Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

桜島(湯ノ平展望台)登山

2014年05月15日 | 山歩き

5月15日(木)  天気=曇り

 

15:33県道26号(小池町)→ 16:16~18京大観測所ゲート→ 16:24~29湯ノ平展望台→ 16:55県道26号(小池町)

 

人吉市から車を走らせ、桜島山麓に着いたのは午後2時過ぎになった。桜島の最高峰は北岳(1117m)なのだが、活発な火山活動で山域の大部分が立入禁止となっている。

一般人が行ける最高地点は標高374mにある湯ノ平展望台、ここまでは立派な車道が通じており観光客で賑わっている。命懸けで法を侵し北岳に登る根性はサラサラ無いので、山麓から湯ノ平展望台まで往復する事にした。

桜島フェリーの港から程近い県道26号の空き地に車を停め、ランニング姿になって展望台に至る車道をジョギングと速足を混じえて登って行く。往復約10キロ程の距離になる。コースの車道は緩やかな傾斜だが西陽が強くけっこう汗を掻かされる。

 県道の表示板(湯ノ平展望台まで5キロとある。)

 展望台手前の交差路(直進すると京大観測所)

 人家が尽きると道は緩やかなに右へ曲がって行く。出発して40分程で交差路に着いた。左へ行けば湯ノ平展望台、直進すると春田山(408m)に建つ京大観測所に向かう。標高はこちらの方が高いので、まず観測所を目指す。5分程で砂防工事の作業道が左に分岐している。この道は勿論工事関係者以外立入れない。その少し先が京大観測所だった。こちらも門が固く閉じられ立入る事ができない。

 作業道の入口

 京大観測所ゲート

一応此処が一般人の立入れる最高地点なので、これをもって桜島登山が成就した事にさせてもらう。この後湯ノ平展望台にも寄ってみる。その名のとおり展望は抜群で、桜島の威容や鹿児島市街などが眺められる。残念な事に今日は霞んだ天候で、もう一つスッキリしない眺望だ。

 湯ノ平展望台

 展望台から桜島

 展望台から鹿児島湾

この後転がるように来た道を駆け降って車まで戻り、今宵の宿「国民宿舎、桜島レインボー」へ向かう。鹿児島湾の絶景を眺めながらの温泉は、疲れた身体に心地よく正に極楽極楽である。

 国民宿舎桜島レインボー前から見た桜

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国見岳登山

2014年05月14日 | 山歩き

5月14日(水)         天気=曇り後雨

 

 07:54新椎葉越駐車場→ 08:19ぼんさん越→ 08:461617mピーク→ 09:07~15烏帽子岳分岐→ 09:31展望岩→ 09:51~55五勇岳分岐→ 10:27小国見岳分岐~ 10:44~53国見岳~ 11:09小国見岳分岐~ 11:41五勇岳分岐→ 12:03展望岩→ 12:16烏帽子岳分岐→ 13:06ぼんさん越→ 13:20新椎葉越駐車場

 

 熊本と宮崎の県境に聳える国見岳は奥深い山だ。10年前にも訪れた事があり、その時は登山口に通ずる林道が通行止めだった為登る事が出来なかったから、今回はどうしても登りたい。

 観光するという妻と早朝に別れ、嫌になる程狭くてクネクネ曲った国道445号を経由して登山口のある五木村、五家荘に着いた。ところが今回予定した五勇谷橋コースの登山口へ通ずる林道が又しても崩壊の為通行禁止になっている。

 となれば新椎葉越の峠から登るしかない。この道はコースタイムが8時間10分と長いのから、出来れば選択したくなかったのだが仕方ない。細々と山腹を登る五家荘林道を伝って新椎葉越えの峠に着いた。ここは駐車場とトイレもあり明るい雰囲気の場所だ。この先はもう宮崎県椎葉村になる。

