龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
いわきFCの応援とキャンプ、それに読書の日々をメモしています。

佐山亜紀のクラブsonicライブ(いわき)

2023年01月14日 16時00分00秒 | メディア日記
1/8(日)、いわきのCLUB SONIC
にて、今年初のライブに行ってきた。

出演者は
明星
GOLD BLENDERS
佐山亜紀
Chano
の四組。

トップバッターの明星は、地元の女子三人組が昭和歌謡を歌う前座の賑やかし。しかし、地元のライブに集客力は侮れません(笑)
平山ミキとかちあきなおみとかピンキーとキラーズとか愉し懐かし昭和歌謡。
暖かい気持ちになりました。

二番目はGOLD BLENDERS。CADILLACというバンドのコピーだそうで(よく知らなくてすみません)、これはもう年季の入った安定の演奏。
オジサンたちが楽しんでいるのが手に取るように分かって、こちらもうれしくなります。
比較的ストレートなロックバンドといイメージ(違うかな?)。

この二つの地元バンドは、音楽の楽しさが聴き手に届く、そんな演奏でした。もちろん、学園祭とかお祭りとかでにぎやかしのバンドはあるし、自分もそういうことはやった経験があるけれど、お祭りとライブ感は決して同じではありません。
この二つのバンドは、バンドとしてアマチュアの楽しさをこちらにチキンと歌で届けてくれています。

そういうライブもあるんだ、と納得。ついついプロの演奏を聴くことばかりしてしまいがちだけど、それだけがライブの楽しみではないということを改めて実感。

地元バンドが出るから知らないプロのも聴こうか、ってひとだっているだろうし、それはきっと聴き手も地元の演奏者も、外から来てくれる演奏者も、みんなウィンウィンなんだよね、きっと。

さて、三番目、この日のメインは佐山亜紀。

アコースティックギター一本で歌うんだけど、これがよかった!
ギターのテクニックもステキなんだろうけど、とにかく自分の「艶のある世界」に聞き手をぐいっと引き込んでくれる腕の持ち主。
新しいCDもギター一本とボーカルの一気録り、とあったけど、この人はライブを聴くべきですね。
色っぽい、というのではない。
艶がある。
音楽が美味しい、そんな感じ。
仙台を中心に活動しているとのこと。
聞いたら虜、って感じですかね。
私は
submarine bus
という小品が気に入りました。
これは艶っぽいと言うよりは静かなリフレインを味わえる一曲。

最後はChanoちゃん。
いつもの、安定の、ゆったり彼女の歌の世界に浸らせてくれるピアノとボーカル。
旅の途中という曲と、アンコールでの「満月の夕」(ヒートウエィヴのバージョン)が印象的でした。
中河原、山口両氏のものとまた違う、しっとりと魂を包んでくれる演奏でした。
聴いてよかった!

ライブは身体のバイブレーションを伴った出会い。
たまには顔を出さないといけません。

豊かな一夜をありがとうー!

いわきFCのサイドバック日高大選手がジェフユナイテッド千葉に移籍!

2023年01月13日 16時00分00秒 | いわきFC
いわきFCのMF8番の日高大選手が、J2のジェフユナイテッド千葉に完全移籍。
いわきFCとしては痛いねえ。
日高選手のガッツある守備、そして左から力強くては上がっていく攻撃、さらには思い切りのよいミドルシュート。全力で戻って追いつく守備。
いわきFCの強さを象徴していた日高選手のプレイが見られなくなるのは寂しいし、不安でもある。

でも、応援してきた選手が評価され、大きいチームに必要とされるのは素晴らしいことだし、ファンとしても嬉しい。

ぜひ千葉でがんばって欲しい!

日高選手、対戦相手になったら手強いけどねえー。

そしていわき公演FCの攻撃的なCBは、誰が引き継ぐのかにも興味があります。
https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=431400

いわきFCの鈴木翔大選手の鹿児島ユナイテッドへ移籍。

2023年01月11日 16時30分00秒 | いわきFC
今季でいわきFCを退団になっていたFW9番の鈴木翔大選手が、鹿児島ユナイテッドFCに移籍することに決定。今季、ゴール前に詰めて粘り強くチャンスを狙う鈴木選手を応戦していました。
チームが決まってよかったです!
鹿児島ユナイテッドFCは、去年いわきと首位をずっと競っていた好チームです。
ぜひ23年、新天地で活躍してほしいです。


2023/1/9(月)山下達郎 『PERFORMANCE 2022』感想。

2023年01月10日 21時31分35秒 | メディア日記
山下達郎『PERFORMANCE 2022』、2023年1月9日(月)
(於:郡山文化センター)

