5月4日(日)
妻の姉のK代さんと娘のY子さん、その旦那さんのNさん3人が、昨日我家へ遊びに来てくれたので、夕食は皆で川越市郊外にあるスペイン亭という名の料理店へ行った。
看板の如くそこはスペイン料理の店、正直私は和風で山海の珍味を食する方が好みなんだけど、主導権を握る妻がエラくお気に入りなので素直に追いて行った。
好みで無いといっても美味しい料理だったので一寸食い過ぎ、気分も良かったせいかビールも普段の倍くらい飲んだ。と、しばらくしたら何やら気分が悪くなり冷や汗が出てきた。イカン久しく忘れていた「ダンピング症候群」の兆候だ。
ダンピング症候群とは、何か物を買う際に「これは高いからもっと安く(ダンピング)しろー」と言いたくなる症状では無い。胃を切除した人に見られる次のような後遺症です。
胃が小さい為に、大食いすると胃がその食べ物をストックできず一気に小腸へ流入する為、過剰にインシュリンが分泌し一時的に低血糖症に陥って、冷や汗、動悸、めまい、倦怠感等の症状が現れるのです。
大食いして苦しむのは自分なので身体が適量を自覚して、最近はトンと症状に悩まされる事は無かったのだが、少し気の緩みがあったようだ。こんな時は飴などを舐めるか、しばらく休むと症状は回復する。今回も屋外に出て涼しい夜風に当ったら気分が良くなり、せっかくの楽しい席を壊さずに済んでホッとしだ。
胃ガンの手術から11年、我が事ながらすっかり亡失していたが、自分が胃ガン患者OBであった事を思いださせてくれた夜となった。