1月27日(木) 天気=晴れ
08:19石間交流学習館駐車場→ 08:29南尾根登山口→ 09:37漆木登山道分岐→ 11:10~47城峯山→ 11:55~12:05城峯神社→ 12:43男衾登山口→ 13:15石間交流学習館駐車場
山友達と登った棚山ハイキングから2週間が過ぎ、又「山歩きたい虫」が騒ぎ出したので、秩父市の西に聳える城峯山へ妻と二人で出掛けた。城峯山は荒川と神流川に挟まれた山域にある標高1千mを越える1等三角点の山で、山頂直下まで車道が通じているので車を使えば安易に登れるが、山麓から歩けばけっこう奥深い山です。
城峯山は遠い昔に東側の西門平集落から登っているので、今回は南側の中郷集落から南尾根を登る事にした。朝6時頃車で我家を出発し、登山口の中郷へは8時過ぎに着いた。
登山口傍の石間交流学習館駐車場(約10台駐車可)に車を停め、ここから歩き始める。車で来た車道を少し戻ると、急坂の車道が左へ分岐していた。その車道を少し登ると「ふれ愛の水」という美味しそうな湧き水が出ていたので、ここで飲み水を確保する。
左折して急な坂道は入る(登山口の道標有り)
ふれ愛の水
更に車道を登ると、南尾根の登山道入口に着いた。ここから樹林帯の道が延々と続くが、道は明瞭で道標も要所に設置され気分良く歩く事ができる。展望の無い道を黙々登って行くと、道沿いに何となく人面相を思わせるユニークな岩と出会った。
南尾根登山道入り口
快適な道が続く
人面相?の岩
駐車場から歩き始めて1時間20分ほどで、漆木からの道との合流地点に達した。合流地点を過ぎてしばらく進むと、南尾根は小さなアップダウンを幾度も繰り返す歩き難い道に変わった。
漆木登山道合流地点
岩場の登り
急坂の降り
道沿いから通信アンテナ塔が建つ城峯山の山頂が小さく望めるが、中々近づいて来ない。途中には稜線を巻く巻き道ルートもあったが、踏み跡不明の為通行禁止になっていた。
南尾根最後の914mピークを通過しザレた急坂を下ると、城峯山との鞍部に着き、その先で城峯神社へ向かう車道が交わっていた。車道からトラロープが張られた急坂を一気に直登すると、大きな通信アンテナ塔が建つ城峯山の山頂へ到着した。
山頂直下で交わる車道(城峯神社へ向かう道)
山頂直下の登り
城峯山山頂
まずは休憩し、カップヌードルを食べて冷えた身体を温める。誰もいない陽だまりの山頂はとても居心地が良く、熱いコーヒーを飲むのが至福の時間です。食事を終えると通信塔中段の展望台へ登ってみる。
城峯山山頂
展望台からは360度の展望で、東は秩父市街地や武甲山、南は奥秩父山脈の連なる山稜、西には遠く銀嶺の八ヶ岳や浅間山が望め、北側は眼下に神流湖の湖面が見下ろせた。
秩父市街地と武甲山(中央奥)
奥秩父山地主脈と両神山(右奥)
父不見山(右から2番目の山)など西上州の山々と浅間山(父不見山の背後)
40分ほどの滞在で山頂を後にし、緩やかな道を降って、10分足らずで山頂直下の城峯神社へ着いた。ここは平安時代の武将「平将門」の伝説が今に伝わる由緒ある神社で、狼信仰の跡も残されており厳かな雰囲気が漂っています。
城峯神社
城峯神社の参道門
神社からは表参道を、緩やかに降って行く。良く整備されて歩き易い道が続きます。やがて沢沿いの道となり、最後に急坂を一気に降るとポツンと一軒家が在り、そこが男衾登山口だった。
緩やかな参道を降る
沢沿いの道になる
男衾登山口のポツンと一軒家
男衾登山口から沢沿いに緩やかな車道を降って行く。15分ほど降ると何軒かの家々が建つT字路へ着いた。T字路には金属製の大鳥居が建っている。ここが表参道の出発点となるのだろうか。
T字路の大鳥居
T字路を左へ曲がり、集落がポツポツと建つ車道を15分ほど降り、車を停めている石間交流学習館の駐車場へ戻って来た。車に乗ると秩父市街地を経由して横瀬の「武甲温泉」へ立ち寄り山の汗を流した。今日はシルバー割引ディで(毎週火・木曜)、700円のところ500円の料金で入浴する事ができた。
車道途中に在った水車小屋(ここでも数台駐車できる)
石間交流学習館駐車場へ戻って来た
城峯山は埼玉ではホドホド人気の山だが、今日出会ったのは単独行の男性一人のみだった。冬の晴れ間の木漏れ日ハイキング、ストレス解消の心地よい一日となりました。