10月17日(金)
現場仕事のせいかそれとも老化によるものか、このところ慢性疲労気味なので、夜はグッスリ眠りあまり夢も見ない。又見ていても起きたら忘れてしまう。ところが昨夜の夢は目が覚めても妙にしっかりと覚えていた。
その内容とは、「夢の中で私は、何故か都道府県駅伝大会の出場選手になっている。もうすぐ前のランナーが到着するので、タスキを受けるべく緊張しながら待っている。そしてフト気付いた。ゼッケンが逆さまになっている事に。
テレビの生中継もあり、このまま走れば全国に恥を晒す。焦りまくってゼッケンを付替えようとするが思う様に手が動かない。そして前のランナーが姿を現したので、間もなくタスキを受取らねばならない。どうしようどうしょうとパニックになったところで目が覚めた。」
アァ夢なのかとホッと安堵したが、現実の私は職場の駅伝大会や市民マラソンに参加するのが精々の平凡なランナーだ。何故こんな夢を見たのだろうか思い当たる節が無いでは無い。
若かりし頃、あるマラソン大会に出て、実際に上下逆さまのゼッケンで走った経験があるのだ。その時沿道の子供らが、私を指さし笑いながら何か言ってるのも判ったが、規則に反する事をした訳でも無し開き直ってそのまま最後まで走り通した。その開き直りが良かったのかタイムも極めて好記録だった。
昨夜の夢もあのまま見続けていたら、ゼッケン逆さまのまま走りごぼう抜きの快記録でヒーローとなり、目出度い夢であったかも知れない。恥も外聞も無く開き直った時、人間は強くなるのだ。