透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

入学・入園のとき

2013-04-04 16:24:46 | 日記

晴れ。最低気温2.4℃、最高気温5.0℃。今日、訪ねた北海道立図書館では新入学・入園の時期に合わせて、絵本コーナーが設けられていました。

              

                   《北海道立図書館》                        《たのしい学校・たのしい幼稚園コーナー》

その中にはこのような少し変わった絵本もあり、ページを繰るごとに引き込まれてしまいました。楽しそうな園の様子は羨ましいほどに自然とのかかわりを大切にしています。これは、大人になるとできそうで、なかなかできないことかもしれないと思いながら、「楽しくてしょうがない」ことの大部分が不潔・面倒・汚い・危険と隣合わせだったことを思い出させてくれました。あー、懐かしさに満ちた世界。

                  

                                 《『おかあさんもようちえん』 梅田俊作・梅田佳子さく 発行所NPO法人「絵本で子育て」センター》

乳母車に乗った子とヒカル君(推定4~5歳)を連れたお母さんのミチコさんはまるごとえんにひょんなことから加わり、そこで園の子どもたちとどろんこから始まる楽しい遊びに夢中になります。まるごとえんの底力はあっという間に大人も、つまりおかあさんもようちえんの虜にしてしまうようです。この園ではおかあさん達も時々どろんこ遊びにくるのだとか。

昨年、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授は記念講演で素晴らしい師との出会いが幸運だったと述べていました。その素晴らしい師には2タイプがあり、その一つ目は、仮説を否定する実験結果を逆に喜んだ大坂市立大の三浦克之教授ら恩師たち。もう一つの師は自然そのもので、自然は予想しなかったことを教えてくれたということです。「自然は予想しなかったことを教えてくれ」ることに注目したいです。子どもも自然に近い存在だし、自然とふれあうことで、生きるエネルギーが活性化される気がするのですが・・・。

 

 

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