龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
いわきFCの応援とキャンプ、それに読書の日々をメモしています。

2022/04/18

2022年04月18日 15時35分35秒 | いわきFC
昨日のJ3の第6節、
いわきFC×FC今治は
0-1
で残念ながら今治の勝利でした。
いわきFCは今シーズン初めての負け。

まあ、全勝では終われませんよね。

そして福島ユナイテッドはなんと終了間際ギリギリでの得点で勝利!

福島ダービー(サッカーでは、同じ地域のチーム同士が戦うこと)がさらに楽しみになってきました。

昨日の試合で言えば、前半・後半共に立ち上がりの攻撃が強く厳しく、試合の最初はなんとかいわきがしのいだものの、後半開始直後には右からの攻撃で一点を失ってしまいます。

先週第5節の長野戦では、後半立ち上がりにいわきの有田が持ち込んで狭いコースを見事に突いて得点して見事な展開に持ち込んだのですが、
昨日は今治にそれをやられてしまいました。

いわきも得意の後半、押し込む時間帯が増えていきましたが、なかなかゴールに届きませんでした。

特に前半今治の良いところが出ていたように思います。いわきが中盤からボールを出そうとすると、今治は複数の人数を寄せてきて、いわきはなかなかフォワードまでボールを繋げられません。いつもなら快適なリズムで上がっていく嵯峨・日高両サイドバックが、そういう仕事をさせてもらえませんでした。

特に中盤にボールが出たとき、今治の33マルクス・インディオという選手がボールを受けることが多く、そうなるとなかなかいわきはこのボールを奪えない印象。フィジカルの強さ、ボールの保持力の高さにほれぼれしました。

引き分けにはなったもののカターレ富山との試合も、当たりか強く、厳しい競り合いをしなければなりませんでした。

今治はそれに比べると、組織的にボールを奪いに来る速度が速く、こちらのパスが通る前にそのコースにきたり、あるいはパスを受ける選手に素早く詰めて奪う、というシーンが多く見られました。

他の試合で通用したパターンが、今治には対応されていた、ということてしょうか。ガチンコ対決の富山とはまた違った強さを感じました。

後半、いわきFCのファウルが多かったのも、今治の動きを止めるためだった、ということかもしれません。あるいは、今治が上手にファウルをもらっていた、ということでしょうか?

もう少し試合を見て勉強し、それぞれの力が解ってきて初めてその辺りの機微が理解できるのかもしれません。

でも、最後まであきらめることなくゴールに向かって戦う姿勢を示してくれたいわきFCの選手に感謝です。
今終盤の時間帯には治の選手がいわき側のコーナーでボールを保持し、時間を稼ごうとしていましたが、なんとかそこを切り抜けて攻撃に繋げる努力を続けていました。

サッカーの得点(失点)は一瞬ですものね。

フォンとしても、一瞬たりとも気を抜くことなく応援していきたいです!
また来週!







J3第5節 いわきFC対AC長野パルセイロ

2022年04月13日 22時08分32秒 | いわきFC

監督と選手、スタッフにコロナ感染の影響が出て、中島 俊一コーチが指揮を執ることになった一戦でした。

選手は、前節からメンバーを二人変えてきました。

4星キョーワァン(CB)に変えて、35江川慶城(CB)
31鹿野修平(GK)に変えて、1田中謙吾(GK)

結果としては4-0の快勝でした!
今回印象的だったのは(どうしても)主として得点シーンになります。

特にFWの34古川大悟に鮮やかな1点目のヘディングシュートが生まれたのがうれしかったです。
前節、古川選手の得点シーンが観たいなあ、と思っていたので、なおさらうれしかったですね。

それにしても古川が決めた1点目の、2嵯峨理久の的確な右からのクロスが絶品でした。
二人の連携は「芸術品」でしたね。

2点目は、後半から19岩渕弘人と交代したばかりの11有田稜(FW)が決めてくれました。ディフェンスが詰めてきてコースを消しているところ、キーパーの守備範囲とディフェンスの間を冷静に抜いてのゴール。クールなシュートが印象的でした。
思えば前回の対愛媛戦での勝ち越しゴールも終盤ぎりぎりでの交代直後でした。

さらには相手ディフェンダーのハンドによるPKを10有馬幸太郎が右隅に決めて3点目。
PKは決めきってくれることがとても大事ですから、本当にファンとしてはとてもありがたいゴールでした。

