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山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

南岳~鬼ヶ面山山頂~下山☆鬼ヶ面山@新潟百名山24

2024-11-22 | 〇新潟100名山(中越)
南岳からは右側の福島県側が
切れ落ちているので
慎重に、歩くのに専念して
写真を撮る余裕はありません。
忠右エ門沢カッチに着いて
進む方向に鬼ガ面山と
通った道の南岳方向の様子です。

稜線には細かい凹凸があり、それが
鬼のパンチパーマのような髪の毛を
連想させたのでしょうか?


尖ったカッチと対照的に
鬼ガ面山の山頂は
お椀を伏せたような
穏やかな形状でした。

ゆっくり歩いて南岳から
40分で山頂に到着です。

南岳からの往路全体と
その奥に田子倉湖が
少しだけ見えています。

浅草岳方向は
藪に隠れてよく見えなかったので
少し先に進みます。

左側に北岳が現れ
写真奥の右が浅草岳の前岳
写真中央にカヘヨノポッチ
遠く霞むのは守門岳です。
鬼ヶ面山の山頂を振り返ると
やっぱり凸凹です。


北岳の手前に小さなピークがあり
北岳までは、かなり下ってまた上るので
ここで戻ることにしました。
北岳の全貌

だいぶ近づいたので
裾野を広げ大迫力の浅草岳

鬼ヶ面山の山頂に戻って
昼食の大休止にしました。
視界に入る山並みは
浅草岳のときとほとんど変わりません。
AR山ナビにて
まずは浅草岳

その右に
磐梯山と吾妻連峰

時間がお昼になってしまったので
だいぶ霞んでしまいました。
南岳の方向に燧ケ岳

(ここではちゃんと表示された)
その右に平が岳
山名が少し左寄りです
調整が不十分でした。
南南西に越後三山

越後駒ケ岳・中ノ岳・八海山
入道岳は八海山のことです
北岳方向の散策を含めて50分ほどで
鬼ヶ面山を後にします。
帰り道の
忠右エ門沢カッチ方向

南端の南岳は
きれいな円すい形の展望台です。

南岳には存在感のある
鬼の面のような石がありました。

南岳から下はまっすぐで
一定の勾配で下る
のどかな山道です。

帰り道の方が紅葉が目に付くのは
視点が高いからでしょうか?

遅い秋を楽しめました。
ヤマレコにて
移動距離:9.4㎞
累積標高差:936m

上り:登山口→〈0:20〉→六十里越→〈1:20〉→南岳→〈0:40〉→山頂
下り:山頂→〈0.30〉→南岳→〈0:50〉→六十里越→〈0:20〉→登山口
この日の歩数:19511歩
急いで帰る必要がなかったので車で
六十里越トンネルを抜けて
田子倉駅跡に近い無料休憩所で
浅草岳を見上げてきました。

六十里越トンネルからここまで
人家はなく、道路脇に車を止めて
山の紅葉を眺める観光客が
大勢いました。
駅があったということは
以前には住んでいる人がいた
ということでしょう。
今はグーグルマップで見ても
痕跡は確認できません。

誰にも会わなかった山行だったので
日帰り温泉に寄ってみました。
寿和温泉

入場料700円
食べ物は販売されていませんので
銭湯に近い形態のところでした。
露天風呂はそよ風が気持ちよく
温まりました。

1週間前の浅草岳からの
鬼ヶ面山の写真を見直して
山名を入れてみました。

記憶が二重に刻まれ
忘れられない山になりました。
end

六十里越登山口~南岳☆鬼ヶ面山@新潟百名山24

2024-11-17 | 〇新潟100名山(中越)
浅草岳から秋を満喫し大満足でしたが
その翌週も晴れの天気予報になったので
鬼ヶ面山からの浅草岳を見たくて
11月初旬に再び
魚沼の入広瀬に向かいました。
鬼ヶ面山への登山口は
新潟と福島の県境である六十里越トンネルの
すぐ脇にある20台くらいが止まれる駐車場から
始まります。

先客は1台ありましたが
登山の途中ですれ違う人がいなかったのに
帰りには車がありませんでしたから
この日、鬼ヶ面山に登ったのは
私一人ということで
先週の人出が多かった浅草岳と対照的な
山行になりました。