 「お昼前から雨」という天気予報だったので快速で歩こうと思い、荷物は最小限にして8時前出発する。20分余歩くと「ぼんさん越え」と書かれた標識があった。昔の峠道は此処を越えていたようである。

 小さな岩峰から来た道を振り返る。

 樹林の道は幾度もアップダウンを繰返し徐々に標高を上げて行く。岩稜の小さなピークで初めて展望が得られた。前方に見える緩やかなピークが烏帽子岳かと思ったが、それは前衛の1617mピークで烏帽子岳(1697m)はその先にあった。

 烏帽子岳分岐

 山頂は登山道から少し離れており、先を急ぎたい私は山頂をパスする。この辺りからシャクナゲの群落が俄然増えてきた。鑑賞したところだが何時雨が降ってもおかしくない天気なので、気持ちにそんな余裕がない。

 石楠花の群落

 烏帽子岳から五勇山の中間地点に「展望岩」と書かれた岩峰(1654m)があったが、それ程の展望は無かったが、シャクナゲはここらが一番多かった。烏帽子岳から約40分で着いた五勇山も山頂は登山道から外れており、このピークもパスする。

 五勇山分岐

 この先も樹林帯に続く道は長く国見岳はまだ遠い。静かな道に時折鹿の姿を見掛る。小国見岳の東側を巻いて進むと、前方にやっと目指す国見岳の山頂が見えた。毒草で鹿が食べないコバイケ草の葉ばかりが目立つ急坂を登って念願の国見岳(1739m)に着いた。

 国見岳へ続く登山道

 国見岳山頂前の急坂

 山頂に着くのを待ってたかのように雨が降り始めた。帰路も長いのでノンビリとはしていられない。記念の写真を撮り、簡単に食事を済ますと急かれるように山頂を後にする。時間が経つにつれ雨足が強まって時折土砂降りになる。

 国見岳山頂

 山頂から北の山々

 持っていた傘は壊れ、雨具の中の身体も登山靴の中も水浸し状態で座る事さへ出来ない。不慣れな山中で誰にも会わず過酷な天候の中歩き続けるのは辛いものがある。忍の一字で黙々と脚を運ぶ。

 雨の中シャクナゲの群落

 五勇山を越え烏帽子岳を越え、ぼんさん越に着いて「アァやっと戻れた。」と安堵した。新椎葉越の駐車場に着くと素早く衣服を着替え、車で林道を降って行く。雨脚が強いので道路の損壊も心配なのだ。

 五家荘の集落まで降ってやっと一安心する。ずぶ濡れの山行となった今日の国見岳登山はけっこう厳しかった。でも念願の山だったから登頂できたのは本当に嬉しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲仙岳登山

2014年05月13日 | 山歩き

5月13日(火)         天気=晴れ

 

 08:34仁田峠駐車場→ 09:13~20普賢岳分岐→ 09:40~58普賢岳山頂→ 10:15普賢岳分岐→ 10:30国見岳分岐→ 10:40~51国見岳→ 11:15妙見岳→ 11:20~25展望台→ 11:45仁田峠駐車場

 

 雲仙岳ロープウェー駅がある仁田峠駐車場は、春の開花時期には大混雑すると聞いていたから危惧していたが、我々が到着した時は意外に空いていた。   

 大型バスが数台同時に到着し、大勢の観光客と一緒になってロープウェー駅に向かう。道の両側はツツジが満開で美しい。 

 仁田峠からロープウェー駅に向かう道

 駅に着くとロープウェーに乗車する観光客と別れ、我々は、石の鳥居を潜って普賢岳と妙見岳に挟まれた谷間の道を粛々と進む。先程の喧騒が嘘のように誰も居ない静かな道だ。

 鳥居を潜って登山道に入る。

 駅から30分程で普賢岳と国見岳へ別れる分岐に着いた。標識には「もみじ茶屋」という地名が書かれている。昔は茶店でもあったのだろうか。ここから右折して普賢岳へ向かう。

