10月2日(木)
過去に火山噴火による遭難が無かったわけではないが、登山者が留意すべき遭難と言えば大体「道迷い」「転落・滑落」「落石」等が主なものだった。しかし今回の大噴火で活火山の恐さというのも充分思い知らされたのではないだろうか。
火山大国の日本には御嶽山を含め数多くの活火山が存在し、その中には山頂部の立入が禁止されている山も幾つかある。有名な所では「浅間山」「桜島」「雲仙、最高峰(平成新山)」「渡島駒ヶ岳」等の山だ。
頻繁に爆発する「桜島」や、火砕流の記憶が生々しい「雲仙、最高峰(平成新山)」の山頂に立入ろうとする命知らずは流石に居ないようだが、同じく最高地点の山頂火口部周辺が立入禁止区域に指定されている浅間山では些か事情が違う。
去年の秋、妻と浅間山を登った時、大勢の登山者が立入禁止を示すロープをかい潜り山頂火口へ登っているのを見た。バカな奴ほど高い所へ行きたがると言うか恐いもの見たさと言うか、今回の噴火による事故を思えば全く無謀な行為である。山は自己責任と言うけれど、遭難すれば危険を冒して救助しなければならず世間様に大迷惑を掛けるのだ。
とエラソーに言ってる私ですがスミません、その時私も浅間の火口へ行っちゃいました。しかも30年程前にも行ってるから2回も登った大馬鹿者何です。立入禁止と条例で定めても、標識とロープだけ設置して「お願いします。」では今後も禁止区域へ立入る私のような無謀登山者は跡を絶たないであろう。いっその事、「火口部へ立入る者10万円の罰金」くらいのキツイ罰則にした方が良いのでは・・・・私は3回も登る気はしないので、これは強く言いたいです。
1986年10月9日浅間山山頂へ登った時