4点目は相手ディフェンダーのオウンゴール。

長野には後半つらい試合展開になってしまいましたね。
でも、いわきFCが成績を伸ばしてくれば、当然相手の当たりもどんどん厳しくなっていくと思います。

いわきFCの快進撃が続いていて、とてもうれしい限りです。

心配事があるとするならば、大倉社長も書いていましたけれど、勝ち負けにファンがこだわりすぎて様々なことに対するリスペクトを薄めていってしまうこと、でしょうか。

「勝ち負けよりも大事なことがある」

という姿勢に私は惚れています。もちろんサッカーに限らずプロスポーツのスタジアムに集うわが地元のサポーターたちは全員チームの勝利を願っています。しかし、やはり、「勝ち負けより大切なものがある」っていうところに対する共感は一番に持っていたいです。

それは、まず第一に、浜通りの「復興」(いろいろ多義的で問題含みであることは承知の上でそれでもなお)を、スポーツを通じてその「姿勢」として全世界に示してくれるってことです。

そして第2は、その諦めないひたむきな「姿勢」を、世界のサッカーファンに認めてもらうことです。
勝ち負けを優先して、相手チームに対するリスペクトを見失うようなサポーターにはならないように自戒しつつ、ステキな応援をし続けたいな、と思います。

その思いを届けるために強くなる、ということは大切だし必須かもしれません。と同時に、強さだけが届いても、「お届け物」としては全く意味はない。どうせ世界中でどこかのチームは強いに決まっているのですから。
いわきFCだからこそ、っていうところに惹かれています。

これから一年、にわかファンですけど、一生懸命に応援します(笑)。

あ、最後になりましたが、今節のDFの35江川慶城(CB)投入は、非常に試合を安定したものにしてくれていたのではないか、という(素人ながらの)印象を持ちました。4星キョーワァンは、上背もあり、高い位置でのヘディングによるディフェンスには力があると感じていましたが、足下にボールがいくといささか安定感に不足を感じる(素人目にはらはらする)ところがありました。
前半長野のシュート数がゼロに終わり、後半はいわきFCの小刻みな加点もあって、ディフェンス陣に大きな問題が見えなかったということもあるので、まだ分かりませんが、安定感は江川選手の方に感じたように思います。
今後とも切磋琢磨して高い水準のディフェンスを見せてもらえるとうれしいです。


河村厚『スピノザとフロイト』関西大学出版部刊

2022年04月05日 01時06分57秒 | メディア日記
待っていた一冊が届いた。
前作というかこの前の論文集

『存在・感情・政治-スピノザへの政治心理学的接近-』2013年

の続編にあたる。

簡単にざっくり言ってしまうと、スピノザのコナトゥス(自己を維持しようとする努力)という考え方についての自己発展性と倫理の関わりを論じた前の本の応用編として、フロイト、ダビンチ、ハイネ、ゲーテ、ネグリ=ハート、ドゥルーズ、レオ・シュトラウスなどとの関係において論じている本ということになる。

自分の文脈に引きつけて「自由に」スピノザ的イメージを利用するのではなく、スピノザの、テキストと上記思想家たちのテキストを丁寧に突き合わせて進んでくれるので、専門的な論文ではあっても、素人を誘ってくれる道筋が見える。

まだ読み始めたところだが、極めて興味深い。
読み終えたら改めて感想を。


足踏みしていたレヴィナス本に取り組み始めた。

2022年04月05日 00時40分52秒 | メディア日記

『甦るレヴィナス』小手川正二郎

こちらはどちらかと言えば理論編。改めてがっちりレヴィナスを精度高く読み込もうとする著作。
私も早わかりで、レヴィナスといえば「他者論」だろう、とかユダヤ教的思想家なんだろう、とか、ざっくりした早わかりの印象しか持っていなかった。
なにせ私はレヴィナスが真っ向から否定するスピノザを、読むのが趣味ですし。

でも、後述する応用編的など本にもててくるけれど、「当事者」性を重んじる研究ではむしろ(スピノザなんかよりもずっと)重要な思想家としてしばしば言及されているのは間違いない。
このあたりで勉強しなきゃなあ、と思いつつ途方にくれていたら、持つべきモノは先達です、この二冊を紹介してくださったばかりか、著者のかたから複数冊受け取ったから、ということで、頂戴してしまいました!
大事なのはそこじゃないんですが、でも、勉強って1人だけじゃなくて、こうして示唆や支援があって成り立つのだ、と改めて感謝です。
本の内容は改めて。


こちらは現代におけるレヴィナスの受容と応用の論集。
国際シンポジウムの記録という形です。

この二冊を見ると、今のところレヴィナスがどう読まれているのか、またどう読み得るのか、が、素人にも分かってくる仕掛けかな、と。
これから読む本二冊、です!




