平成3年8月7日 天気=曇り時々晴れ?
ロープウェー姿見駅→ 大雪山、旭岳→ トムラウシ山→ トムラウシ温泉
森山良子が作詞した「涙そうそう」じゃないけれど、「古~いアルバムめくり」やっと見つけた妻と二人で登った大雪山登山の写真、もう26年以上昔の話になる。年齢は働き盛りのアラ・フォー時代、なのに1週間以上も休暇を取って北海道を訪れている。「これじゃ出世するはずもないワ。」と今になってみれば良く判る。
大雪山とは旭川市の東に聳える幾つもの山の連なりを総称した山名で、北海道の屋根とも呼ばれている。この時旭川まで飛行機で行ったのか、それとも千歳空港から電車を乗り継いだのか忘れたが、初日の夜は旭岳ロープウェー山麓駅近くの温泉宿に泊った。
翌朝ロープウェーに乗って標高1610mの姿見駅にアッサリ着いた。此処は高山植物が咲き乱れる雲上庭園で、中腹から噴煙を上げる大雪山最高峰の旭岳が間近に見上げられた。
姿見の池
姿見駅から旭岳
姿見駅からお花畑の中を通過して、旭岳へ標高差600m余の登山道に入る。岩と砂礫のジグザグ道は、雰囲気が浅間山の登りに一寸似ている。どの位のタイムで登ったか記憶に無いが、北海道最高峰、旭岳(2291m)からの眺めは素晴らしく、遠く南の方向にはこれから登るトムラウシ山の個性的な山容が望まれた。
北海道最高峰、旭岳山頂
山頂からトムラウシ山(中央奥)方面
旭岳から一旦降って間宮岳へ登り返す。間宮岳は外輪山の一角で、眼下に有毒ガスを発生する御鉢平が見える。昔ここで毒ガスにやられた熊の死骸があったと聞いた。外輪火口沿いに進むと北海岳(2149m)の山頂、此処を右に曲って南隣りの白雲岳へ向かう。
間宮岳から御鉢平
北海岳山頂
登り返した白雲岳分岐は登山道の十字路で、右へ行けば白雲岳、左へ行けば小泉岳で、白雲岳に登ったような気もするが定かでは無い。十字路から南へ降ると広々とした白雲岳キャンプ地で避難小屋も建ち大勢の登山者で賑わっている。避難小屋に泊ったのかそれともテントを張ったのかもう忘れてしまったが、快適な所であったという印象だけは残っている。
白雲だけ分岐への登り(遠くの青いザックの人は単独行の白人女性だった。)
白雲岳から旭岳方面
翌日は雄大な山上高原の高根ヶ原を歩いてヒサゴ沼キャンプ地まで歩いたのだが、それは次回トムラウシ山のブログで紹介します。