このルートにトイレはありません。
水を補給する必要がなかったので
水場のマークは確認できていません。
六十里越の由来は
魚沼と奥会津を結ぶこの道が厳しくて
6里(24km)が60里にも感じたから
だそうです。(新潟観光ナビより)

秋の青空が広がり
気温は15℃で快適だったのですが
上り始めると
道路に沿った谷状の地形から
冷たい風が吹き始め
ウィンドブレーカーを羽織りました。

登山道は林の中を
笹がきれいに刈り払われて
土の上に落葉が積もり
それを踏む人も少なく
フカフカした歩きやすい道です。

たまに見事な紅葉もあり
高度が上がったので
散歩に来たように快適です。
冷たい風も治まりました。
登山口から30分で
六十里越の最高点の分岐です。

真っすぐは奥会津で
左折すると鬼ヶ面山や浅草岳です。
標識は浅草岳になってます。

ここから浅草岳までは、ずっと
新潟県と福島県の県境になります。

少し上ると送電線の鉄塔があり
広場のようになっていて
すすきの向こうに福島の山並みが見えます。

ウィンドブレーカーを脱いで
甘いものを口に入れて
小休止にしました。
誰もいないので静かです。
熊避けの鈴を持ってくれば良かったとか
ヤマレコの音声ガイドをオンにするとか
何の音もしないので、不安になります。
鳥の鳴き声さえありません。
広場の上はまた林の中です。

六十里越分岐から30分で
マイクロ反射中継局です。

電源開発の持ち物のようです。
標高は1125m
だいぶ登ってきました。
気温は20℃まで上がり快適です。
ここからは鬼ヶ面山が
こんもりと盛り上がって見えます。

山頂は左、南岳が右のボッチです。
浅草岳から見た崖の面が表とすると
裏側は穏やかな姿です。

電力会社の作業車が通るような
広くて平らな傾斜の少ない道を行くと

登山道は右に折れて
緩い上りになりました。

新潟百名山のガイドブックによれば
この辺りは雪解けとともに
絶え間なく花が咲いているそうです。
日当たりがいいので
気持ちよく歩けます。
樹木が低くなると、右手に
田子倉湖が見えてきました。


前方の視界が開けて
南岳の岩壁が現れると

登山道の右側は
切れ落ちた崖になりました。
マイクロ波中継局から1時間で
南岳に到着です。

山頂は360度見渡せる展望台でした。
特に

今日の目的地である鬼ヶ面山と
その右に、浅草岳がどっしりと
裾野を広げていました。

ここからは
右側は崖の道が続きます。
つづく

浅草岳山頂~桜ソネコース☆浅草岳@新潟百名山+日本三百名山

2024-11-11 | 〇新潟100名山(中越)
浅草岳山頂は狭く、混んでいたので
少し先に進み、脇道のような狭い空き地で
お昼にしました。
AR山ナビには北に
鳥海山や月山の名がありましたが
形状が確認できる距離ではありません。
北東には
天狗の庭と呼ばれる草原があり

その先には
飯豊連峰が固まりで見えています。

東には
福島の山並みが広がっています。

手前の湖が田子倉湖です

西吾妻山と東吾妻山
磐梯山と安達太良山が
並んで見えます。

会津駒ケ岳・日光白根山
燧ケ岳(ミノフチ岳と表示される)

少し離れて、平ヶ岳
平ヶ岳の左奥は至仏山
越後駒ケ岳
右奥に苗場山

日本百名山がざっと数えても
10本の指で足りません。

越後三山の手前に毛猛山塊
更に手前が鬼ヶ面山です。

鬼ヶ面山は緑と茶色の中に
真っ赤な紅葉で化粧していました。

気温は16℃で無風と快適で
50分ほど風景を堪能して
下山します。
前回と同じ桜ゾネコースです。

まだ上ってくる人が絶えません。

前岳のすぐ近くに
鬼ヶ面山への分岐があります。

ちょうど鬼ヶ面へ向かう人がいました。
カヘヨノポッチに下る道は
木道になっています。

草紅葉の中に所々、真っ赤な紅葉があり
近くの山全体が秋の真ん中という感じで
ゆっくりと視点が変わるのを
楽しみました。
特に、
鬼ヶ面山の形が刻々と変化して
一番整って見えるのがどこか
何度も写真を撮り

