日曜日の午後、時間が出来たのでクルマの試乗をしてきた。
いくつか乗ったのだが、印象深かったのはマツダのCX-8だった。
良かった点。
1,驚くべき静粛性
CX-3,CX-5でも言われてきたマツダディーゼルエンジンの 「静かさ」だが、CX-8のエンジンは異次元だ。本当に室内にいるとエンジンをかけた最初から最後まであのディーゼルのエンジン音を聴くことはできず、単純に、室内の高い静粛性に感動した。
外に出て、ボンネット部の近くに立って初めてそれと分かる程度だ。それも、かつてのようなうるささではなく、 「そういえばこれはディーゼルエンジンだったんだ」とようやく分かる程度の音だ。
試乗車の置いてある店舗までCX-3で連れて行ってもらったのだが、これもディーゼルエンジンの音は気にならなかった。これもまた走っている限りガソリンなのかディーゼルなのか正直言われなければ分からないレベルである。だが、CX-8はそれとは違う。繰り返すが、根本的に十分静かなのだ。
2,トルクフルな中間加速
これもよく言われていることだが、実際メーターで40キロ付近から70キロ付近あたりまでのところでアクセルを踏むと、ストレスなくと言うよりむしろ背中を押すぐらいの力で前に出てくれる。
かつてありがちだったようなディーゼル特有のギクシャクしたトルク持て余し感は微塵もない、上質な加速だ。
CX-5でもアクセラでも、アテンザでもその良さは感じられていたが、本当に違和感なき加速が実現している。
私は2.5リッターNA+CVTのレガシィに普段乗っているのだが、他に比べると比較的躾の良いCVT+水平対向エンジンよりも、よほどリニアでかつ頼りになる加速感だった。
あるいは、ベンツCクラスの小排気量ターボ(ガソリン)と比較しても良い。
それらに比して、CX-8は余計なことを考えずに気持ちよく加速できるのだ。
3,自然な挙動
乗って数分で、手に馴染む感覚。
全てがやりすぎにならない手間、挙動が自然に手の内に納まるという感じがある。
この日他に乗ったのが、メルセデスのC180とスバルのレヴォーグ(いずれも小排気量ガソリンターボ)、そして自分のレガシィNA(CVT)と言うこともあるかもしれないけれど、このCX-8が最も自然な感じがする。
クルマの重さも感じないし、ディーゼルのネガも感じない。見えてくるのは、遠くまで運転したくなる、安心感であり自然に手に馴染む道具感である。
これに比べるとCX-5(これは発表当時の印象です)も何かモノ足りない。
レヴォーグもCクラスも、そしておそらくワーゲンのゴルフなども、少しやり過ぎな感じさえしてくる。
素人がなにを言うか、と言われそうだが、どのみち素人の独断なのだからいわせてもらえば、一番近いのは、アジリテイとか言い出す前のベンツに近いかもしれない。
もちろんマツダだから、スタンスはもっともっと運転手寄りだけれど。
4, ゆったりした上級シートと適切なアレンジ。
インテリアも上質だが、シートの質も良い。試乗したのがLパッケージという上級グレードだったのが(本革シート)、表皮の柔らかさと支えのしっかり感がいいバランスだった。このLパッケージは、2列目が二人乗りで、間にコンソールボックスがある。
三列目はあるので6人乗りということになるが、基本的には4人で乗るのが最適だと感じた。
三列目は倒せばフラットになる。むしろ将来5人乗りを出せばいいのになあ、とすら思った。
この下の中級グレードには、2列目二座と三座がある。もしワンボックスミニバン代わりに7人乗りでつかうなら(8人乗りはありません)!2列目三座のものを選べばよい。
ちなみに中級グレードでも2列目2座のキャプテンシートを選ぶことができます。
5,結論
マツダで今乗るなら、これが断然ベストだと感じた。これ以外なら、ロードスター。マツダ車はこの二択ですね。
マツダだけでなく、ゆったりと3,4人で長距離をやるなら、現段階ではこのクルマがベストだと思う(500万円アンダー)。
ディーゼルターボの方が振る舞いが上品で燃費的にも長距離に優しい。
そしてCX-5のものよりも性能が上がっている。
ゆとりがある、ということは、力があって、かついざという時に無茶をせずにサラリとその力がだせることだと私は思っている。
そういう意味で小排気量ガソリンターボは、300万円以下のクルマ(例えばゴルフ)なら最適解なのだろうけれど、このセグメントでは厳しい。
ガソリンなら2.0ターボ以上がほしくなる。
上級グレードで乗り出し総額はざっくりと450~460万円というところか?(購入をきめてはいないので、価格交渉はしていません)。
