇ。とりあえずは修理が前回のやりなおしで無料になるかどうかの連絡待ち、でした。

ふいー。
正直万年筆だと時間がかかるから、文章を選ぶんだよね。
期限のあるレポートなどは電子的な入力に敵わないからなあ。

という不完全燃焼の週末でした。

nemonicの使い勝手

2018年01月25日 16時49分00秒 | ガジェット
付箋紙プリンタのnemonicを使い始めて、いろいろ気づいたこと。

まず○から。
①印刷が速い。
②複数(20台?)端末で利用可能
 (Bluetooth接続)
③手書きも写真も打ち込みもok.
④Dropboxとの連携も可能。
⑤結構デザインが可愛い。
⑥別のソフトからも印刷できるプラグインが、用意されており、写真など、自在に(クオリティはそれなりのイラスト風です、念のため)

次に×を。

①ロール紙が、付箋よりはちょっと高めか?楽しいのでついたくさん使いたくなる。
②写真×イラスト×活字の混在は苦手。
③文字間や行間の調節ができない。
④一枚の付箋に文字列オブジェクトが一つのみ。凝った遊びをするには手間がかかる(出来ないわけではないが簡単でもない)。
⑤印刷に失敗しましたというエラーがしょっちゅう出る(実際には滞りなく出来ているのに)。

結論。
とにかく付箋にメモするのが楽しくなる。色々な付箋の枠を自分でこしらえ、保存しておける楽しみは 「かなり」幸福度が高い。不満な点もあるが、 「買って良かったガジェット」になりそうな予感である。

ネモニック(nemonic)というメモプリンターが楽しい。

2018年01月22日 21時25分13秒 | ガジェット
一度百円ショップのブロックになっている付箋紙を買ったことがある。ところが、紙はまあ悪くないのだが、糊が残念だった。粘着力が強すぎてブロックから剥がすときに裂けてしまう場合があるのだ。
たから、ブロック付箋紙については結局定番のポストイット(3M)になっていた。

ところが。

先週ネモニック(nemonic)という付箋プリンターがあるのを知ってしまったのである。


詳細は例えばこちらへ

おもしろい!
ただ、今日びプリンターなんぞは3,000円~5,000円も出せば取り買えてしまう。

そしてブロック付箋紙もせいぜい数百円。

いくらおもしろいからと言って、一万数千円もする付箋紙プリンターを誰が買うのだろう。

で、買ってしまいました。



我ながらいかにもガジェット好きの人柱っぽい消費行動……と思ったが、これ、意外に楽しいです。

メモって、書いたけど読めないってこと、ないですか?
スマホで書いておけばそんなことはない。人に伝言するにもキレイに渡せる。
そして、写真も手書きも活字も、自由自在に付箋化できてしまう。
さらに、単なるミニプリンターとしてももちろん使用可能だし、結局のところ、沢山あるテンプレート一つををプリンタに保存しておくと、スマホなしでもそのテンプレートをボタン一つでグイーンと繰り出してカットしたくれる。つまり、電動付箋供給機にもなるのだ。
スマホ内にはテンプレートが60以上あるから、好きなテンプレートも選んで登録できる(登録後はスマホ不要)。
また、スマホを起動しておけば、手書きに活字を加えたオリジナルな付箋が、自由自在に作り放題。

付箋好きなら一台あっていいんじゃなかろうか。
加えてBluetoothでスマホ20台まで接続可能だから、いろんな使い方ができそう。

あとは実売15,000円という金額を、この付箋紙遊びに出せるかどうか、が問題ですね(笑)

カートリッジは200枚で1000円ほどとリーズナブル。
100円ショップ付箋紙ブロックで十分という方は不要でしょうが、メモや付箋紙に興味のある方にはなかなか楽しめる一品です。




Universal Foldable Keyboard の魅力

2017年08月14日 23時21分30秒 | ガジェット

MicrosoftのUniversal Foldable Keyboard(ユニバーサルフォーダブルキーボード。以下MUFと表記)
の使い勝手を書いておく。


☆良い点

1,安定性抜群!
今までもスマホや7インチタブレットに出先でまとまった量の文章を入力する場合、折りたたみのBluetoothキーボードをよく使っていたが、がたついて安定しないことが多かった。
しかし、このMUFは机の上に開くと完全にフラットになりガタツキのでる余地は全くない。
これは画期的だ。