前岳の分岐で見た3人が、丁度
ムジナ沢のカッチにいるところが
見えました。(写真右下)

左上の緑が濃い所が鬼ヶ面山です。
山頂から30分で
カヘヨノポッチに到着です。

新潟楽山会によると
嘉平さんの幽(岩穴)のボッチ(峰)だそうです。
ボッチはポッチと同じです。
なお、カッチは沢の源頭のこと。
浅草岳を振り返ると
こちらも絶景でした。

休んでいる人との会話を楽しんで
10分ほどの休憩後
名残惜しみながら下山します。
5分ほど歩くとすぐ登山道は
林の中になりました。

1か所だけ
山頂方向が視界に入りましたが

再び林の中へ
黄葉あり

紅葉ありで

林の中の道も華やかで
山頂から1時間半で
浅草の鐘に着きました。

皆さん鐘を叩いています。
桜ゾネコースの登山口は
このすぐ下です。
後は林道を下るだけです。

ヤマレコでは40分になっていましたが
下りなので速足で
20分で着きました。
このくらいなら許容範囲でしょう。

まだ1時ですが
車はだいぶ減っていました。
山の人は早起きですね。
ヤマレコにて
移動距離:8.0㎞
標高差:上り:735m 下り:736m
上り:登山口→<1:40>→前岳→<0:20>→浅草岳山頂
下り:浅草岳山頂→<0:30>→嘉平ヨノポッチ→<0:50>→
桜曽根登山口→<0:20>→登山口
この日の歩数:19511歩
ヒメサユリの頃と同じ山とは思えないほど
評価を上げました。
毎年の秋の定番にしてもいいかな
と思うくらい素敵な山でした。
帰りに栃尾の道の駅で
巨峰のソフトクリームを
いただきました。

ここは極厚の油揚げが名物で
出店で焼いた油揚げを売っています。
焼いて薬味(ネギ・鰹節)と
醤油をかけただけと思いますが
とてもおいしいです。
1個200円しなかったはずで
近くにお出でのときはぜひ
お試しください。
end

ネズモチ平~浅草岳山頂☆浅草岳@新潟百名山+日本三百名山

2024-11-07 | 〇新潟100名山(中越)
ネズモチ平の駐車場で、写真中央から右へ
浅草岳・前岳・カヘヨノポッチが
見えています。

登山には遅い時間ですが
まだまだ登山者は絶えません。
気温は20℃
10月下旬にしては暖かい日でした。


足慣らしにちょうどいい穏やかな林道を
10分ほど歩くと

左に2本の白い標柱があり
左折して、山道が始まります。
(真っすぐは桜ゾネ登山口です)
前日も晴れていたのですが
水はけが悪いのか
濡れていて歩きにくい悪路です。

水たまりになりやすい所には
丸太が並べられていますが
それがまた滑ります。

鮮やかな紅葉は見られず
落ち葉を踏みしめて
森の中の緩い上りを
滑らないように進みます。

次第に足元の石が大きくなって
傾斜も大きくなっていくと
枝の隙間から守門岳が見えました。

日本二百名山に選ばれています
粟が岳から見ると
山頂が∩形になって見え
近くて迫力があります。
パソコンの写真は消失しましたが
ブログに写真が残っていました。
さらに傾斜がきつくなって
ロープがつけられている所もあり

紅葉が鮮やかな樹木もあり

登山口から1時間で
背の高い樹木が減り

稜線まで見通せるようになると
絵の具の色が少し鮮やかになり
振り返った山肌は
赤茶色に染まっています。

ここまでの道中ずっと
前後では熊避けの鈴が鳴り
地元で人気の山であることを
再認識しました。

このくらい賑やかなら
熊も出てこないでしょう。

前岳と浅草岳の間の
なだらかな稜線が見えると、周りは
新潟の山らしい笹原になります。

登山道は刈り払いがされていて
歩きやすくなっています。
登山口から1:45で
前岳の分岐に到着です。

到着の少し前に、ヤマレコが音声で
分岐のお知らせをしてくれました。
分かりにくい分岐地点だったら
うれしいと思います。
左に折れて
浅草岳山頂に向かうとすぐ
緑と赤のまだら模様が見えました。