いくつか乗ったのだが、印象深かったのはマツダのCX-8だった。
良かった点。
1,驚くべき静粛性
CX-3,CX-5でも言われてきたマツダディーゼルエンジンの 「静かさ」だが、CX-8のエンジンは異次元だ。本当に室内にいるとエンジンをかけた最初から最後まであのディーゼルのエンジン音を聴くことはできず、単純に、室内の高い静粛性に感動した。
外に出て、ボンネット部の近くに立って初めてそれと分かる程度だ。それも、かつてのようなうるささではなく、 「そういえばこれはディーゼルエンジンだったんだ」とようやく分かる程度の音だ。
試乗車の置いてある店舗までCX-3で連れて行ってもらったのだが、これもディーゼルエンジンの音は気にならなかった。これもまた走っている限りガソリンなのかディーゼルなのか正直言われなければ分からないレベルである。だが、CX-8はそれとは違う。繰り返すが、根本的に十分静かなのだ。
2,トルクフルな中間加速
これもよく言われていることだが、実際メーターで40キロ付近から70キロ付近あたりまでのところでアクセルを踏むと、ストレスなくと言うよりむしろ背中を押すぐらいの力で前に出てくれる。
かつてありがちだったようなディーゼル特有のギクシャクしたトルク持て余し感は微塵もない、上質な加速だ。
CX-5でもアクセラでも、アテンザでもその良さは感じられていたが、本当に違和感なき加速が実現している。
私は2.5リッターNA+CVTのレガシィに普段乗っているのだが、他に比べると比較的躾の良いCVT+水平対向エンジンよりも、よほどリニアでかつ頼りになる加速感だった。
あるいは、ベンツCクラスの小排気量ターボ(ガソリン)と比較しても良い。
それらに比して、CX-8は余計なことを考えずに気持ちよく加速できるのだ。
3,自然な挙動
乗って数分で、手に馴染む感覚。
全てがやりすぎにならない手間、挙動が自然に手の内に納まるという感じがある。
この日他に乗ったのが、メルセデスのC180とスバルのレヴォーグ(いずれも小排気量ガソリンターボ)、そして自分のレガシィNA(CVT)と言うこともあるかもしれないけれど、このCX-8が最も自然な感じがする。
クルマの重さも感じないし、ディーゼルのネガも感じない。見えてくるのは、遠くまで運転したくなる、安心感であり自然に手に馴染む道具感である。
これに比べるとCX-5(これは発表当時の印象です)も何かモノ足りない。
レヴォーグもCクラスも、そしておそらくワーゲンのゴルフなども、少しやり過ぎな感じさえしてくる。
素人がなにを言うか、と言われそうだが、どのみち素人の独断なのだからいわせてもらえば、一番近いのは、アジリテイとか言い出す前のベンツに近いかもしれない。
もちろんマツダだから、スタンスはもっともっと運転手寄りだけれど。
4, ゆったりした上級シートと適切なアレンジ。
インテリアも上質だが、シートの質も良い。試乗したのがLパッケージという上級グレードだったのが(本革シート)、表皮の柔らかさと支えのしっかり感がいいバランスだった。このLパッケージは、2列目が二人乗りで、間にコンソールボックスがある。
三列目はあるので6人乗りということになるが、基本的には4人で乗るのが最適だと感じた。
三列目は倒せばフラットになる。むしろ将来5人乗りを出せばいいのになあ、とすら思った。
この下の中級グレードには、2列目二座と三座がある。もしワンボックスミニバン代わりに7人乗りでつかうなら(8人乗りはありません)!2列目三座のものを選べばよい。
ちなみに中級グレードでも2列目2座のキャプテンシートを選ぶことができます。
5,結論
マツダで今乗るなら、これが断然ベストだと感じた。これ以外なら、ロードスター。マツダ車はこの二択ですね。
マツダだけでなく、ゆったりと3,4人で長距離をやるなら、現段階ではこのクルマがベストだと思う(500万円アンダー)。
ディーゼルターボの方が振る舞いが上品で燃費的にも長距離に優しい。
そしてCX-5のものよりも性能が上がっている。
ゆとりがある、ということは、力があって、かついざという時に無茶をせずにサラリとその力がだせることだと私は思っている。
そういう意味で小排気量ガソリンターボは、300万円以下のクルマ(例えばゴルフ)なら最適解なのだろうけれど、このセグメントでは厳しい。
ガソリンなら2.0ターボ以上がほしくなる。
上級グレードで乗り出し総額はざっくりと450~460万円というところか?(購入をきめてはいないので、価格交渉はしていません)。