 谷間の静かな道

 けっこうな急登だが、それも長くは無く20分程で山頂直下の小さな神社に着いた。その神社の上が普賢岳山頂(1359m)だった。展望は申し分なく何より先年の大噴火で隆起した平成新山が圧倒的な迫力で望まれる。

 普賢岳山頂

 普賢岳から平成新山

 平成新山は普賢岳より150m程も高く、現在長崎県の最高峰なのだが、あと数十年は立入る事ができないだろう。誰も居ない山頂でしばらく眺望を楽しんだ。

 山頂を後にすると分岐に戻り、国見岳への登りに掛る。次々登山者とすれ違うようになった。殆どの登山者は我々とは逆コースで、ロープウェー~国見岳~普賢岳と巡るようだ。

 国見岳直下の鎖場

 尾根まで登り国見分岐から国見岳へ向かう。一箇所鎖場を通過するが大した事は無く、僅かな登りで国見岳(1347m)に着いた。狭い山頂からの展望は普賢岳に劣るものの違った角度から見る平成新山の姿が印象的だ。

 国見岳から普賢岳と平成新山

 国見岳から妙見岳

 山頂を後にすると分岐まで戻り、一旦降ってゆっくり登り返し妙見岳直下に着いた。山頂への道は「崩壊の為通行注意」と標識に書かれていたが、実際に歩くとそれ程の事は無くアッサリ山頂(1333m)に着いた。

 妙見岳からロープウェー山頂駅までは僅かな距離で、駅の上にある展望台は多くの人で賑わっていた。晴れてはいるが春霞でスッキリした展望は得られない。それでもウッスラと天草の島々や海を挟んで熊本の大地が確認できた。

 展望台から雲仙ロープウェーと仁田峠

 展望台からはロープウェーで下山できるが、我々は歩道を歩いて降る。展望台から20分程で仁田峠の駐車場へ戻る事ができた。確か雲仙は国立公園の第一号と聞いているが、それだけの価値はある素晴らしい山だと思った。

 仁田峠付近のツツジの群落

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は雨なので、島原観光します。

2014年05月12日 | 旅行

5月12日(月}雨
「長崎は今日も大雨だった。」で登山を諦め観光客になる。
雲仙普賢岳噴火被害記念館や島原城を見学中々興味深かった。
午後早めに小浜温泉、休暇村雲仙に投宿お風呂でダランとなりました。
明日天気良ければ雲仙普賢岳登ります。

 

 雨の島原城

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多良岳登山

2014年05月11日 | 山歩き

5月11日(日)         天気=晴れ

 

 10:38中山キャンプ場登山口→ 11:17多良川水源→ 11:26金泉寺分岐→ 11:45~12:10多良岳山頂→ 12:25~35金泉寺(金泉小屋)→ 13:03中山キャンプ場

 

 多良岳は佐賀・長崎県境上にある1千mにも満たぬ小粒な山だ。山上には金泉寺というお寺も建ち、宗教色の強い山でもある。登山口の中山キャンプ場には10時半頃着いた。立派なキャンプ場だが、営業していないのか人影は無い。

 中山キャンプ場登山口

 同時期に着いた男性3人組と相前後して出発する。樹林の中、良く整備された歩き易い道が続く。やがて僅かな水流の沢を渡る。2番目の沢には「多良川水源」と書かれた標識があった。

 最初の沢

 流水で喉を潤し、しばし急坂を頑張ると尾根上の分岐に着いた。右へ行くと「金泉寺」、我々は左折して多良岳へ向かう。石の鳥居を潜り石段を登ると急坂に何か所か鎖場を通過するが大して危険性は無い。

 金泉寺分岐

 分岐上の石段

 登山道沿いに鎮座する石像

 途中の鎖場

 以外に早く稜線の分岐に着く。左へ行けば国見岳、我々は右折して数分で多良岳(983m)に着いた。さして広く無い山頂には石造りの神社が建っている。山頂標識を探したが見当たらない。仕方なく神社をバックに記念の写真を撮る。