更に先に進むと
手前の草紅葉がドーンと広がり
夏だったら、全体が緑なので
気にしないで通り過ぎたことでしょう。

なぜ、生命力の強い笹が草に負けているのか
考えながら歩きます。
ここは夏にはお花畑なのでしょう。
木道が整備されていて
展望も素晴らしいです。
AR山ナビにて
粟が岳から東側は
山が雲をせき止めて湖のようです。

西には守門岳を中心にした山並みが
紅葉の向こうに黒く広がっています。

どっちを向いても絶景の木道を
ゆっくり歩き、最後の上りの
すぐ上が浅草岳山頂です。

登山口から2時間で着きました。
山頂は狭く、混んでいました。

つづく

YAMAPvsヤマレコ☆浅草岳@新潟百名山+日本三百名山

2024-11-03 | 〇新潟100名山(中越)
雨の北岳撤退の後
北岳再訪を模索していましたが
晴天と山小屋の空室と
休みで体調のいい日の
折り合いがつかず
来年に持ち越しとなりました。
日帰りなら、調整も不要なので、久しぶりに
新潟百名山に出かけることにしました。
浅草岳は13年前
ヒメサユリを見ようと6月に登って以来で

当時は、写真も適当だったので
コースの記憶はありませんでした。


YAMAPの地図をダウンロード
しようとしたら
無料会員は2回までなので
使えないことが判明し、思案の結果
ヤマレコが無料で1回(2回かも?)
ダウンロードできることを思い出し
今回の旅の友にすることにしました。
無料会員でヤマレコを使ってみての感想です。
YAMAPでできることは、ほぼ可能
<よいところ>
次のポイントと下山の到着予定時刻が
自動で表示される
(歩くペースが変わると大きくズレるのが×)
(無料でも)音声ガイドや警告ありが選べる
消すこともできる
(静かな山ではうれしいかも)
<残念なところ>
(無料では)登山届が提出できない
地図はYAMAPの方が見やすく
通過点の選択肢も多い
メリットが勝って
次回からヤマレコ優先に
変更しようかと思い始めてます。
長岡から最短の県境は福島県と接する
魚沼市入広瀬地区です。
一般道で1:30かかりますが
広い新潟県で60kmはご近所です。
さて、浅草岳は登山口が複数ありますが
今回も、最短のネズモチ平コースにしました。

急ぐ必要もなかったので
8時頃に駐車場に到着したら
広い駐車場が7割ほど車で埋まっていて
すごい人気でビックリです。
ほとんどが県内の車でしたが
隣に止まっていた車は青森№でした。

