政府、再除染認めない方針に 自治体に非公式伝達
これも全く意外ではない。
しかし、今の国の施策レベルではどうにもならない現実を生きているということを、私たちはこの除染問題だけではなく、キチンと折り込んで生きていく必要があります。
除染を繰り返し徹底的にやる覚悟なんてないんだよね、行政は。
それはまず持って「予算を湯水のように使う」ことはできないという発想なのだろう。
でも、除染はお祓いじゃない。
線量が下がるまでやる。
そうでなければ住めない。
それは、あまりにも自明なことなのに、単なる事業=予算の執行として扱われてしまう。
チョット血が沸騰しそうな怒りが湧いてくる。
つまり、政治において科学的言説は、統計的な数字と予算の数字に還元されて輪郭を画定されていくのだね。
日本人はそんな覚悟もないのに除染とか言ってるんだ。
政府が決めた基準まで下がらないのに予算を執行しない、というのは、矛盾だよね。
まあ「非公式」だから、言い逃れはいくらでもできるのだろう。
小出しに後からズルズルしているうちに、民は諦めていく。
簡単にはコントロールできないほどの膨大な予算を必要とする事故=洞穴のような「深い闇」。
それとどう向き合い、どう付き合っていくのか。
長いスパンで覚悟と指針を問われているのは、行政だけではない。
まずもって私たち自身だ。
それでも私たちはこの「環境」に「適応」していくのだろうか。