6月19日(日)
「鶴ヶ島市市民の森でホタルが生息していると書いたブログがあるよ」と山の先輩Iさんからメールが送られてきた。そのメールをクリックしてみると、去年鶴ヶ島市にオープンした「鶴ヶ島グリーンパーク」という公園の事が載っていた。
此処は旧農業大学跡地に造成された公園で、野球場、サッカーグランドなどの運動施設の他に飯盛川の源流が流れる自然林のエリアがあり、私の家から車で10分ほどの距離なので、過去に何度か訪れていた。
公園入口の案内板
公園内の貯水池では蓮の花が咲く
サッカーグランド(広い駐車場とトイレが併設されている)
竹林(入ろうとしたら保護団体の人から立入禁止と注意された=タケノコ泥棒がいるらしい)
心地よい自然林のベンチ
春の木漏れ日が差す自然林
源流でホタルを養殖している事は知っていたが、実際にホタルが飛んでいるというのは初耳だったので、Iさんと一緒にホタル見物へ行こうという話になった。
飯盛川が流れ始める最源流の湧水
飯盛川の流れ(この後、越辺川→入間川→最後は荒川となって流れていく)
飯盛川沿いの遊歩道とベンチ
立川市から遠路はるばるやって来たI夫妻とは圏央道鶴ヶ島インタ傍のスーパー「ベイシア」で待ち合せ、夕食を済ました後に公園へ向かった。
公園の駐車場が閉鎖されていたので少し離れた空き地に車を停め、5分ほど歩いてホタルが飛んでいるという公園内の飯森川源流に着いた。森の中は暗闇だが、公園横を走る車のヘッドライトや近在工場や住宅街の外灯の光が差し込んで、薄っすらと周囲の風景が判別できるほどの暗さです。
さて肝心のホタルだが、源流沿いの「ホタル保護中」と書かれた標識の場所でたたずんでいるとポツリポツリと点滅しながら飛び交うホタルが確認できた。しかし以前信州安曇野で見たような、無数に乱舞するホタルの群れとは比べようも無い。
ホタルの存在を知らせる標識
それでもカメラを固定してやみくもにシャッターを切りまくったが、撮影に慣れていなかったので辛うじて数枚ほどにホタルの光が微かに写っているだけだった。
実際に撮った写真
同 上
ホタルの少なさに、ワザワザ遠くからやって来たI夫妻は若干ガッカリした様子で立川市の自宅へ引き上げて行ったが、マアそれでもホタルの存在を確認できただけでも、まるっきりの無駄ではなかったから良しとしましょう。
この公園はまだ開発途上中で、市民にもあまり知られていない。今後の保護活動が実を結べば、もしかしたらホタルが見られる名所として近在に知られるかも知れない。観光スポットの少ない鶴ヶ島市としては、貴重な観光スポットが一つ増えるわけで、ぜひとも実現して欲しいものです。