久しぶりに河川敷のテニスコートへ出掛けベンチで休憩していたら、テニス仲間のH氏が黒い実のついた小枝を持ってきた。「何それ?」と尋ねたらH氏はおもむろに「グミの木だよ」と教えてくれた。
小枝になったグミの実
お菓子のグミは知ってたけれど、「グミの木」というのはあまり聞いた事は無かった。「デッ、その実は食べられるの?」と重ねて聞いたら、「食べられるよ」と言いつつH氏は一粒実を口に含んだ。そして「甘いよ、これ」と言う。
私も一粒食べてみたら本当に甘い。それも甘柿が熟したようなドロッとした甘さだ。生で食べても大して美味とは思わないが、煮詰めてジャムにしたりヨーグルトと混ぜれば、けっこう美味しい味かも知しれない。
更に「グミの木は何処にあるの?」と聞いたら、「そこの黄色い大きな木だよ」とH氏が指さした。何だ何処にでもあるような木ではないかと思いつつ木の下へ行ったら、枝の間々に黒い実がタワワに実っている。
グミの木
枝の合間にたわわになったグミの実
別に採る気は無いけれど、その気になったらこれ一本で相当収穫できそうだ。自然界の植物で食用になるのは土手に咲く菜花や幾つかの山菜ぐらいしか知らないが、こんな身近な所にもあったのは意外だった。万が一非常事態や食糧危機になった時、こういう知識が役に立つのかも知れません。