2,軽くて薄い。
今までもガタツキのないき折りたたみキーボードがなかったわけではない。
3EのModel:3E-HB066
などは、しっかりした作りでストロークも深く、打ち易さではMUFを上回る。
しかし、厚みは1CM以上あり、重さも重い。
対してMUFは、圧倒的に薄くて軽い。どんなバッグにも入れることができ、バッテリーも3カ月は保つという。
打鍵感も想像していたよりずっと良い。長時間打っていても負担になるものではなさそうだ。
もちろん、がっちり原稿をひたすら入力するのであれば、もう少し大きめでストロークの深いキーボードの方がよい。しかし、持ち運びをして出先で考えながら入力をする場合、打鍵の感じはこれで十分だと思えるレベルである。

3,Bluetooth接続が素早くかつ安定している。
一度に2台まで登録でき、それを一発で選択できるから、Bluetooth接続の待ち時間がほとんどなく、快適に入力を始めることができる。
かつて接続に時間がかかっていた頃と比較すると隔世の感がある。3Eのキーボードは打鍵ストロークが深く気に入っていたのだが、Bluetooth接続に手間取ることが多く、ついには接続しなくなってしまった。
こういう安定性はBluetoothの場合かなり重要だ。

4,マルチOS対応。
Winfdows,Android,iOSいずれにも対応しており、かつキーボードの違いもキー表面に表記されているので、どのOSを使っても戸惑うことがない。

☆残念な点
1,キーボードの真ん中が空いている。

このキーボードは右手と左手の間に折りたたみのための「マチ」があり、その分普通のキーボードより左右の手の間隔を広くとる必要がある。それがいささか慣れにくい。

具体的にいうと、二段目のキー
左半分ASDFGと右半分HJKLの間に2cmほどの幅が空いている、その幅の間隔がなかなかつかめないのだ。

あらかじめ左右の手の距離をとって、手首を机に固定した上で打てば、けっこうブラインドタッチできる。
だが、手をいったん机から離してしまうと、つい「K」のつもりで「J」を押すことになってしまう。
もちろん、10分~20分も打てば慣れてくるので、ほぼ間違えずにブラインドタッチができるようになる……のだが、ふとした拍子に手を机から離すと、もう一度ポジショニングを明示的にしなおす必要がある。

積極的にこのキーボードに慣れる意識が必要かもしれない。

2,個別に対応の確認が必要。
現在、HuaweiのMate9というスマホとPLE-701Lという7インチタブレットを二台登録し、AndroidのAtokを利用している。

Mate9の方はMUFを接続するとソフトキーボードが隠れ、画面を広く利用できるのだが、7インチタブレットの方はソフトキーボードが表示された状態でないと日本語入力ができない。

設定ではどちらもハードウェアキーボード接続時にはソフトウェアキーボードを隠す設定になっているのだが。

そういう細かいところには差があるので、購入前に実機で接続してみることが望ましい。

総評
Bluetoothキーボードは何台購入したか分からないほどだ。
一時期はappleのフルキーを持ち歩いていたこともある。
だが、小さなバッグ一つで移動している出先で、スマホしか端末がない状態である程度の入力量が必要な場合、これが現在のところベストチョイスだと感じる。
ほとんど平面に近いキーボードなので最初は少し違和感があるかもしれないが、なにせ折り畳んだときのコンパクトさは圧倒的にすばらしい。
10インチのキーボード付きタブレット端末を持ち歩く時以外は、これが定番になりそうだ。

Huawei Mate9でY!mobileのMMSを受信する方法。

2017年07月14日 16時19分18秒 | ガジェット
Huawei(ファーウェイ)のMate9というスマホを購入したところ、3週間経ったところで立ち上がらなくなった。

画面が点滅し続けている様子からすると、「立ち上がろうとして頑張ってはいる」のだが、すぐ闇に引きずり戻されてしまうという印象だ。

まあとにかく立ち上がらない。

幸いアマゾンが正規代理店になっていたため1ヶ月は無料交換が可能とのこと。返送手続きを取った直後には別の新品の配送手配が済んでいた。

アマゾン、素敵。

ところがその後、意外な難関が待ち受けていた。

Y!mobileのMMS問題、である。 

MMSとはいわゆるキャリアメールで、格安SIMには無関係かと思っていたら、

DOCOMO→@docomo.ne.jp
au →@ezweb.ne.jp
SoftBank →@softbank.ne.jp

のようなものがY!mobileにもあり

Y!mobile→@Y!mobilene.jp

宛てにメールが届く。

ところが、(格安)SIMフリー用の汎用Android端末であるHuawei Mate9には、キャリアのMMSを受信するソフトが入っていない。

予めインストールされている
メッセージ
というソフトではSMSメール、いわゆる電話番号によるショートメールしか想定していないのだ。受信はするが、開けないという中途半端なことになるのだ。

