しばらくスタジアムで応援ができていないのが残念だが、やむを得ません。
前節はホームJビレッジでの手痛いドロー。しかも2-0とリードしてから追撃を受けるという実に残念な試合展開でした。
今回はアウェーで上位松本山雅FCとの対戦。なんとか勝利がほしいところ……なのだが、なかなか難しい試合になりました。
38分、先制したのはいわきFC。岩渕のボールを受けて日高がエリア外から低く速いボールでゴール。日高、やりますね!さすがいわきFCのサイドバックは嵯峨も日高も得点に絡む活躍を続けています。頼もしい限り。
ところが、前半アディショナルタイムに外山が、ゴール前、ヘッドで落ちたボールのところに詰めていって押し込むゴール。
さらに後半52分。再びゴール前のルーズボールを今度は左側からシュート。
外山の2ゴールで負けてしまいました。
松本山雅はやはり強いですね。
一方いわきFCは前節に続いて2失点。
前節の場合は、サイドからのカウンターで、エリア内にセンタリング1本でゴールという2失点でした。戻る前にシンプルに取られちゃった感じですね。
さて松本山雅の強さはどこにあるのだろう?と思って、今、もう一度DAZNで試合を見直してみました。
前半アディショナルタイムの外山のゴールは、1本43常田の長いボールが左から出て、それを32横山がぎりぎり追いついてセンタリング。
そのボールをファーサイドからヘッドで32小松が落としたところに23外山が詰めてゴールということになりました。
前節と同様に、素早い1本のボールからの素早いセンタリングでゴール前に詰めた選手に押し込まれる展開でした。
やはり、守備をコンパクトにして前で守るのはいいのだけれど、サイドから走られる、あるいは長いボールが出たときに、ゴール前を守り切れていない状態での失点が、前節から3点続いている印象です。
サイドバックが攻撃に参加する強みは、サイドの裏を取られる危険と裏腹でもあるんでしょうね。
あとは、ラインを上げてコンパクトに、前から守備をしている限りここはどれだけ守備のラインをコントロールできるか、裏を取られたときにどれだけ早く戻れるか、など、難しいところがあるんでしょうね。
両サイドバックの上がりが強いいわきFCですが、その分、相手が速い速度であるいはロングボールでサイドを上がった場合の守備は見ていて心配になります。
バックが対応して時間をかけている間に中央の守備が整えばそれほど失点は多くない印象ですが、
松本山雅もボールを支配しながら組み立てるというより、長めのボールを入れてくる印象がありました。
さて、後半すぐにまた外山の2点目のゴールが生まれます。
これは戻りが遅いというのではありませんでした。サイドから何度かボールを入れられて守備を強いられている中、左側から32横山が左から切り返し、15菊井が低いボールを入れる。それが選手に当たってルーズになったところを、再び詰めていた23外山が鮮やかにシュートを決めました。
32横山から23外山の流れは強い。
1点目はいわきFCがここ最近点をとられる時のパターンでしたが、2点目は松本山雅FCの力が勝った、といわざるを得ないと感じます。FWの外山が二つともそこに詰めている、というのもこの試合についてはもちろん「やるなあ」という感じですが、横山がうまい。動きもいい。
システムも違うので一概には言えませんが、横山という選手の動きは印象に残りました。
ちょっと気が早いですが、これを書いている16節を終わった時点で
松本山雅FCといわきFCは、10勝2敗4分け、勝ち点34で並んでいます(得失点差でいわきFCが2位)。
実に負けはこの2チームだけ2敗です。首位の鹿児島は3敗(勝ち点は35)、それ以外のチームは長野が4敗の他は全て5敗以上です。
17節以降、松本山雅FCといわきFCの競争に目が離せません。
……と、ちょっと先走りすぎたかな。
ともあれこの松本山雅FC戦の負けは、実に厳しい一敗になりました。
後半も松本山雅FC,注目ですね!
この前いわきの地元で友人と飲んだときに話題になったのは、
「いわきFCの活躍はうれしいけど、昇格してすぐの1巡目はいわきFCの良さが出てるよね。これから2巡目になって真価が問われるよなあ」
という点で意見が一致しました。
得点の切れ味は前半を通して変わらないと思います。複数の選手が、メンバーが変わっても得点できる強みがある。
他方、守備は弱みを修正しながらここまで来ている印象です。
複数失点が続いた前節と今節、守備に不安がありますが、きっとそこを修正してくれるんじゃないかな。
期待しつつ応援します!