つづく

ブナの門⇒弥助尾根⇒山頂☆大源太山@新潟百名山№21

2022-06-15 | 〇新潟100名山(中越)
小休止したブナの門からは傾斜が緩み
足元まで日差しが入るので
花が増えます。

満開のシャクナゲや数が少ないイワナシ

その他、
咲き残ったカタクリやエチゴキジムシロ

イワウチワは登山道に沿って咲き
駅伝で応援されている気持ちになります。

越後の笹が増えてくると
右手の奥まだ彼方に
大源太山が現れました。

続いて、七ツ小屋山も正面に。

同じく新潟百名山で
大源太山から片道1時間ほどですが
林道通行止めのため
今回は見送りにします。
ブナの門から40分で
弥助尾根となり、急な上りは終わり、

標高は1200mを超え
残る標高差は400m弱となりました。
ここからは痩せ尾根を
小さな岩場を超えながら進みます。

土の少ないところでは
冬の過酷な環境のためか
土がめくれたり、割れたりしているので
足の置き場を考えながら進みます。

視線を上げれば、どんどん、
大源太山が近づいてきます。

両サイドがスキー場のような細い道が
何か所かあって


高山に来たと思わせる
タテヤマリンドウやキバナノコマノツメ

が咲いていると、道が少し左へ曲がり
唯一の鎖場のある岩場になり
ブナの門から95分かかりました。

岩が大きいので
上りでは鎖を使わなくても進めます。
フィッシュアイレンズで
何枚か撮ってみましたが
あまり怖そうに撮れなかったので
写真は省略します。

ここから山頂までの最後の上りが
急登で、トレッキングポールをしまい
手も使って登りました。
大源太山山頂です。

ブナの門から110分かかりました。
山頂は狭いです。
5×20mくらいでしょうか?
高い樹木が全くないので
ここがスキー場の天辺だとしたら
360度どちらにも滑り降りれます。
強い風が吹くと
遮るものがないので恐ろしいです。

北には巻機山とその右に
大烏帽子山や朝日岳に向かう
上州(群馬県)との県境の稜線です
南には七ツ小屋山から谷川岳への
谷川連峰の馬蹄形稜線の西側

その奥に、万太郎山から仙ノ倉山への
谷川連峰の西側の稜線。
こちらも上州(群馬県)との県境です。
歩いてきた道を振り返れば

東京駅から最速70分の越後湯沢の市街、
ゴールド越後湯沢カントリークラブや
岩原スキー場など
豪雪の中でも豊かな自然と遊べるリゾート。
上り:バス停50⇒旭原登山口110⇒弥助尾根西端70⇒山頂
下り:山頂40⇒弥助尾根西端80⇒旭原登山口40⇒バス停
数字は所要時間(分)
登山口からの上り合計=3:10
登山口までの下り合計=2:00
この日の歩数:23,873歩
 トラロープが連続する上りに苦戦し
時間をとられました。
弥助尾根は見晴らしも良く
気持ちのいい尾根歩きでした。
帰りに、バス停のところで
朝、話をした畑の人が見えたので
無事に帰った報告すると
今日歩いた道は
ご家族も開拓に携わったそうで、
山頂に向かって真っすぐに道をつけたので
上りが急登になってしまったとのこと。
この山の登山の歴史はまだ浅いけど
長く続いて欲しいと思います。
end

旭原登山口⇒ブナの門☆大源太山@新潟百名山№21

2022-06-11 | 〇新潟100名山(中越)
旭原登山口から謙信道分岐までは
3回なので、早回しにします。

第一渡渉地点まで10分

今までで一番水量が多いのは
湯沢の春がまだ早いからでしょう。

謙信道分岐までが15分です。

ネットで見つけた地図を
この旅の参考にさせてもらいました。

登山者が少ないため、残雪や踏み跡が薄れて、
登山道がわかりにくく、とても助かりました。
右がシシゴヤの頭に向かう謙信道ですが
今回は大源太山は直進します。
この辺りは残雪があり
道がよくわかりませんが
頭を雪に抑えられ枝のように見える樹木が
前進をさまたげ、1本ずつまたぎ
踏み跡の不明瞭な道を
慎重に進みます。

本当の登山道は
写真左の雪の中なのだと思います。

雪のない登山道にも草が芽吹き
遠くを見ると
道が判別しにくくなっています。
地図にはアルミ梯子とありますが
鉄製はしごでした。

一番下の段は土砂が崩れて埋まっており
その土が軟弱で足がかけにくく
登りにくくなっています。
沢の左岸を登っていくので
登山道は左下がりで歩きにくい上に

時々、木の幹が道をふさぎ
歩くスピードが上がりません。
花がありました。
魚沼の山に多いイワウチワです。

太陽に照らされると
花の色が爽やかで目立ちます。
謙信道分岐から20分で
第二渡渉点です。

川幅が狭い分、水深が深く
水の流れも早いので落ちたら危険です。
こちらの岸から1m以上離れた
真ん中の大きな石は濡れていて
ジャンプして超える気にはなれません。
ロープにつかまり、
右足を向こうの石に乗せて水をまたぎ
ロープを引っ張って
ようやく真ん中の石に上がりました。
真ん中の石から
カメラを片手に下流を撮ってみました。