 多良岳山頂

 周囲は灌木が茂りあまり展望は無い。山頂を後にし、国見岳(996m)にも寄ってみた。展望はこちらのピークの方が良い。北には多良山系最高峰、経ヶ岳、南は諫早湾や雲仙岳の眺望が得られた。

 国見岳から経ケ岳方面

 国見岳から諫早湾と奥に雲仙岳

 下山の途中、金泉寺にも寄ってみたが、中々立派な建物だった。どうやら最近建替えられたようである。又お寺の横には「金泉寺山小屋」という有人の山小屋があり、数人がハイカーが休憩していた。

 金泉寺

 金泉寺山小屋

 金泉寺から約30分程の下りで中山キャンプ場に戻った。今日は爽やかな青空の下、約2時間半の心地よい山歩きができた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

九州まで14時間半のドライブ

2014年05月10日 | 旅行

5月10日(土)

 早朝、埼玉の我が家を出発し14時間半かかって北九州市に着いた。このドライブ、心身トータルの疲労度では去年の甲斐駒黒戸尾根日帰り登山よりきつかった。でも腰痛は何とか大丈夫だったのでホッとした。明日は佐賀県の多良岳へ向かいます。

           フゥ~

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日から九州三百名山登山へ出掛けます。

2014年05月09日 | 日記

 5月9日(金)

 今年のゴールデンウィークは山岳遭難の報道が目立った。特に槍穂高岳周辺での事故が多かった。里は春爛漫でも5月の北アルプスは完全な雪山、夏山と違い登るにはそれなりの技術・体力・装備が必要だ。

 我々夫婦が4年前の5月に穂高岳へ行った時も雪の状態が悪く、岐阜県警山岳救助隊が奥穂高岳コースの難所、白出コルのハシゴ場手前で、登山者の未熟度・装備をチェックして不備な者は追い返されていた。中には強引に突破する者もいたが、案の定ハシゴ場上の急なアイスバーンで身動きが取れなくなっていた。

 その時我々夫婦は奥穂高を諦め涸沢岳に転進したが、奥穂へ行かなくて本当に良かったと思う。登山者の困難な山に挑戦したいという気持ちはよく判るが、でもそれは安全登山とは相容れない。事故を未然に防ぐには己の限界を知り、その一線を絶対越えない心構えが必要だと思う。

 好きな登山の事とてツイツイ熱く語ってしまったが、ところで明日から三百名山稼ぎで九州へ出掛けます。登る山は9座、こちらは雪山じゃないから凍死や滑落の心配は無いけれど、道迷いと私の腰痛が悪化せぬか気懸りだ。余裕があったらガラ携にて簡略ブログを送信し、後日詳細を更新します。

 奥穂高岳コースの難所、白出コルのハシゴ場(H22・5・4)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セブンイレブン弁当のご飯が最近やたら美味しい。

2014年05月08日 | 日記

 5月8日(木)

 山登りに行く朝は早いので、基本的にコンビニ弁当が多い。前からコンビニ弁当何て味わうものでは無く運動のエネルギー源としかみなしていなかったが、最近セブンイレブンで買う幕の内弁当のご飯がシャキシャキとして歯応えがあり随分美味しく感じるようになった。

 こんな事言うとセブンイレブンホールディングスの株でも持ってるんじゃないか、それとも身内にセブンイレブンの社員が居るんじゃないかと思われるかも知れぬが心底正直な感想だ。

 セブンイレブンが美味しく炊く技術を開発したか、或いは美味しいお米に変更したかのいずれではないかと私は睨んでいる。となるとセブンイレブン弁当の売り上げは今後アップするのは確実である。

 業績が上がれば株価もアップする。とするとセブンイレブンホールディングス株の買い時は「今でしょ。」・・・なお、この予想に関する一切の責任は負えませんので、買う場合は自己責任でお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥秩父、雲取山登山

