平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

Qちゃん、残念...!

2008-03-09 21:57:33 | 今日の事

「私の走りを見て、生活の中で“頑張るぞ”って思いを持ってもらえるようなレースをしたい」
レース前、こう語っていたQちゃん。
結果、トップから18分以上遅れ27位に終わった。
実況ではトップ争いから遠く離されてしまった彼女を映すことはほとんどなかった。
だから、彼女の走りを見て、何かを感じるすべはなかった。

レース後の記者会見では、高橋尚子は昨年8月に右ひざの手術をしていたことを明らかにした。
今後については「やりたいこともあるので、もう少し走らせてくださいと」と引退しないことを明かした。
最初から最後まで笑顔を見せつつ。

ネットでは、このレース中リアルタイムでコメントを書き込れるサイトがいくつかあった。
終盤まで彼女を応援するコメントがほとんどであったが、中にはやっぱり彼女に批判的な、ここまで人は非情になれるのかという書き込みがあったことも事実。
曰く「引き際が肝心だよ」、「もうあんたの出る幕ではない」、「清原や桑田とおなじで醜悪」
一時代を築いたアスリートにその終りに至って心無い批判が集中するのはよくあること。

人は何に感動するのか?
逆境に立ち向かって栄光をつかんだ者に対しては皆が感動、これは当然ですね。
しかし、人は栄光にのみ感動する訳ではない。
先日大阪国際で失速してしまった福士加代子がヨレヨレ状態でゴールに辿り着いた、そしてその時の笑顔に、私は感動した。
そして、そして今日...レース後のQちゃんの笑顔にまた、人がどう思おうと私は感動した。
自分は努力しましたという悲壮な表情にではなく...です。

Qちゃん、あなたにはやっぱり華がある。
その明るさ、常に前向きに、それで自分の努力の様を人に押し付けない。
この先あなたがどう行動しようと誰も批判するべきではありません。
4年後を目指すならまずは当分ゆっくりして、そしてスタートしてください。

今日の花:クロッカス(黄花) 別名サフラン
花言葉;青春の喜び 切望

十里の道駆け抜けて笑む黄サフラン (楓山人)
とりのみち かけぬけてえむ きさふらん

ちょっと無理に読ませ過ぎた句でした。