監督と選手、スタッフにコロナ感染の影響が出て、中島 俊一コーチが指揮を執ることになった一戦でした。
選手は、前節からメンバーを二人変えてきました。
4星キョーワァン(CB)に変えて、35江川慶城(CB)
31鹿野修平(GK)に変えて、1田中謙吾(GK)
結果としては4-0の快勝でした!
今回印象的だったのは(どうしても)主として得点シーンになります。
特にFWの34古川大悟に鮮やかな1点目のヘディングシュートが生まれたのがうれしかったです。
前節、古川選手の得点シーンが観たいなあ、と思っていたので、なおさらうれしかったですね。
それにしても古川が決めた1点目の、2嵯峨理久の的確な右からのクロスが絶品でした。
二人の連携は「芸術品」でしたね。
2点目は、後半から19岩渕弘人と交代したばかりの11有田稜(FW)が決めてくれました。ディフェンスが詰めてきてコースを消しているところ、キーパーの守備範囲とディフェンスの間を冷静に抜いてのゴール。クールなシュートが印象的でした。
思えば前回の対愛媛戦での勝ち越しゴールも終盤ぎりぎりでの交代直後でした。
さらには相手ディフェンダーのハンドによるPKを10有馬幸太郎が右隅に決めて3点目。
PKは決めきってくれることがとても大事ですから、本当にファンとしてはとてもありがたいゴールでした。
4点目は相手ディフェンダーのオウンゴール。
長野には後半つらい試合展開になってしまいましたね。
でも、いわきFCが成績を伸ばしてくれば、当然相手の当たりもどんどん厳しくなっていくと思います。
いわきFCの快進撃が続いていて、とてもうれしい限りです。
心配事があるとするならば、大倉社長も書いていましたけれど、勝ち負けにファンがこだわりすぎて様々なことに対するリスペクトを薄めていってしまうこと、でしょうか。
「勝ち負けよりも大事なことがある」
という姿勢に私は惚れています。もちろんサッカーに限らずプロスポーツのスタジアムに集うわが地元のサポーターたちは全員チームの勝利を願っています。しかし、やはり、「勝ち負けより大切なものがある」っていうところに対する共感は一番に持っていたいです。
それは、まず第一に、浜通りの「復興」(いろいろ多義的で問題含みであることは承知の上でそれでもなお)を、スポーツを通じてその「姿勢」として全世界に示してくれるってことです。
そして第2は、その諦めないひたむきな「姿勢」を、世界のサッカーファンに認めてもらうことです。
勝ち負けを優先して、相手チームに対するリスペクトを見失うようなサポーターにはならないように自戒しつつ、ステキな応援をし続けたいな、と思います。
その思いを届けるために強くなる、ということは大切だし必須かもしれません。と同時に、強さだけが届いても、「お届け物」としては全く意味はない。どうせ世界中でどこかのチームは強いに決まっているのですから。
いわきFCだからこそ、っていうところに惹かれています。
これから一年、にわかファンですけど、一生懸命に応援します(笑)。
あ、最後になりましたが、今節のDFの35江川慶城(CB)投入は、非常に試合を安定したものにしてくれていたのではないか、という(素人ながらの)印象を持ちました。4星キョーワァンは、上背もあり、高い位置でのヘディングによるディフェンスには力があると感じていましたが、足下にボールがいくといささか安定感に不足を感じる(素人目にはらはらする)ところがありました。
前半長野のシュート数がゼロに終わり、後半はいわきFCの小刻みな加点もあって、ディフェンス陣に大きな問題が見えなかったということもあるので、まだ分かりませんが、安定感は江川選手の方に感じたように思います。
今後とも切磋琢磨して高い水準のディフェンスを見せてもらえるとうれしいです。
『甦るレヴィナス』小手川正二郎
こちらはどちらかと言えば理論編。改めてがっちりレヴィナスを精度高く読み込もうとする著作。
こちらは現代におけるレヴィナスの受容と応用の論集。
筑摩書房から出た『当事者は嘘をつく』小松原織香
語り得ることなどあるのだろうか、という疑問が、幾層にもなって形を得ないまま雪崩壊れ落ちていく感覚、とでもいえばいいでしょうか。
とにかく読んでいただければ。
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得点シーンは前半、右からの2番嵯峨理久のセンタリングに19番岩淵が決めるゴール。
富山は後半、裏に出したボールをキーパーとの1対1から大野選手かな?決める。
全般に、パスをつなぐというよりはロングボールを確保して攻める形が両チーム多かったように思います。その中で、ディフェンスラインを超えて大野選手に走られたのはこの1度だけ。ここが抑えられていれば、と思うのはひいきの思いですよねぇ。
そういう闘いになりそうなことは両チームのスタイルから想像はできた。
失点を残念がるよりは、シュートを願いつづけたいと思います。
それから、少し気になったのは4番星キョーワァンのパスの出し方ですかね。