万一落ちても、次の石のところで
流されるのを止めることはできそうです。
ロープとピンクテープで、この先の
進路はわかり易くなっています。

すぐに登山道は急な斜面を登ることになり

ここから、トラロープ連続区間が
始まります。
弓のように倒木を引っ張るロープに

なんで?
上りではロープを使う必要はありませんが
自然に近い道で足の置き場に困り、
傾斜がきついので
上りも下りもしんどい区間でした。

少し傾斜が緩んでくると

第二渡渉地点から40分で
登山道の両側にブナの大木のある
門のような場所があり

この日、1回目の小休止とします。
通行止め地点から2:10
登山口から1:20
時間の割に疲労が増しています。
余談ですが
最近、手の指の爪が荒れて
同じ場所が欠けるようになりました。
ネットで調べてみたら
保湿機能のあるハンドクリームで
ケアをするといいとあったので
さっそく試しております。
爪も皮膚の一部であると
再認識しました。
つづく

林道は車両通行止~旭原登山口☆大源太山@新潟百名山№21

2022-06-08 | 〇新潟100名山(中越)
ゴルフ場から仰ぎ見る大源太山は

上越のマッターホルンにふさわしい
尖った三角形の急斜面を持つ。

最近は、距離が長いけれど
高度感の少ない山が多かったので
標高1598mと決して高くはないのに
この山は強く記憶に残りました。

上りの途中からゴルフ場を見下ろす
新潟百名山より
登山道は昭和38年(1963年)に
地元炭焼き衆により整備されたもので
比較的新しい。
以前にはいくつかの炭焼き小屋があり
山のブナ林に大木が少ないのは
このためであろう。
5月中旬、越後湯沢にも遅い春が来て
登山道の残雪を心配しなくてもいい頃
新型コロナで遠のいたゴルフの代替で
大源太山を登ることにしました。
早い時間から明るくなるので
登山口の入り口である旭原バス停には
余裕をもって到着しましたが
そのすぐ先で、車両通行止の看板があり

途方に暮れることになり、バス停近くで、
畑作業をしていた方に聞くと
人が歩けるくらい道が残っているのかは
知らないとのこと。
登山口までは2回ほど車で通り
さほどの距離ではなかったとの
記憶を頼りに
今年は雪が多かったので心配でしたが
せっかく来たので
登るつもりで出発することにしました。
少し手間取りましたが
7:30には林道を歩き始めました。
所々で、斜面が崩れていたり
倒木や落石があったりしたものの
タムシバが咲き残り

橋から見下ろす川を愛でて

途中、路肩の土がめくれて、車での通行は
危ないかなと思うところもありましたが

45分ほどで登山口に到着です。

もちろん駐車場に車はありません。
帰って調べたら、林道は3㎞でした。
林道の途中にあったコース案内

弥助尾根を
大源太山へ直行します。
つづく

シシゴヤの頭⇒山頂☆武能岳@新潟百名山№18

2021-12-17 | 〇新潟100名山(中越)
10年前はよく晴れたシシゴヤの頭からの
谷川連峰のパノラマ。

武能岳方向を拡大してみると
壁のような坂があります。

奥は、茂倉岳と一ノ倉岳。
もっと拡大すると

チョコっと盛り上がったところ
が武能岳山頂でしょう。
このときは
シシゴヤの頭から蓬峠への尾根道は
楽々散歩のように見えたのですが…

<花の百名山より>
この先は正面に谷川連峰を見ながらササ原の稜線漫歩となる。
ムラサキヤシオ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロなどが足元に咲く。
さて、この日はあいにくの曇りです。

先が見えないので
目の前の上り・下りが強調され
疲労が増します。

途中でカメラを落としたことに気づかず
捜しに戻り
カメラは道のすぐ脇の土の上にありました。
20分ほどロスしてしまいましたが
カメラが無傷で見つかったことでホッとしました。
気を取り直してしばらく歩くと
一時的に雲がとれて
ゆるやかな上りの登山道が現れました。

稜線漫歩
蓬峠分岐まで標準タイム40分が
トラブルにより1時間かかりました。

<花の百名山より>
上越国境稜線の蓬峠分岐からは、湯檜曽川越に朝日岳や白毛門が高い。
蓬峠へは10分ほどの距離。
この日は、かすかに見える湯檜曽川の他は
白くけむり、山の同定は困難でした。

