Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

大菩薩山系、大蔵高丸~ハマイバ丸ハイキング

2022年06月11日 | 山歩き

6月9日(木)     天気=曇り

07:50湯ノ沢登山口→ 08:08登山道分岐→ 09:53~10:08湯ノ沢峠→ 10:43~51大蔵高丸→ 11:15~40ハマイバ丸→ 12:06大蔵高丸→ 12:35~44湯ノ沢峠→ 13:30登山道分岐→ 13:40湯ノ沢登山口

 

 眼の治療を受けてた妻が先日の通院で、「もう普通の生活に戻って大丈夫ですよ」と医師から回復を告げられた。普通の生活が大丈夫なら山歩きも大丈夫だろうと、さっそく山梨県の大菩薩山系へ出掛ける事にした。

 最高峰の大菩薩嶺から最南部の滝子山まで長々と連ねる大菩薩の山稜は、ハイキングコースとして人気が高い。今日向かったのは山稜の中間地点に聳える大蔵高丸とハマイバ丸で、いずれの山も大菩薩の中では地味なピークだが、「秀麗富嶽」の山と地図には書かれている。

 早朝車で我が家を出発し、中央道の大月インターで高速道路を降り、大峠に向かう山岳道路を20分程走って、湯ノ沢峠への登山口に着いた。道路の路肩に車を停めて、ここから歩き始める。

登山口から林道を登って行く

 通行止めのゲート脇を通過して、林道をしばらく遡る。20分足らずで林道終点に着き、標識に従い右へ曲がって大規模な森林伐採地の外柵沿いに登って行く。

右に分岐する登山道の標識

伐採地の柵沿いに登って行く

 しばらく柵沿いの道を登ってGPSを確認すると、湯ノ沢峠とは全然違う方向へ進んでいる事に気が付いた。登って来た道を引き返し、GPSを頼りに右へ曲がって小さな沢を渡ると、湯ノ沢峠への道があった。この道間違いで30分程時間をロスしてしまった。

此処で柵沿いから離れ、左へ曲がるのが正しい道(標識が無いので分り難い)

小さな沢を渡ると湯ノ沢峠へ向かう薄い踏み跡がある(下山時)

 薄い踏み跡を登って行くと、「湯ノ沢峠→」と書かれた標識が有り、これで正規に道に戻ったと安堵した。標識から先は、鬱蒼とした樹林帯の中を細々とした踏み跡が続いている。

「湯ノ沢峠→」と書かれた標識

 セセラギが聞こえる沢沿いの道は幽玄な雰囲気で、異次元の世界へ迷い込んだような気持ちになる。やがて道は急登となり、沢を離れ左へトラバースするように登って行くと、大菩薩嶺から滝子山へ続く縦走路が交差する湯ノ沢峠へ着いた。

緑に染まりそうな静寂の道

同 上

苔むした岩

縦走路が交差する湯ノ沢峠

 峠で一休みした後、左へ曲がって大蔵高丸への道へ入る。峠から先は草原が広がる明るい尾根道で、気分良く歩いて行ける。道の途中には鹿除け防護柵の扉が3カ所ほど設置されている。

湯ノ沢峠のお花畑(道の両側に進入禁止のロープが張られている)

鹿除け防止柵の扉

 この辺りは鹿害が酷いのだろうか。そういえば時折「ピーッ」という鹿の鳴き声も聞こえてくる。草原から樹林帯の緩やかな道になり、2度ほどジグザグを繰り返すと、大蔵高丸(1781m)の広々とした山頂へ着いた。

大蔵高丸山頂

山頂から雲の下に甲府盆地を望む

 山頂は360度の展望で富士山の眺望が良いはずだが、残念ながら雲に隠れて見る事は出来なかった。大蔵高丸からハマイバ丸への道も草原と樹林帯が入り混じる明るく快適な尾根道が続く。ここでも鹿除け防護柵が2カ所ほど設置されていた。

道沿いのツツジ

ハマイバ丸手前のピーク

 大蔵高丸から25分程でハマイバ丸(1752m)の山頂へ着いた。こちらの山頂は樹林帯に囲まれ大蔵高丸ほどの展望は無く、南側だけ切り開かれ天気が良ければ富士山を望む事ができるようだ。

ハマイバ丸山頂

 山頂で30分足らずコーヒーブレイクした後、来た道を引き返す。ハマイバ丸から1時間ほどで湯ノ沢峠へ戻って来た。峠の西側直下まで林道が通じているので、休憩がてら様子を見に行ってみた。林道終点には立派な避難小屋とトイレがあり、ここまで車で来れば、大蔵高丸やハマイバ丸へは楽々と登る事ができるだろう。

湯ノ沢峠直下の林道終点

 峠へ戻り、沢沿いの道を登山口へ降って行く。午後になって雲が厚みを増し今にも雨が降って来そうな空模様なので気が焦る。下りは道に迷う事も無く、峠から1時間足らずで車を停めている登山口へ戻って来た。

登山口のゲートに戻って来た

 湯ノ沢峠へのコースは随分前に一度歩いており、その時は分りやすい道だった。しかしその後林道終点付近が大規模な伐採地に変って、標識も殆ど無いので道が分り難くなっている。今後この道を歩く人は慎重な地図判読が求められるだろう。

 車に乗ると大月を経由して小菅村の日帰り温泉「小菅の湯」に向かい、山の汗を流した。今日は梅雨の合間の登山日和で、山の生気と新緑とセセラギに元気と英気をもらう事ができました。

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