に行ってきました。
セットリストはこちらなどで。

同じみの定番SPARKLEで始まるツアーはもう安心感そのもの。新しいこととかそんなに求めません(笑)
もちろんニューアルバムからのも何曲かありましたし、それもまた楽しみでした。

そんななかで、
ハイティーンブギ
君は天然色
が個人的には特に楽しかったです。

いつもそうだけれど、山下達郎のツアーは3hたっぷり味わえるのが贅沢。
バンドメンバー(特に佐橋さんのギター)のクオリティの高さも最高でした。

去年7月にコロナ禍で公演中止になったのがとても残念でしたが、振り替え公演のチケットが当たり、本当によかったです(優先振り分けだった模様)。

今年はライブアルバムも発売になるとのこと。これもまた楽しみです。

ファーストアルバムを70年代に買ったミュージシャンは三人いて、
荒井由実1973年『ひこうき雲』
オフコース1973年『僕の贈り物』
山下達郎1976年『CIRCUS TOWN』
(シュガーベイブのアルバムは

の3人。
オフコース解散し、荒井由実は松任谷由実になり、最後までずっと聴き続けているのは山逹だけになりました。

多くの人が、自分の人生の伴走(伴奏)者としての歌い手をもっていると想像するけれど、最終的に振り返ると、山下達郎がそういう存在になっていた。

そういうミュージシャンのライブに、出会ってから45年以上経ってまた行くことができた、のも、感慨深い。

ライブはもちろんお祭り参加の楽しみでもあるのだけれど、生の声を聴くこと、そこに一回限りの身体をともなった出会いがあること、に意義があるんだろうな。

至福でした。

チベットの小説、ラシャムジャの『路上の陽光』が瑞々しい。

2023年01月09日 16時00分00秒 | 本を読む
初めてのチベット文学。
近郊から出てきてラサ(チベットの古くからの都で大きな都市)の橋の上にたむろしつつ職を探す若者たちの青春の初々しさ、高地を吹きすぎる風、汗ばむ陽光の眩しさ、道路の泥濘などなど、印象深いショットが満載だ。

台湾の小説『歩道橋の魔術師』(呉明益)も傑作だったが、この小説も、日本の小説とは異なったレイヤーに書き込まれていてそれでもなおこちら側に響いてくるものがある。
短編で読みやすい。
小説は一編でもその土地の空気を感じさせてくれる力がある。
お勧めです。

畠中尚志全文集のこと

2023年01月09日 13時20分49秒 | 本を読む




もちろんこれから刊行されるスピノザ全集も待ち遠しいけれど、まずは多くの人にこれを読んでほしいなあ。

最後に寄せられた國分功一郎氏の文章を読むと、國分さんが何と闘ってきたのか、そしておそらく、今なお何と闘っているのか、が分かる。

なにより、畠中訳スピノザを勉強しているの一人としてぐっとくるし、國分さんのファンとして泣けてくる。

國分さんは、畠中尚志についてはきちんと広く知られるべきだ、書かねばならないんだ、とずっと前に語っていた。

それをキチンとこういう形で日本中の皆が読める形で示したことに、彼の男気を感じる、といったらおかしいだろうか。

ぜひ一読をおすすめしておく。

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追加で。

読了した。

締め切りのある原稿をほっぽりだして読んだ。

泣けた。

畠中尚志にはスピノザの岩波文庫訳でずっとお世話になっていたけれど、改めてその生涯を知った上で畠中の文章を読み直すと、心が動かされる。
正岡子規とおなじ脊椎カリエスで寝たきりになり、かつ目の病気を病んで、口述筆記をしながら『エチカ』を訳出したところなど、目が潤んでくるのを止められなかった。

國分さんの解説文も素晴らしい。読んでいて熱い思いが溢れてくるのを感じる。

単なるスピノザの読者に過ぎない自分が「学恩」などというのはをこがましい限りだが、畠中氏の困難を抱えつつなされた訳業の素晴らしさに触れるとき、粛然とした思いを新たにせざるを得ない。

折しも、スピノザ全集が同じ岩波書店から発刊されるこの時期に、講談社学術文庫で畠中尚志の全文集が出ることに、特別な感慨を抱く。

互さん&國分さん、グッジョブ!です。

新しい全集が出たら、首っ引きでテキストを並べて勉強したい。生きているうちにちゃんと新全集は完結するのかな?
ヘブライ語文法の本が楽しみだけれど、読んでもわかるのかな?

