山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

飯士山から見下ろすスキー場@新潟百名山№13

2013-06-07 | 〇新潟100名山(中越)
谷川連峰に少しだけ雪が残るころ
なだらかな裾野が広がる
飯士山
標高1111.5m
に登ってきました。
遠くまですっきり見える快晴
という訳にはいきませんが
雨は降らないようなので
高速道路は土日は半額ですから
つい出かけてしまいます。
西側のノコギリ尾根を登る道は
とこどき死者も出るやせ尾根ですが、
岩原スキー場から登れば
楽々登れるはずです。
登山口のスキー場には
もちろん雪はありませんし
登山者らしき人もいませんでした。

どこを歩けばいいのか
迷うくらい広い原っぱですが
歩き慣れたコンクリートの上を進みます。
珍しい花はないか
探しながら進み
15分後
ヒメハギ1株

ヒメハギ科の多年草
山野の日当たりのよい草地に
普通に見られる
茎の色が赤っぽいのと
紫の花の先にある白いものが
特徴的な花でした。
白いものは付属物だそうです。
30分で左端のリフト終点に到着。

ここが本当の登山口のようですが
既に標高700mですから
残り411m。

地図は周遊コースですが
今回は④⇔③のピストンです。
スキー場の先にミニチュアのような
市街地と高速道路
さらに上越国境の山々が
洗面器の縁のように取り巻いています。

去年登った方丈山848.2m
は正面の少し左側
湯沢パークスキー場の奥に見えます。
左に大源太山
下の拡大した写真の
中央のピラミッド状の山

山頂付近の形状が
マッターホルンに似ています。
ここで
十分満足できるかも知れませんが
山登りに来たのですから
先に進むことにいたしましょう。
あまり整備されていない斜面が
いきなり始まります。
すぐに
やせ尾根になりますが
キレ落ちた斜面には
たくさんの樹木や草が生えているので
さほど恐怖感はありません。

登山道は
上るのは問題ありませんが
下るのが大変そうなので
ロープがたくさん下がっています。
次第に虫が寄ってきて
いやな記憶がよみがえりますが
最悪の状況までは至りませんでした。
この日は甘く見て軽装です。
花のイワちゃん3姉妹に
癒されながら登ります。
イワウチワ
イワウメ科の常緑多年草

ここでは終わりかけていました。
イワナシ
ツツジ科の常緑小低木
 
低くて小さいけれど
葉の形が
木であることを主張しています
イワカガミ
イワウメ科の常緑多年草

色が濃いなぁ
花を楽しみながら
虫に悩まされつつ
リフトの終点から南峰まで
50分かかりました。

谷川連峰の山々が
山頂だけ現れました。

途中で
小さい花用のカメラが
バッテリー上がりでリタイアし
準備不足を露呈。
残りはちょっと大きいカメラなので
しんどいなぁ
つづく