平成25年4月1日
先日図書館に行った時、ある講演会のパンフレットが眼についた。「埼玉発天空行地上と宇宙をつなぐ天文学の歴史」と書かれている。私は理数系はからきし無知なくせして惑星や星雲、星団、ブラックホール何て言葉が好きで、天文学と聞いただけで無性にロマンを感じてしまうのです。「入場無料、どなたでも参加できます。」という条件、暇つぶしちょうどいいと講演当日開催場所のさいたま市にある埼玉大学の殺風景な1号館講義室へ足を運びました。私みたいな暇人が大勢訪れて盛況かと思ったら、400名は入る実内は4割程空席があり一寸意外でした。PM1:30から始まった講義には天文学分野の第一人者である東大教授等3名の先生方が、私のような素人にも解り易いようザックバランに話してくれました。それぞれの内容は「宇宙空間から宇宙を見る=宇宙ステーションや人工衛星等の装置を使い、赤外線観測等でブラックホールや超新星を謎を解明するという話。」「埼玉の堂平天文台90㎝望遠鏡からハワイの8mスバル望遠鏡へ、更に将来は30m口径の次世代超大型望遠鏡を建設するという話。この望遠鏡で見ると東京から京都の距離にある500円玉の模様が判り、月面にいる蛍の光が認識できるそうです。」そして「南米アタカマ砂漠に建設中のアルマ巨大電波望遠鏡群でビッグバンから139億年経った宇宙誕生の謎にせまるという話」、私の脳ミソでは7割方理解不能でしたが、途方もないスケールだけは感じられて3時間半の講演をけっこう興味深く聴講できました。世知辛い世情を忘れ、しばし宇宙のロマンに思いを馳せるのも悪くはないものですね。
講演会場