スピノザにも他の哲学書と同様読み解けない難解な部分があって、だからこそ学問の対象にもなるわけだけれど、全く学会の外にあって、ほぼ寝たきりの在野の人が、その人のみがなし得た訳業によって日本のスピノザ理解が半世紀も支えられてきたことの重さは、いくら強調してもしすぎることはない。

あくまで静かな、しかしマグマのような熱量を秘めたテキストは、畠中氏のものであると同時にスピノザ自身のものでもある……そんな風にすら思ってみたくなる。



第32節いわきFC優勝決定戦の感想をメモ代わりに

2023年01月09日 13時10分49秒 | いわきFC
祝!いわき。
FC優勝&J2昇格!
鹿児島に3-0で勝利。
2位藤枝と3位松本がともに破れ、次節を待たずに昇格と優勝が決まりました!
ホームで鹿児島を迎えたいわきFC,一方鹿児島も昇格の望みを残しているため絶対に勝つ、という気概が伝わってきます。最初は鹿児島の攻撃も鋭く、右を突破してからのクロスおよび折り返しが続きます。
心なしかいわきFCには緊張感があって立ち上がりの動きがスムーズではないような感じもしました(単なるファン心理かも?)。
一進一退から一点をうばうものの、後半立ち上がりも鹿児島の攻めは力強く感じられました。
しかし、それも二点目のゴールが決まるまで。

その後は、いつものいわきFCの、前からの強い守備とボールを奪った瞬間に複数の選手がゴール前に走り込むこの圧力に、鹿児島は攻撃力を奪われていきます。

さらに三点目を入れた時点で、鹿児島イレブンの落胆は傍目から見ていてもしんどいほどでした。
立もし鹿児島がち上がりの素早い攻撃で一点もぎ取っていたなら、別の展開になっていたかもしれません。
スコアほどの差がないとかんじます。
ただ、そのせめぎ合いのなかで3-0で勝ちきるいわきFCの強さは本物!ということでもありましょう。
うれしくてたまりません!!!

いわきFCの一年を振り返る。

2023年01月09日 12時37分12秒 | いわきFC

ガイナーレ鳥取との試合以降、ブログの更新怠ってしまったが、次節のアスルクラロ沼津の試合は、愛鷹公園までアウェーの試合を応援にいった、いわきFCこれ以降第34節まで、負けなしでJ2昇格を決めている。

おめでとう、いわきFC!

遅ればせながらお祝いの言葉を!!!

昇格争いもどきどきだったが、残り試合の相手を考えると、昇格は確実と思われ、一戦ずつ一所懸命応援をしてきた。

特にJ3優勝とJ2昇格の決まった第32節の鹿児島戦は、すごかった。

友人と応援にいったのだが、チケットが売り切れていて、あやうく誘った友人2人が入場できないところだった。

たまたまいけなくなった人がいて。ことなきをえたけれど、いわきFCの応援で「満員御礼」になったのは今シーズン、ホームでは初めてではなかっただろうか。

首位を争ってきた鹿児島に対して3-0の快勝。ホームでこれだけの応援があったということも大きかっただろうし、なによりこの1年間での「進化」も感じられた。

ロングボール一発というだけでなく、片サイドに敵を追いつめ、パスコースを限定してボールを奪ったらみんなで走るというサッカーは、爽快極まりない。そんな中でシーズン途中から登場した有田の決定力も大きかった。

とにかくすばらしい優勝&昇格でした。

いつも満員というわけにはいかないだろうけれど、新しいスタジアムもたくさんの人数で応援できたらうれしい。

振り返ってみると、下位チームに対する取りこぼしが少なく、上位チームにも引き分けが多かったことも大きい。

そんな中で今治戦の2敗が注目される。

高いプレスの裏を突かれ、失点すると堅い守備に攻めあぐねる。

作戦敵には、前から高い位置で守備にいくのだから、裏に走られるリスクは折り込み済みなのだろうと思う。でもそれは、単に戻りの走りの速度に課題があるというお話ではないのだろう。

点を取られた後の、堅い守備をどう崩すかということと裏表でもある。23年のシーズン、走り続け、相手の陣内でサッカーをしつづけるスタイルは変わらないのだろうから、堅守にどう対応するのか、裏を取られるリスク管理がどうバージョンアップするのか、楽しみに待ちたい。

松本山雅に対する1敗は、山雅が強かったという印象だ。もし山雅がこの強さを維持していたなら、いわきは果たしてどうだっただろう、と思う。2引き分けだった昇格同期の藤枝もそうだ。

そういう意味では、いわきの優勝は、シーズンを通して成長していったというところがなんといっても大きかったのだと改めてわかる。

星の守備と遠藤の守備の違い、有田が入ってからの攻撃の厚み、など個人のこともあるが、「成長していくサッカー」を見る楽しみも味わわせてくれた。

23年、J2相手となれば、去年のように下位チームに無敵、といった力の差を見せつけることはかなわないはずだ。

一戦一戦さらに気合いの入った応援をしなければ!

と思うと同時に、いわきFCのサッカーがJ2の中でどれだけ通用するのか、またどんな風に適応・成長していってくれるのか?期待して待ちたい。

 

頑張れ、いわきFC!