2014年05月07日 | 山歩き

5月6日(火)             天気=り時々霧雨

 

 07:25鴨沢駐車場→ 08:58~09:03堂所→ 09:28七ツ石山分岐→ 09:54~57ブナ坂→ 10:17~21奥多摩小屋→ 10:53~11:50雲取山→ 12:15奥多摩小屋→ 12:33ブナ坂→ 12:53七ツ石山分岐→ 13:13堂所→ 14:10鴨沢駐車場

 

 5月の連休はテント泊で信越県境の雪山へ行く予定だったが、数日前から腰痛悪化の兆しがあり重荷を背負うと完璧にイカレそうだったので諦めた。しかし山を趣味とする者として何処へも行かぬというのは甚だ悔しいので日帰りで雲取山へ向かった。

 面白く無さげな妻の顔を横目に早朝我が家を出発、登山口の奥多摩湖畔にある鴨沢集落に着いた。国道沿いの駐車場は満杯で、小道に入ってすぐの空き地に車を停める。

 登山口の鴨沢集落

 今日は天気が良いと予報されてたのに霧雨のようなものが漂い、肌寒い天気であてが外れた。雨が降ったら引き返そうというつもりで出発した。歩き始めて20分程で山腹を捲く林道に出た。

 林道先の登山道入り口

 この林道を200m程進むと登山道入り口がある。鴨沢から雲取山へ至る道は昔から何度も登り降りしているが、緩やかで危険個所も無く実の快適な登山道だ。途中には2軒ほど廃屋がある。私が初めて此処を通った30数年前には、この家々にも暮らす人が居た。

 登山道沿いの廃屋

 霧に包まれた登山道は殆ど展望を得る事はできないが、瑞々しい新緑が美しい。昨日は山上の小屋に宿泊したであろう人々が次々と降って来る。以前は中高年ばかりだったけれど、最近若い人が多く尚且つ女性が多いのは喜ばしい事だ。

 幻想的な新緑

 水場を過ぎた辺りで元気な二人組の若者に抜かれた。服装から察するとトレイルランナー達だ。山の楽しみ方も多様化しつつある。彼らの後を追こうかと一瞬思ったが、F1カーに軽が挑戦するようなのものだから諦めた。

 コース上、唯一雪が残る地点

 七ツ石山分岐を過ぎるとブナ坂まで山腹沿いのトラバース道で、沢筋にはまだ多くの残雪が残されていた。石尾根上にあるブナ坂は白い霧の中にあった。

 石尾根上のブナ坂

 

 此処から緩やかな石尾根を登って行く。又トレイルランナーのグループに抜かれた。登山を楽しむ若者の増加は嬉しい事だが、出来るなら駆け抜けるだけの触合いでなく、重い幕営装具を背負ってドップリ山と対峙して欲しいものだ。

 連休中は大混雑したとネットにあった奥多摩小屋付近のテント場も、今朝は概ね撤収されて数張りのテントが残るだけだった。小屋を過ぎて二度急坂を越えると日原からの富田新道が合わさる小雲取山(1937m)に着く。

 奥多摩小屋

 ピークと言うより尾根上の小さな突起に過ぎない。霧で景色も見えないから休まずサッサと進む。此処から雲取山までは僅かな距離だ。やがて前方に雲取山頂避難小屋が小さく見えた。最後の急坂を頑張り10時53分雲取山(2017m)に到着した。鴨沢集落から12キロ、標高差約1500mを3時間半で登った。腰痛が残る身にしてはよく頑張ったと自我自賛。

 山頂の避難小屋(右)とトイレ(左)

 避難小屋の中に入りお湯を沸かしてラーメンを作る。腹ペコで食べる具無しのインスタントラーメンが唸りたくなる程美味い。ひょっとして山頂は雲の上に突き抜け、雲海の絶景が眺められるのではと期待したが残念ながら雲の中で展望は皆無だった。

