10月9日(木)
昨日の夕食時、「今晩皆既月食があるよ。」と妻が言った。オーそうだった。隠れオールド天文ファンの私がこれを見過ごす事はできない。2年前の獅子座流星群以来出番の無かった天体望遠鏡をベランダに運び出し、イザ覗こうとしたら接眼レンズの押さえリングがバカになっており、レンズを固定できない。
よ~く調べたらリング内にあるべき樹脂製のワッシャーが欠落していたのが原因だった。直角プリズムレンズのワッシャーを代用して何とか皆既月食には間に合わす事ができた。
何しろこの望遠鏡は40年以上前に購入した骨董品、しかし天体望遠鏡メーカーとしては日本最高ブランドを誇るタカハシ製作所の製品(タカハシTS65P型)だけあって、今まで殆ど異常無く稼働し故障らしい故障は今回が初めてだった。あまりにも古すぎて会社に問い合わせても、もう部品の在庫は無いだろう。
望遠鏡で見る皆既月食の月面は美しく、手持ちのコンパクトデジカメを接眼レンズにくっつけて撮ってみた。マニアックな天文マニアの写真とは比較にならない素人作品だが、せっかく撮ったので添付してみました。
ブログネタの幅を広げる為に、今後は星空写真の分野にも進出したいという密かな野望を持っているのだが、コンパクトデジカメではその実現は困難、それなりの性能を持った一眼レフデジカメが必要となる。
お目当てのカメラがだいぶプライスダウンしてきたのでそろそろ購入時期かとも思うけれども、優柔不断な性格が災いしあと一押しの決断がつかないでいる。
皆既月食中の月面
皆既月食を終え半月状の月面