蓬峠への道は、笹が刈り込まれたばかりで
とても歩きやすい状態でした。
また、遠くで草刈り機の音がしていました。
山小屋の管理人さんが
道の整備をしてくれているのでしょう。
感謝!
足元には、高山の植物が咲いています。
ハクサンフウロ
ミヤマコゴメグサ
ウメバチソウ
ミヤマウツボグサ
リンドウ
ニッコウキスゲ
トリカブト
ヤマハハコ
蓬峠の蓬ヒュッテがみえました。

ササ原にこげ茶の屋根がマッチして
落ち着く雰囲気です。
水汲みに行った主人を待つ2つのザック。

池塘にはイワショウブが咲いていました。

湯檜曽川へ続く武能沢への道を左に分けて

武能岳への壁のような上りに向います。
いよいよガスが濃くなり
ササ原以外何も見えなくなりました。

結果的に最後だとわかった上りを超えて
武能岳山頂です。

標柱はありますが、広い空間はありません。
誰もいないので、一人占めですが。
蓬峠から1時間は標準タイム通りでした。
ここまでにすれ違ったのは
2人組×1、単独登山者×2の合計4名でした。
展望はほとんどありませんでしたが
心地よい疲れが残りました。
本当は見たかった
武能岳からの一ノ倉岳と茂倉岳

<花の百名山より>
武能岳から更に200m上にあります。
帰りは来た道を戻りました。
この日の歩数
33,252歩
上り 4:10
下り 3:10
帰りに魚沼市塩沢付近で
笹だんごソフトを堪能。

end

旭原登山口⇒シシゴヤの頭☆武能岳@新潟百名山№18

2021-12-12 | 〇新潟100名山(中越)
2021年は、ぐずついた8月下旬に1日だけ
晴れの日があったので
新潟県内で足慣らしのつもりで
花の百名山に記載のある谷川連峰の
武能岳に行ってきました。
馬蹄形をなす谷川岳~白毛門の縦走路を
少しでも眺められればと思ったのですが、
武能岳を直接目指す登山道はなくて
土樽を起点とした
蓬峠から茂倉岳を周遊する1泊2日コース
の中にあります。
(地図の左上が登山口・武能岳は中央やや左にあり)

武能岳にはどのルートでも
登山口から4時間を超える道のりで、今回は
旭原登山口からシシゴヤの頭・蓬峠経由の
最短コースにしました。
シシゴヤの頭には10年前の秋に登り
よく晴れて、谷川連峰の全貌が見えました。
そのときは出発が遅かったので
蓬峠までのあと1時間の余裕がなく
後ろ髪を引かれながら下山しました。
車で移動中も空模様が怪しかったのですが
登山口の駐車場では小雨。雨具を着て
6;30に旭原登山口を出発します。

雨具を着ている間に、
県外ナンバーの女性2名が先行されました。
10分ほどで渡渉地点です。

すぐに大源太山との分岐となり
右のシシゴヤの頭を目指します。

ここから九十九折の道が続きます。
以前より草が元気で道が狭くなっています。

2021年8月といえば
新型コロナの新規感染者が連日2万人を超え
日本中が震え上がった頃で、
山では人影も少なく
この後、谷川岳の馬蹄形の縦走路まで
一人もすれ違いませんでした。
下りも含めて。
気温は夏の終わりにしては低く
23℃前後と動きやすく、足元には、
秋の花がたくさん咲いていました。
ツリフネソウ
ソバナ
カニコウモリ
アケボノシュスラン
オクモミジハグマ
アキノキリンソウ
ヒヨドリバナ
リョウブ
ツルリンドウ
どれも弥彦山の花のまとめに
ありますので、写真は省略します。
1か所にロープがありますが
下りの時に使う程度です。

危険個所はありません。
登山口から2時間で
シシゴヤの頭に到着です。

10年前と同タイムでした。
体力が落ちていないことがわかり
ちょっとうれしいです。
雲がかかり、
展望はほとんどありません。
一瞬、雲の間から
越後のマッターホルンと言われる
大源太山が見えました。

拡大すると
七つ小屋山からの上りは
かなり急で狭く

最後の上りは垂直のようです。
今回は登りません。
つづく