Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

南ア、仙丈ヶ岳登山

2018年08月13日 | 山歩き

南ア、仙丈ヶ岳登山1日目(北沢峠 → 馬ノ背ピーク)

 8月10日(金)         天気=曇り時々晴れ

 

09:44北沢峠→ 09:53大平山荘→ 10:17~22鋸岳展望台→ 12:14登山道合流地点→ 12:25~58馬ノ背ヒュッテ→ 13:22~30馬ノ背ピーク→ 13:44馬ノ背ヒュッテ

 

 天気予報はスッキリしなかったが、お盆休暇で明日から山は大混雑するだろうから今朝早くに我家を出発した。芦安温泉の駐車場は第1、第2とも満杯だったが、運よく第3駐車場に車を停める事ができた。

 芦安温泉から広河原へ向かうジャンボタクシーの運転手さんは、何と先月北岳登山をした時の人と同一人物で、照れくさいので知らんぷりしてたが彼はニコリと笑って会釈してくさた。

 芦安温泉からジャンボタクシーで広河原へ

 広河原から北沢峠行きのバスに乗り継ぎ、北沢峠へは9時半頃着いた。私が若い時分には、北沢峠へ来るだけでも丸一日かかったのに隔世の感がある。予報どおりに雲の多い天気だが、準備を終えると出発する。冬も含め何度も登っている仙丈ヶ岳だが、今日歩く藪沢コースは初めての道だ。

 広河原からバスで北沢峠へ

 北沢峠に到着

 北沢峠から林道を少し降り、大平山荘の脇から登山道が始まる。最初は樹林帯の緩やかな道で快適に歩いていける。しばらく登ると樹林が途切れ、戸台川越しに鋸岳が望める展望ポイントだが、雲に覆われ鋭い稜線は見えなかった。

 大平山荘脇の登山道入口

 水場もある樹林帯の道

 展望ポイントから鋸岳方面

 展望台を過ぎると徐々に傾斜が強まってくる。右手に沢音が聞こえ藪沢大滝の傍を通っているはずだが、その姿を見る事はできなかった。急坂は長く続かずやがて道は緩やかになり、道路崩壊の為迂回路を通過すると藪沢沿いの道になった。

 樹林帯の道が続く

 迂回路地点

 沢に架かる丸木橋を渡る

 藪沢は明るい沢で、渓流沿いに心地よく登って行くが、頭上からの強い陽射しが少々きつかった。やがて大滝ノ頭から馬ノ背ヒュッテに向かう道の合流地点に着き、そこを右に曲ってしばらく登ると馬ノ背ヒュッテの建物が見えた。北沢峠からヒュッテまで、約2時間40分の道程だった。

 藪沢沿いの道

 大滝ノ頭からの道と合流

 小仙丈ヶ岳の稜線が見えた

 馬ノ背ヒュッテは標高2640m地点に在りウッディ調の建物は2階建てで、こじんまりとした綺麗な山小屋だ。小屋で受付をしてくれたのが斉藤しのぶさんという女性だった。彼女が小屋の管理人で豊富な山歴を持ち、山岳業界ではちょっとした有名人だ。山女にしては珍しい色白美人なので、彼女と会えるのも楽しみの一つだった。今日は70名の予約が在り小屋の人達はテンヤワンヤの大忙しだったが、一緒の写真を撮らせてもらい少しだけお話もできた。

 馬ノ背ヒュッテ

 

 受付を済ますと、時間も早いので散歩がてら馬ノ背ピークまで往復する。馬ノ背ピークは丹渓新道沿いの尾根にある小さな高まりだが、山頂部に標識の類は無く西面が大きく崩壊したハイ松と砂礫の広い台地だった。

 馬ノ背ピークから仙丈ヶ岳方面

 馬ノ背ピークの大ガレ

 馬ノ背ピークから戻ると、生ビールを飲んだり読書したりして午後の時間を過ごした。夕食は2回に分けて配膳されたが、我々は早い受付だったので最初に食事する事ができた。

 ヒュッテの食堂兼休憩スペース

 夕食の名物カレー

 ここの夕食はカレーが名物で、レストラン顔負けの美味さだ。普段は夕食にご飯を食べない私も、思わずおかわりしてしまった。寝室も混雑していたが、我々は1階の角に寝れたので快適に眠る事ができた。夜中トイレで屋外へ出たが、夜霧がジットリと覆っており明日の仙丈ヶ岳登山は大丈夫だろうかと少々不安になった。

 ヒュッテの寝室

コメント
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