揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
2024年3月の弥彦山です。
月に2回はトレーニングしたいと
晴れの日を待っていました。
*
4合目の少し下で
マンサクの花の黄色が青空に
映えていました。
見る角度を変えて
何枚か写真を撮っていたら
野鳥が2羽、寄ってきました。
*
そう言えば、以前に2回ほど
ここで鳥の餌を播いて
写真を撮っている人を見かけました。
そうすれば、踊っているような
鳥の写真が撮れるかもしれないと
感心したものです。
*
野鳥に出会って
心が揺れたためか
5合目から先は6合目に
雪崩れの危険があるときの
エスケープルートを登ることにしました。
8合目まで直登の急坂で
短縮道の割に時間はあまり
短縮されません。
*
冬道の安全対策で
両サイドにロープが張ってあり
思いのほか上りやすいです。
空を見上げれば
マンサクの花が散りばめられ
足元を見ると
たった1株でしたが
雪割草(オオミスミソウ)が
咲いていました。
*
8合目手前で通常の登山道に合流し
山頂まで登山道に残雪はありませんでした。
弥彦山にも春が来ました。
*
山頂から信濃川の見える南を望み
遠くは白く霞んでいました。
Ⅴ
帰りは2合目からの横道に逸れずに
登山口に下ります。すると
いつも登山口にあった小屋が
たたまれて、城跡のようになっていました。
弥彦山のトレッキングガイドには
清水茶屋と記載されています。
こんにゃくを煮る鍋の
薪が燃える匂いが懐かしいです。
ネットで調べたら、1年半以上前に
解体されていたようです。
*
NHKの日本百低山で
吉田類さんの手から
野鳥が餌をもらっていた
あの場所がなくなってしまいました。
弥彦山に通い始めて18年
とても寂しいです。
Ⅴ
気を取り直して
登山口に下りたのは
弥彦山の野鳥の写真が載った案内板が
見たかったからです。
*
4合目で見た野鳥は
ヤマガラでした。
雑食性で、スズメよりも小さく
吉田類さんの手から餌をもらった鳥も
ヤマガラかもしれません。
Ⅴ
鳥居の手前の標柱の上に
ちいさな人形が飾ってあり
寂しい気持ちが少しだけ
癒やされました。
Ⅴ
end
2024年3月は春の彼岸を過ぎても
雪が降って寒い新潟です。
1月・2月は小雪で暖冬だったので
新潟の冬らしくないと思っていたのですが
1月下旬の茶色い越後平野と
白い飯豊連峰です。
*
お手軽な冬山として
晴れると行きたくなる
冬の弥彦山に
3月中旬にでかけました。
*
7合目までは登山道に
ほとんど雪は残っていません。
7合目の水場を過ぎると
幹の直径50㎝を超える大木が
何本も倒れていました。
そのうち2本は登山道をふさぎ
またぐか、潜り抜けるか
いつもと違う弥彦山です。
*
春の雪は湿って重いため
積もった後に、強風が吹いて
根が支えきれなくなったのだと
思います。
今までも倒木はありましたが
ここまでまとまって倒れていたのは
初めて見ました。
*
倒木によって
電線か電話線が登山道に沿って
垂れ下がり
触れないように気を付けながら
歩くことになります。
*
8合目を過ぎると
登山道に雪が残りますが
朝早く凍っている時でなければ
普通の長靴で大丈夫です。
踏みしめられた登山道の雪以外は
あっという間に解けてしまい
春の雪山はもうじき終わります。
*
早春の花は
オウレンとキクザキイチゲが
ちらほらと咲いているけれど
表参道にまだ
春の賑わいはありません。
Ⅴ
ほどほどの
健康を長く維持するために
中国製の安価なスマートウォッチを買い
活動時の心拍数を
チェックすることにしました。
心拍数を120~130に抑えると
あまり汗もかかず
疲労感を次の日に残さないので
気に入っています。
登山道の斜度によって
丁度良いペースがつかめれば
使い続けなくても
よさそうです。
アップルの高級なウォッチを
買わなくてよかったです。
*
今年もどんな山に出会えるか
楽しみです。
Ⅴ
end
1ヶ月前には
白い世界だった越後平野は
小雪だったので
早い春を迎えています。
今年は
晴れた日には弥彦山に足が向い
冬を楽しむことができました。
この写真は1ヶ月前に弥彦山から
クッキリ見えた飯豊連峰です。
∨
弥彦山の春は
オウレンと雪割草から始まります。
*
雪割草
表と裏のある葉の根元には
雪ノ下の寒さから守る産毛で覆われた
つぼみが見つかりました。
茎が伸びてモヤシのよう
どの花もまだ咲き始めなので
初々しい
∨
オウレン
たくさん咲く白い花の中で
ふと見つけた色つきの花
∨
清水の舞台から飛び込んで
