Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№91、上越県境、仙ノ倉山(2百名山)

2021年03月04日 | 三百名山回顧

 仙ノ倉山は上越県境に聳える谷川岳から平標山に連なる谷川連峰の最高峰です。しかし茫洋として目立たぬ山容と人里から離れた位置にある事が災いして、盟主の座を谷川岳に奪われています。

 峻険な谷川岳とは対照的に、仙人ノ倉山付近の稜線はたおやかな地形で、一帯は高山植物が咲くお花畑の名所として知られています。そんな仙ノ倉山へ初登山は昭和57年の7月11日の事で、当時所属していた山岳会の山行でした。

 高山植物を見に行こうというのが主な目的だったので女性主体のメンバーとなり、私はリーダーのS子さんに荷物運びのポーター的役割で誘われたのだと思います。

 その時の行動記録とS子さんの感想文が、当時の会報に載っていたので、下記に転載させてもらいます。S子さんがあの世へ旅立たれてからもう十数年の歳月が経つけれど、あの頃は彼女と一緒に随分アチコチの山を登りました。これも懐かしい山行の一つです。

◎行動記録

谷川連峰、平標山~仙ノ倉山登山

昭和57年7月10日夜~11日

参加者:CL.S他、女性7名、男性3名、計10名

10日22:30成増駅集合➝ 23:00Sさんのトラックで出発

11日02:30元橋(登山口)着。「トラックの荷台やツェルトで仮眠。

05:30起床、朝食。

06:15体操して出発、松手山への登山口は、元橋バス停の小屋裏から。

08:35~55松手山着。休憩、天気に恵まれて苗場山の眺望が良く残雪が見える。風は少し強いが心地よい。

平標山直下の登り?

10:30~55平標山着。休憩、記念写真を撮ると仙ノ倉山へ向けて出発。

平標山山頂

平標山付近のお花畑

11:10平標山の家への分岐。ハクサンコザクラあり。

11:55~13:15仙ノ倉山着。風強くハイ松の陰で昼食パーティ。ビールで乾杯する。

仙ノ倉山山頂

14:20~45平標山の家。休憩、ジュースが1本250円也。

15:30~40林道出合。水場で冷たい流水有り、皆で顔や手を洗う。

16:30元橋(トラック)着。

17:00トラックで出発、途中ドライブインでラーメンを食べて帰る。

23:00成増駅着。解散。

 

◎S子さん感想文

 久しぶりに訪れた平標山、歩いてみてやっぱり谷川連峰は良いなあと思った。雄大な緑の稜線が遠くまで伸びている様が、何ともいえず良い。もう彼此十年前になるだろうか。山へあまり言った事が無い頃、喘ぎ喘ぎ谷川岳から平標山、三国山まで縦走した時の事などを、懐かしく思い出してしまった。仙ノ倉山から先へ歩いて行く人を見ると、私もついて行きそうになった。時間があれば縦走したかったコースだ。

 平標山から仙ノ倉山へは、夜行日帰りには丁度良い楽なコースだ。花が多いのが嬉しい。今回はハクサンイチゲが見頃で良かった。ハクサンコザクラも可愛い花を見せてくれた。仙ノ倉山でゆっくり昼食をとったのも楽しかった。

 ただ、辛かったのは長距離トラックに揺られた事。丹沢や奥多摩辺りに行くのならば2~3時間でだから我慢もできようが、越後ともなると遠いので無理だ。歩くよりも乗っている時の方が疲れたから。乗客以上に大変だったのは運転手のSさん、ご苦労さまでした。

 

 

 この山行の1年後の昭和58年9月4日に、山岳会の仲間F君と二人で谷川岳から平標山まで谷川連峰の日帰りカモシカ山行(今風に言うとトレイルマラソン)をやった。この時にも仙ノ倉山の山頂を踏んだのだが、余裕が無くて写真は撮れなかった。

 3度目は平成28年4月に、妻と二人で残雪の仙ノ倉山を登った。この山行は本ブログで掲載済なので、詳細は下記をクリックしてご覧ください。

 

 谷川連峰、平標山~仙ノ倉山登山

 4月9日(土)  天気=晴れ

 

07:18平標山登山口駐車場→ 08:24~36送電線鉄塔→ 09:13~19松手山→ 10:44~11:00平標山→ 11:43~49仙ノ倉山→ 12:24~13:00平標山→ 13:25~39平標山ノ家→ 14:20~25林道出合→ 15:15平標山登山口駐車場

  

  

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