5月24日(水)
「ガン患者は働かなければよい。」という自民党大西英男議員の発言が波紋を呼んでいる。国会議員の相次ぐ問題発言に、私もブログで批判ばかりするのに飽きてきた。そこで違った角度からこの問題を取り上げてみたい。
大西先生は問題発言の多さから「失言王」と呼ばれているとかいないとか。ようするにこの人自分の思いを隠し通す事ができず、ついポロリと本音が言葉として出てしまう性格なんだろう。見方を変えれば正直な人と言えなくもない。
私、正直者はそんなに嫌いじゃない。世の中いっぱいいるじゃない言ってる事とやってる事が全く違う調子の良い人。例えば、普段は絶対数千万円の高級外車しか乗っていないくせに、スズキ自動車のCMで新発売の軽乗用車を「アメィージング」何て驚いた演技する某有名俳優とか。普段は高級店しか行かないくせに、すき家の240円牛丼を「ウンメー」とCMで叫んでいる某有名タレントなど偽善もいいところ、これに比べりゃ嘘がつけない分(頭が悪いとも言えるかな。)だけ、大西先生の方がまだ可愛げがある。
国会議員は空気の読める偽善者で無ければ高い評価は得られない。そういう意味では空気を読めぬ大西先生は、ハッキリ言って議員に向いておられないのではないか。このアクの強い性格を何かに生かせないものかと考えてみた。
一昔前、ラスベガスのカジノで大負けした政界の暴れん坊こと浜田幸一議員が、政界引退後にテレビのワイドショー等で「暴言コメンテーター」のヒール役として大いに活躍しておられた。
浜田先生がお亡くなりになって以降、彼のようなコメンテーターがテレビ界には存在しなくなった。この役割が大西先生にはピタリとハマリ役ではないだろうか。その口の悪さを活かして今後は嫌われ役コメンテーターとして、ワイドショー等で大いに袋叩きになって(イヤ違ったご活躍されて)いただきたいものである。