平成24年1月24日
「M7級の首都直下型地震が起きる確立は4年以内に70%」東大地震研が発表したこの報道には驚かされました。これをぶっちゃけて言うと「近々東京に大地震が、まあ確実に起こります。そして死者1万人以上、損害額120兆円と甚大なる被害が予想されます。」これは日本国の存亡に係わる大災害が現実実を帯びてきたという事で、小心者の私は気の滅入るような思いです。なのに今朝の朝刊にその記事は無く、トップニュースは「錦織圭が全豪テニスでベストエイト進出。」これも嬉しいけれど、「国家の存亡とどっちが大事なんだ。」と世間の無関心を私は危惧しております。去年東北大震災の翌月、まだ余震が絶え間なく続き、原発がどうなるか判らぬ頃、私は高尾山を訪れました。山頂展望台からの眺めは、横浜のランドマークタワーから東京スカイツリーまで全て一望出来、首都圏が以外に狭いエリアと感じ、そこが全て火の海と化し日本が消滅する予感に怯えた事が思い出されます。あの時の恐怖が再び甦り、今日の雪景色と相まって、一段と寒々しい思いが私の心に募ります。