読むべし『当事者は嘘をつく』

2022年04月05日 00時18分24秒 | メディア日記

筑摩書房から出た『当事者は嘘をつく』小松原織香

多くの人に読んでほしい。
私は大きく揺さぶられました。
体験それ自体もなんですが、むしろその「語られ方」というかその困難さというか、加害者と被害者のあまりの非対称性というか、果たして語りうる当事者性とは何か、ということと向き合うこと自体が難しく、それを言葉にするための足場というか基盤というか、そういうものがいったん崩されてしまうと、「自分の言葉で自分について語る」ことがいかに難しいのか、ということが切実に感じられます。それこそが「当事者性の当事者性たる所以」だとするなら、私たちはどうやって言葉をつぐめばいいというのか?

語り得ることなどあるのだろうか、という疑問が、幾層にもなって形を得ないまま雪崩壊れ落ちていく感覚、とでもいえばいいでしょうか。
 
読んでいる内に自分は幾分かこの「当事者」でもあり、かつ(ここがきついところですが)幾分かは当事者にとっての「加害者」でもある、ということに気づかされていきます。
さてそこでなおも言葉を求めるとはどういうことなのだろう。
本を閉じてからの方が、その本を間近に感じる、という感覚を味わっています。
ぜひ一読をお勧めします。

とにかく読んでいただければ。
今年四半期ベストの中の一冊。

 

https://www.amazon.co.jp/%E5%BD%93%E4%BA%8B%E8%80%85%E3%81%AF%E5%98%98%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC-%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%8E%9F-%E7%B9%94%E9%A6%99/dp/448084323X


J3第4節 いわきFC対カターレ富山は1×1の引き分けでした。

2022年04月03日 18時07分59秒 | いわきFC
富山、強かったです。サッカーの洗練度からいったらカターレ富山の方が少し上回っていたかもしれません。今までの試合にはない激しいぶつかり合いも随所にあり、ちょっと緊張気味に試合を見ていました。
結果としては1×1の引き分け。

試合経過はこれ
https://www.jleague.jp/match/j3/2022/040314/livetxt/

得点シーンは前半、右からの2番嵯峨理久のセンタリングに19番岩淵が決めるゴール。
富山は後半、裏に出したボールをキーパーとの1対1から大野選手かな?決める。

全般に、パスをつなぐというよりはロングボールを確保して攻める形が両チーム多かったように思います。その中で、ディフェンスラインを超えて大野選手に走られたのはこの1度だけ。ここが抑えられていれば、と思うのはひいきの思いですよねぇ。
そういう闘いになりそうなことは両チームのスタイルから想像はできた。
失点を残念がるよりは、シュートを願いつづけたいと思います。

いわきFC、全体としては健闘じゃないですかね。長いボールを入れて攻めていくチーム同士なので、自然と当たりも激しくなりがちなのはやむを得ないところなのかもしれません。
そういう中で、ちょっと富山の10番の選手マテウス・レイリアに目がいきました。
味方から出たボールを受け取って、それをキープする能力が格段に高く、間を通すパスの精度も高い印象でした。
後半2人から3人かけていわきがボールを奪い返すシーンも見られるようになりましたが、そうすると富山はすかさず交代。
そこにボールがいくと安心して見ていられる選手ってのは魅力的ですねえ。
FWなんだけど、「ボールを受け取って出す」仕事をしてるんだと思います。よくわかんないけど(笑)
敵のチームの選手だけれど、、ちょっと、ほれぼれしてました。
いわきFCだと私の推しは右のサイドバックっていうのかな、2番の嵯峨理久という選手に注目していました。
今日も前半右側からボールを入れて1アシスト。ボールの保持力もあるし、ドリブルでも持っていけるし、魅力的な選手です。
後は、監督がブログで言っていた言葉に乗っかる訳じゃありませんが、FW34番吉川のゴールがみたいです!

それから、少し気になったのは4番星キョーワァンのパスの出し方ですかね。

星の、守備におけるヘディングでの圧倒的な強さに比べると、バックパスを受けてそこに相手が詰めてくる時、ちょっと迷いがあるようにも思います(そんなことないですかね)。

高さの4星、強さの15家泉ということなのかな。

高めのポジションで守備をするのがいわきFCだとすると、4星の足下がもう少し落ち着くとより安心ですねー。