まあ、それならそれでY!mobileのキャリアメールなど使わなければいい……ようなものだが、なんだかときどきY!mobileから連絡メールが届くのである。

悩ましい。

実は、最初の筐体の時にY!mobileの設定をした際は、Y!mobileメールというソフトをダウンロードすると、自動的にMMSメール相当の何か無意味な文字列のアドレスが(なにも設定していないにも関わらず)既に作成中されており、なんとそのアドレスに自分がY!mobileのサイトで設定したMMSメールアドレス宛てのメールが届いていたのである(読み書きともに可能だった)。

ところが、Mate9の本体交換後にソフトをインストールし直したところ、そのアドレスは二度と現れず、Y!mobileのMMSメールは読めなくなってしまった。

SIM提供会社から届くメールは内容が気になるのが道理。
なんとか受信できないものか、と調べた結果を下に書いておく(必要とする人は少ないかもしれないけれど)。

1,Y!mobileメールを削除する。

2,SoftBankメールをダウンロード

3,本体の設定で、APNを以下のようにする。
(設定→その他→モバイルネットワーク→アクセスポイント名→Y!mobileAPN→アクセスポイントの編集)





4,Y!mobileのSIMをスロット1に入れる。

以上でMMSメールを送受信することがてきました。

設定は、たまたま通っただけかもしれませんので、あくまで参考まで。

SIMフリーのスマホでMMSメールを送受信するのには工夫が要る、という当たり前といえば当たり前の話でした(^_^;)





Y!mobileのデータ無料増量のやり方が、わかりにくい

2017年06月10日 14時55分47秒 | ガジェット
Y!mobileは無料データ増量の使い勝手がとても悪い。

まず、データ量の上限が来ると自動的に低速になる。
これはどこも同じだ(IIJもFREETELLも)。

ちがうのは、そこから先。
無料データ分を持っている人は、基本低速になってから高速に戻す手続きをサイト上ですることになる。つまり、一旦低速になってから手続きの必要があるわけだ。

まあ、これもいいとしよう。

問題は次から。

Y!mobile側のキャンペーンによって無料データが付与されている場合、その量を500Mごとに一回と自分でカウントして、低速化をしない回数の数字をサイトで入力しなければならないのだ。それを自分で入力しておくと、低速化を防ぐことができる。良かったよかった……いや、待てよ。

無料なら、そっちで自動的に判断して、無料高速データ分を使い切ったら自答的に低速にすればいいじゃん!?

さらに問題なのは、サイト内にがちゃのようなものがあり、何日かに一回回してポイントをもらったり、別の特典などによって無料データが別途付与されるサービスがあるのだが、この無料付与は、必ず一旦低速になってからそれを解除する手続きをしなければならないのだ。

つまり、無料データの種類によって手続きが異なるのである。
(2017年06月10日現在)

こんなシステム、あり得ない。ダンジョンの宝探しか、とふと思った。

もともと高速データ分を繰り越しできないY!mobileは、データ通信を中心に格安スマホを使うユーザーにとって、これは煩雑なだけでメリットがない。

IIJのちゃんとしたシステムの感触が改めてシミジミと納得できる。

まあ、キャンペーンが効いていて安いうちは我慢してつかうけどね(笑)

ポイントを貯めて無料データをもらおうとするより、効率的なデータ使用を心がけるのが健全、というものだよね。勉強させられました(^_^;)

おそらく、SoftBankのポイントシステムに無理やりY!mobileを乗せているせいか、とも思う。

そうでなければ 「イヤミ」なだけだろう。

高速通信データもちゃんとした商品だし、スマホも立派な製品だ。そういうことを改めてちゃんと考えて使いたい、と極めて個人的に考えさせられたY!mobileの無料データ利用者方法の錯綜ぶり、でした。

格安SIMの速度差の意味とは?

2017年06月02日 18時29分40秒 | ガジェット
今会津若松に来ている。
IIJmioの通信速度は
下り1.33Mbps/上り9.3Mbps

Y!mobileの速度は
下り51.69Mbps上り17.75Mbps

(いずれも6/1(金)18時台の計測)

実に、下りは40倍以上の差がある。

びっくり仰天というかなんというか。

しかし、さらにおどろくべきことに、その遅いIIJmioでもYouTubeは途切れないのだ。
たとえば白井貴子(6/4日曜日いわきでライブ)が普通に観られたりするのである。スピードもいいけれど、20Gバイトとか30Gバイトを使う(つまりは光回線などを持たない)人以外は、必ずしも切実とは限らないんじゃないかな。