 雲取山山頂

 1時間程滞在し山頂を後にする。下山中も天候は相変わらずで、降るか降らぬかの霧雨なので雨具を着けぬまま降って行くが、身にまとう衣服がだんだん湿っぽくなってくる。「登山口に降立つまでどうか本降りにならないでくれ。」と祈りながら脚を早める。

 山頂から全く休まず降ったので最後の方は靴に納まる脚の小指が痛くなってきた。我慢しながら歩き続け14時10分鴨沢集落に到着、下りは2時間20分を要した。

 車を停めた空き地の一角に記念碑が建ちその文章には、此処が鴨沢小中学校の跡地であると書かれていた。この辺りも昔は大勢の子供達が居て賑わっていたのだろうが、殆どの山間部集落と同様、だんだん寂れてしまったのだ。その現状に少し切なさが募った。

 気儘な単独登山で今日はけっこう疲れを覚えた。何処か温泉でもと思ったが、連休中この近辺の温泉は何処も大混雑間違いなしだろうと推察し、我家付近まで戻って坂戸市にある「ふるさとの湯」の温泉に浸かった。

 ここも結構の混み具合だったが押すな押すなの状況には至らず、ノビノビ手足を伸ばして温泉を満喫する事ができた。

 夕刻我が家に戻り妻の顔をソッと窺うと、「今日登山用品店で新しい登山服を買ってきたの。」と上機嫌そうだったのでホッとした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の歩測数値は、

2014年05月05日 | 日記

 江戸時代の学者、伊能忠敬は初めて正確な日本地図を作製した人だが、測量の際、自分の歩幅で距離を求めていたそうだ。随分イイ加減な方法と思われるが、極めて正確な数値であったという。

 私も山歩きの役に立つのではと自分の歩幅を測った事がある。だけど随分昔の事で、その数値はすっかり忘れてしまった。先月伊能忠敬記念館を見学して触発された訳でも無いが、もう一度自分の歩幅を確認してみたくなった。

 そこで近所の運動公園へ出掛けた。此処には100m毎標示されたジョギングコースがある。まず100mを何歩で歩けるか、そして何秒掛かるかを試してみた。

 何回か試した結果は、100m=123歩&60秒という数値になった。という事は、1歩=0.813m、&1秒=1.667mこれが私の歩測数値になる。歩測数値が判れば簡単に距離が測れます。

 さっそく私のマンションから最寄駅まで歩測してみた。歩数は311歩、秒数は151秒、これで距離を求めると311歩×0.813m=253m。又151秒×1.667m=252mになった。つまり我がマンションから駅まで252~253mの距離があると判明した。このように自分の歩測数値を知っていると便利ですよ。

 「そんなカッタルイ事やんなくても、ヤフーやグーグル地図のルート探索を使えば一発で判っちゃうよ。」・・・・仰るとおりだが、そうやって何でもかんでも文明の利器に頼るから、現代人の五感はドンドン退化していくのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンピング症候群発症

2014年05月04日 | 日記

 5月4日(日)

 妻の姉のK代さんと娘のY子さん、その旦那さんのNさん3人が、昨日我家へ遊びに来てくれたので、夕食は皆で川越市郊外にあるスペイン亭という名の料理店へ行った。

 看板の如くそこはスペイン料理の店、正直私は和風で山海の珍味を食する方が好みなんだけど、主導権を握る妻がエラくお気に入りなので素直に追いて行った。

 好みで無いといっても美味しい料理だったので一寸食い過ぎ、気分も良かったせいかビールも普段の倍くらい飲んだ。と、しばらくしたら何やら気分が悪くなり冷や汗が出てきた。イカン久しく忘れていた「ダンピング症候群」の兆候だ。

 ダンピング症候群とは、何か物を買う際に「これは高いからもっと安く(ダンピング)しろー」と言いたくなる症状では無い。胃を切除した人に見られる次のような後遺症です。

 胃が小さい為に、大食いすると胃がその食べ物をストックできず一気に小腸へ流入する為、過剰にインシュリンが分泌し一時的に低血糖症に陥って、冷や汗、動悸、めまい、倦怠感等の症状が現れるのです。

