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旧布野ダッシュ村日記です。
稲盛和夫さんが24日に逝去された。
稲盛さんといえば、京セラ創立者、第二電電創立者、日本
航空の再建等で現代の松下幸之助といわれ有名だ。
政治状況にも関心があり、政権交代可能な国が持論で、あの
民主党政権が出来た時 後見役だった。
有名な方ですから、皆さんよくご存じと思うので、本社HPに
あったエピソードを紹介します。
創業して3年目(1961)の春、前年に入社した高卒社員11名が、
定期昇給やボーナスなどの待遇保障を求める団体交渉を申し入れ。
会社を創業した当初の目的は「自分たちの技術を世に問う」
ことであり、その夢を実現するため操業メンバーはともかく
必死で働くことが当たり前の状態になっていた。
その一方で、入社間もない高卒社員は、必然的に遅くまで残業
をしていたことへの不満と将来に対する不安が募り、団体交渉
という形で保障を求めた。
それに対し稲盛は「出来たばかりの会社なので将来の確約は
出来ないが、必ず君たちのためになるようにする」と説明した
が納得してもらうことは出来ず。
交渉は会社だけではなく、稲盛の自宅でも続けられ三日三晩
かけて徹底的に話をした結果、最後は信じられないなら、騙さ
れる勇気をもってみないか。騙されたと思ったら俺を刺し殺し
てもいい・・・この熱意が通じ交渉は決着。
この一件を機に稲盛は、「会社というものはどうゆうもので
なければならないか」ということを真剣に考え。その結果、会社
経営とは将来にわたって社員やその家族の生活を守り、みんなの
幸福を目指していくいくことでなければならないに気づく。
これ以降、京セラは経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を
追及すると同時に、人類、社会の進捗発展に貢献すること」と
定めた。
発足3年の会社が作った経営理念のエピソードです。
他にも多くのエピソードあり、一読の価値あり。