実際、たかだか月当たり3Gバイトとか5Gバイトしか割り当てられていないと、映画のストリーミングを見放題、なんてことが出来るはずもない。

確かに速度は遅いより速い方がいい、といいし、自分の回線が他の人の回線より速いと、なんとなく得をした気分にもなる。

だが、その差の意味は用途による。

むしろY!mobileはSoftBankのエリアの弱点を実は抱えたままだったりもする。

繰り返しになるが、速度はあまり気にしない方がいい。最近はLINE(日経トレンディ6月調べ)が速いらしいけれどね。

格安SIMの速度は一つの要素に過ぎない。

2017年05月30日 12時31分48秒 | ガジェット
今まで、BIGLOBE、DTI、FREETELL、IIJmio、Y!mobile(そしてもちろん大手三社)と、5+3社のサービスを利用してきた。
サービス内容はもちろん一長一短あるから、それぞれ最適解は違うだろう。

実質本体無料から始まり、半年3ギガ無料というものもあったし、基本料金三年無料というものもあった。

そういう意味で言うとIIJmioは、派手なサービスは、ない方かもしれない。

だが、高速通信のON/OFFスイッチを備えたのはIIJが早かったし、そのサイトへのアクセスはFREETELよりも高速だったりする。

一方、Y!mobileは通信量の持ち越しが出来ず、特典やポイントで買い物をすることで通信量を 「あたえよう」とする。

通信業社の根本的なサービスは何か、と考えるとき、必要なのは、キチンとした分かりやすく、論理に裏打ちされたサービスの質ではないか。

実はスマホに取って、通信速度は絶対ではない。
そのゲームがスムーズにできるのか?
その映画サービスは途切れないのか?
サイトの必要なアクセスは気持ちよくできるのか?

サーバー側と端末側の必要な条件は、自分の必要な中身によって違ってくる。速度はその中の要素の一つに過ぎない。

私にとっては速度の優先順位は高くない、ということが比較の中で見えてきた。
3~4Mbps出ていれば、それ以上はオマケのようなものだ。

ゲームをやる人、双方向通信をやる人、音楽配信を利用する人、メール程度の人、自分の必要を理解し認識することは、満足に一番近いのかもしれないですね。

では、なぜ遅いIIJmioを止めないのか?

2017年05月30日 12時06分22秒 | ガジェット
通信速度(特に下り)について言えば、UQかY!mobileが大抵の調査で上位に来る。

まあそれはUQはau、Y!mobileはSoftBankがバックにあって回線が実質大手と同じだから、というのが大きいのだろう。

取りあえずは私もauガラケーをY!mobileに替えた。
無制限カケホーダイ→10分カケホーダイにして様子を見ようと思ったのもあるし、たまたまY!mobileの特典が 「道端」に転がっていたから、ということもある。

だが、昨日Y!mobileに入ってはじめて気づいたのだが、Y!mobileは、TポイントカードとYahoo!Japanのコラボレーションが半端ではなく、これをやるとポイントが何倍、あれをやるとさらに何倍、そしてそのエコシステムの中で買い物をすると、無料通信量が提供される、などのいわゆる 「特典」がてんこ盛りなのだ。
言われるままにソフトを導入していたらスマホのホーム画面はいつの間にかYahoo!JapanとY!mobileのアイコンで埋め尽くされてしまったではないか!!

雑誌の7,000円引き特典に惹かれてY!mobileの圏域(実はSoftBank&Yahoo!のエコシステム)に入ってはみたものの、真面目にくじを引いたりソフトを使ったりしていたら、完全に取り込まれて 「お客さん状態」になってしまう、と思った。

ポイントが何倍になるのはもちろんメリットだ。買えば買うほど得になる、というのは、売り手も買い手も一見win-winのようでもある。

しかし。

おそらく私は、7カ月の特典が終わったなら、IIJmioに音声SIMをMNPするだろう。その時点で10,000円を払っても、元は取れている。むしろ自分の経済活動がたった一つの環境に 「支配・統合」されていくのはちょっとどうかと思う。

なぜIIJかといえば 「手触り」がいい。

バーチャルなWeb上の商売であることは同じなのだが、そしてY!mobileはショップで対面販売もしているのだが、商売の 「設計思想」が違うと思う。SoftBankは株を買っておくべき会社であって、その顧客になる会社ではない。そう思う。

そういう感触って大事じゃないかな。

そうはいっても特典攻撃に 「転んだ」私にえらそうなことをいう資格はない。
今はとりあえず、7カ月間のwin-winを享受しておく。