2024年の夏過ぎから、ダイハツの軽オープンカーのコペン初期型(L880K)が欲しいと思うようになった。
しばらく前までNCロードスターVSHRT(AT電動ハードトップ型)に乗っていたのだが、普通車2台持ちはさすがに厳しく、加えて12年15万キロを超えた車体はいろいろと不都合も出てきたため、止むなく手放すことにした。
類は友を呼ぶというか、ありがたい友人が、預かるつもりで乗ってやるよ、と2人ほど手を挙げてくれて、NCロードスターは所有者を転々としながら今も現役で走っている。
私は長距離のいわきFCアウェイ応援をクルマで行っているので、長距離用にディーゼルの燃費&4駆の安心度&車中泊可能のCX-8は手放せない。
諸事情でオープンカーを手放してから1年ちょっと。
でもやはり、オープンエアークルージングの魅力には抗えず、ぼちぼち低年式の初期型コペンをネットで探し、業者の人にもお願いしてオークションを当たってもらっていた。
しかし、かわいい初期型丸目のコペン(L880K)は、年式が一番あたらしくても12年落ち、である。
下回りのサビも、色によっては塗装も問題含み。もちろん内装だってかなりの状態である。
エンジンとシャシーがなんとかなればめっけもん、といった状況らしい。
塗装を全部やり直せばそれなりにかかるし、今日び低年式のクルマを塗装してくれるような業者さんも、見つけるのだって簡単ではないだろう。
値段は超ジャンクなら5,60万からネットには上がっているが、購入してからじっくり面倒をみることは覚悟する必要がありそうだ。
加えて、MTとなると更にお値段もぐっと高くなる。程度の良い百数十万円の初期型を買うなら、よほど高年式の現行型を買った方が、いわゆる乗るクルマとしては賢い選択に違いない。
でも、あの初期型コペンがかわいいのである(笑)。
そうはいっても自分で修理をして楽しむようなガチなくるまマニアとはほどとおく、
①やっぱりオープンカーが乗りたい
②軽自動車なら維持費もかからない
③MT乗れるうちに乗って遊びたい
という程度の安易な気持ちではどの個体を選べば良いのか正直わからないというのが現状だった。
そんなとき、11月末に、茨城県の土浦に、コペン専門に扱っている工場があるという情報をネットから拾い、電話1本かけたところ、一台売れるものがあるという。
色は黄色。MT。年式は2004年。
20年落ちとなれば、購入してからどれだけ面倒をみなければならないのか想像も付かない。もう少し年式が新しいもの、とも思ったが、よく考えると最も新しいものでも2012年式である。
もうこの辺になってくると、個体をみてどんな感じか、惚れるかどうか、しかない。
まずは現物を見て、どんなものがどのぐらいの値段で流通しているのか見てみようと軽い気持ちで現車確認に赴くことにした。
(この項つづく)