平成湘南日記...一語一絵

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自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

猿の惑星:創世記

2011-10-15 17:10:33 | 映画・DVD観賞
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
観てきました。

主演のチンパンジーの名は旧作で人間社会に反抗した猿集団リーダーと同じ“シーザー”でした。
Youtubeの予告編を見て行ったので、猿たちがどのように知恵を得て人間たちと戦うようになるのかまでは、解っていました。

ただ、それだけでは創世記とタイトルされている背景、つまり猿が人間に取って代わって地球を支配するに至るプロローグとしてはちょっと弱いのでは、と思っていました。
猿と人間の戦いは始まりそして終わり、猿たちは森へ...。
森へ向かう前に、生まれてからずっと育ててくれた親と思っている人間との別れのシーンには涙を誘われました。

最後は落ち着くところへ落ち着いたのかなと思った後....
エンドロールが流れ始め、物語は終わったかに思えた瞬間、ほんの10秒余りのラストシーンで腑に落ちました、...そうか、そうなのか、そうだったのか。
予告編であれだけ見せたと言うことは、このラストシーンに余程の自信があったのでしょうか。
本編中に勿論それらしい伏線は勿論ありました。
それはともかく、これが人間の破滅を予感させ、新たな猿の惑星のシリーズ化を匂わせるものではありました。
あの毀れた自由の女神像ほど衝撃的ではありませんでしたが...。

これ以上は“ネタバレ”になるので書きませんが、もしこれから観ようと思っておられる向きにはエンドロールが始まっても席を立たないように、とだけ言っておきます。

この映画、人間が動物を飼いならしたり見世物にしたりそして動物実験に使用したりすることが、どんなに勝手で傲慢で不遜で愚かなことなのかを改めて思い知らせてくれました。
これを観た後では、あの人気番組「天才!○○どうぶつ園」は見たくありません。
元々この番組は好きじゃありませんでしたが、家族が見たいということで仕方なく...。

そしてこの映画、あの「アバター」と同様VFX(特殊視覚効果)映画。
沢山の猿が登場しますが、実撮影には特殊メークも使っておらず、本物の類人猿が一頭も使われていなかったという事です。
主演のチンパンジー始め数頭には決まった役者によるパフォーマンス・キャプチャー(クリックして見てください。やはり役者の演技力あってのVFX技術ですね)だったが、他はアニメーション。
旧作シリーズは役者の特殊メイクだったのと比べ、やはり動きは言うまでもなくリアルそのもの。

そして旧作は人間から猿への過程が核戦争をモチーフにしたものでしたが、今作のはやはり現代を反映した設定というべきでしょう。
オッと、これ以上は...


<パンフをスキャンしました>



映画が終わって、遅い昼食は

冷やし山菜とろろそばを頂きました。



今日は何の日? と、たまたま調べていたら歴史的な出来事が多かったと思われる日でした。

・1793 マリー・アントワネット、革命裁判で死刑判決下る。
・1815 ナポレオン・ボナパルト、セントヘレナ島流刑。
・1880 ケルン大聖堂竣工。
・1904 日露戦争:バルチック艦隊アジアに向けリバウ港出港。
・1962 キューバ危機の始まり:アメリカがキューバを海上封鎖、核配備を目論むソ連船阻止。
・1975 広島カープが球団創設26年目でリーグ初優勝。
・1980 山口百恵、正式に芸能界引退。
・2000 田中康夫、長野県知事選初当選。
・2002 北朝鮮に拉致された日本人5人帰国。