 大食いして苦しむのは自分なので身体が適量を自覚して、最近はトンと症状に悩まされる事は無かったのだが、少し気の緩みがあったようだ。こんな時は飴などを舐めるか、しばらく休むと症状は回復する。今回も屋外に出て涼しい夜風に当ったら気分が良くなり、せっかくの楽しい席を壊さずに済んでホッとしだ。

 胃ガンの手術から11年、我が事ながらすっかり亡失していたが、自分が胃ガン患者OBであった事を思いださせてくれた夜となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月29日早朝、関越自動車道月夜野インター付近で熊と車の衝突事故?

2014年05月02日 | 日記

 4月29日早朝の出来事なのだが、関越自動車道を水上に向かっていた時、沼田ICを過ぎた辺りの表示板が交通事故発生を知らせていた。そして月夜野IC付近で誘導の警察官が一人立っており、横のセンターライン辺りに何やら黒い塊が横たわっているのが見えた。それは犬くらいの大きさだったが、尋常ならざる黒さからしてどうも熊のようだった。

 その少し先の路肩にパトカーと乗用車が1台停まっており、運転者らしき人が警察官と話し合っていた。そして乗用車のフロント部がかなり破損していた。時速80キロ位で通り過ぎたから詳細ははっきりしないが、状況を察するにあれは熊と車の衝突事故現場ではなかったのか。?

 もしそうならかなりレアな事故として大きく報道されるのではと、帰宅後テレビや新聞、ネットなどで検索などしてみたが、それらしきニュースを一つも見つける事はできなかった。

 ではあの事故は一体何だったのだろう。私の眼も精神状態も正常であったと思うのだけれど犬と見誤ったのだろうか、それとも白日夢でも見たのか。イヤイヤあの辺りでは熊と車の衝突何てありふれた出来事だから、ニュースにならなかったのか。同乗していた妻に聞こうにも、あの時は爆睡中だった。

 奥歯に物が挟まったような感じで、あの事故の事が気に掛る。「4月29日朝6時前後、関越自動車道下り線月夜野インター付近で熊と車が衝突事故を起した。」というニュースを見たか聞いたかした人は何処かにいませんか?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の中、西武ドームでプロ野球(西武~日ハム)観戦

2014年05月01日 | 日記

 4月30日(水)

 久し振りにと言うか、今年初めてプロ野球観戦(西武~日本ハム戦)で西武ドームへ出掛けた。流石に最下位争いを演じる両チームらしく拙攻/貧打の連続、毎回毎回「ア~」と球場内に溜息が洩れる。

 雨天の試合で閑散とした西武ドーム

 試合はDH大谷の活躍で日ハムが3-2で勝った。あの若さで彼は一流バッターの風格があり大したものだ。今日は不調だったが3番中田も凄みを感ずる選手だった。

 大活躍の日ハム、大谷君

 それに引きかえ西武は悲惨だ。涌井や片岡など有力選手が次々流出し、今のメンバーで存在感があるのは中村おかわり君くらいなもの、だから日ハムの浦野何て聞いた事も無いような投手に手も足も出ない。

 好機に三振して悔しがる西武、中村おかわり君

 先発メンバーを見ても中村、浅村、栗山以外二軍戦かと思うような名も知らぬ選手ばかり、強力な外国人助っ人もおらず二昔前の全盛期が夢のような凋落ぶりである。

 この戦力低下は一重に球団のヤル気の無さが原因で、外野席で必死に飛び跳ねて応援する応援団が健気で気の毒になってくる。そういう私も西武ドームしか訪れぬ隠れファンだ。

 残念だが今日の試合を観た限り、西武が最下位になる確率は相当高いと言わざるをえない。9回最後に放った中村の今季第1号ホームランが、ストレスを和らげる僅かな救いだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする