オゾン層の破壊が北極圏の上空で進み、南極のオゾンホールに匹敵する規模になっていることが、国立環境研究所など国際的な研究グループの調査で初めて確認されました。
人が殆どいない南極大陸やその周辺と異なり、北極圏は北欧やロシア北部など人口の多い地域があるので、今後もオゾン層の大規模な破壊が続けば有害な紫外線による健康への影響が懸念されます。
寒さが厳しいとオゾン層を破壊する極成層圏雲が発生し易くなり、今年は北極上空を取り囲む強い気流が過去最大であったとのこと。
研究グループはこの異常低温が長く続いたことで、この雲が多く発生しオゾン破壊を進行させたとみています。
オゾン層破壊の原因であるフロンガスは、国際的規制が行われているとは言っても、オゾンホールが発生しないレベルにまでなるには更に数十年かかると予測されています。
つまり今のところ効果的な対策は無く、少なくともあと数十年は南極・北極についての監視を続けるしかない、という事...です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/2f/1c75ae323aeb04c974944bfa09e3b084.jpg)
2011年3月25日の北半球の高緯度地域のオゾン分布。濃度が低い青色や紫色の領域が、北極海から北欧、ロシア北部などにかけて広がった。(国立環境研究所提供・共同)
人が殆どいない南極大陸やその周辺と異なり、北極圏は北欧やロシア北部など人口の多い地域があるので、今後もオゾン層の大規模な破壊が続けば有害な紫外線による健康への影響が懸念されます。
寒さが厳しいとオゾン層を破壊する極成層圏雲が発生し易くなり、今年は北極上空を取り囲む強い気流が過去最大であったとのこと。
研究グループはこの異常低温が長く続いたことで、この雲が多く発生しオゾン破壊を進行させたとみています。
オゾン層破壊の原因であるフロンガスは、国際的規制が行われているとは言っても、オゾンホールが発生しないレベルにまでなるには更に数十年かかると予測されています。
つまり今のところ効果的な対策は無く、少なくともあと数十年は南極・北極についての監視を続けるしかない、という事...です。
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2011年3月25日の北半球の高緯度地域のオゾン分布。濃度が低い青色や紫色の領域が、北極海から北欧、ロシア北部などにかけて広がった。(国立環境研究所提供・共同)