旧布野ダッシュ村日記です。
今日の中国新聞「天風録」に作家高 史明さんが
逝去されたことが載っていた。
う! と古い記憶をたどってみると、40年位前 高
さんの講演を聞いたことがあるのを思いだした。
我が記憶では作家と言うより詩人として残ってい
た、何とも言えないスローで朴訥とした、それでい
心に沁みる語り口だった。
多分、12歳の息子さんが自殺され、自分を問い続
けていた時期だったのだろう、だからかどうかsekiに
は詩人に思えた。
息子さんの自殺後、奥さんと共同で出した「12歳の
僕」の詩集の方が世の中的には知られている。
その高さんがその後、親鸞と歎異抄に帰依されてい
たようだ。
seki的には、その2時間くらいの講演が唯一の接点だっ
たが、40数年後に名前を拝見しただけで思い出した。
静かだが余程心に残ったのだろう、ただ公演の内容は
ほとんど覚えていない。
ご冥福を祈ります。