十数年前くらいから、理解できないというか分からないことが、それは
中国・韓国の「反日」感情や行動。
最近では、韓国の従軍慰安婦問題や元徴用工の日本企業に対する韓国裁判
、そして中国のことさら大きくしようと見える南京大虐殺事件や反日暴動。
村長の理解で言えば、それぞれ国交正常化の時点や平和友好条約締結時点
で、戦後処理としての「謝罪」や「賠償」等については終わっている と思
っていたので、何故 今更グチグチ・・・と感じて理解不能だった。
しかし、今日の中国新聞4面 「戦後70年私たちはどこへ 第9部 責任①」を
読んである意味理解出来た、ほぼ1面をとったシリーズの特集なので、内容は
夫々読んで頂くとして。
誤解を恐れず村長流のまとめをすると、日中共同声明に調印・国交正常化そ
して日中平和友好条約締結となるが、日本は謝罪・賠償は行っていない、中国
政府(中国共産党)も台湾・米国が賠償を求めなかったこと、当時のソ連のけん
制等もあり国交正常化を急いでいたことによった。
韓国については、日韓基本条約締結で国交正常化に至るが、クーデターで政
権を掌握した朴大統領の考えで、対日請求権が賠償でないことで妥協し、無償
提供3億ドル 有償提供2億ドルで合意、その際韓国の個人の請求権問題が「完全
かつ最終的に終了した」とした、謝罪の言葉は盛り込んでいない。
そして中国・韓国双方に言えることは、指導者の政治的決断により行われ、
国民への説明はほとんどされていないこと。
このように日本の戦後処理は、謝罪と賠償に「曖昧さ」が残り、今日まで尾
をひく一因となっている。
ドイツのように戦後処理をキチットし国民に理解を求める・・・この国民に
周知し理解を求める・・・これが日本はできていない。