ズームレンズを買いました。
標準レンズより色のりがよく
シグマの短焦点レンズには負けますが
ピントも満足できる範囲です。
出かける楽しみが増えました。
end
今年は
彼岸まで雪が降ったのですが
小雪だったため
駆け足で春がやってきました。
弥彦山にも
表参道や裏参道
それぞれの花が咲いています。
登山道の雪は
ほとんど消えてしまいました。
∨
この冬は
アイススパイクという
滑り止めを2ヶ月ほど使用しました。
使用6回で
ゴムが少し伸びてきましたが
外れて困ったという状況には
なりませんでした。
1年後にまだ使えるのかを
確認するため
涼しいところに
お蔵入りにします。
∨
カメラで記憶する山のようすも
3年目となり
今回は
新しい緑色の葉が写るように
明るいレンズで
少し引いた写真を撮ってみました。
*
まずは
マンサク
花の形が紙で作った人形のよう
花が咲くときに
葉はまだ出ません。
*
次に
キクザキイチゲ
1本に1つの花と
菊に似た葉が
それを支えるように開いてます。
*
ミチノクエンゴサク
紫色の変わった形の小さな花と
小さいのに整った形の葉
この葉を見ると
花札の萩を思い出します。
今では
花札で遊ぶこともなくなりました。
*
春の女王
カタクリ
花だけに日が当たって
透き通った淡い色になりました。
弥彦山5合目の群落は
見ごろを迎えました。
*
エンレイソウ
りっぱな3枚の葉と
濃い紫色のガクヘンを伴った
小さな花。
春早いのに
スーッと延びた茎。
いつの間に伸びるのか
成長の早さは
春の魔法のせいでしょうか。
*
コシノコバイモ
(つぼみ)
初々しい形の葉が
春らしいと思い
何枚も写真を撮りました。
*
オニシバリ
別名:ナツボウズ
大株だったから
黄色と緑のコントラストが
まだ茶色い山肌に映えます。
この色の組み合わせは
ブラジルの国旗を連想します。
緑は森林を
黄色は鉱物を
象徴しているらしい。
今年のサッカーは
ワールドカップも楽しみです。
*
最後に
雪割草
新潟ではオオミスミソウを
雪割草と呼びます。
山では白や紫が多いのですが、
赤いおしべが珍しいので
今年の弥彦山代表とします。
∨
弥彦山スカイラインの
寺泊側の出入り口が
4月1日の開通に向けて
急ピッチで
道幅の拡幅工事中でした。
今までは
大型バス1台がやっとの
狭い道でしたから
今年から少し便利になります。
end
新潟の3月は寒い日が続き
朝のうちは雪景色も見られます。
∨
天気を気にしながら
久しぶりに弥彦山へ出かけました。
*
早い春は海側へ
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駐車場に雪はなく
少し登ると
雪割草が咲き始めていました。
∨
暖かい斜面には
まとまって咲いていました。
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その他の花
*
キクザキイチゲ
*
オウレン
*
コシノカンアオイ
∨
どの花も咲き始めたばかりで
みずみずしい姿でした。
∨
登山道は
途中から雪が残り
∨
9合目から山頂を見ると
斜面は雪で白いのですが
樹木は芽吹き始めて赤く色づき
黄色が見え始めていました。
∨
受験生の皆さんの春が来ますように
祈ってきました。
今日は
新潟県高校入試の
合格発表の日です。
end
春の花を求めて
弥彦山
今年は海側の
裏参道が多くなりました。
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西生寺にある
登山者用駐車場は
地元ナンバーの車で
大賑わいで
いつもほぼ満車になっていました。
∨
新潟の3月は晴れの日も多く
里山の探検くらいなら十分楽しめる
よい季節になりました。
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弥彦山からの遠景では
西南に雪を頂き真っ白な
米山
*
米山の奥に、妙高山・火打山
*
肉眼では白馬岳も
見えました。
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北には
佐渡島のドンデン山も
真っ白に雪化粧しています。
富士山が日本一でしょうが
見慣れた山が
白いベールに包まれているのは
厳しい冬を感じ
気が引き締まります。
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∨
春を告げる花は
雪割草がたくさん咲いていました。
その中でも濃い色の花
∨
雪割草に並んで
多く咲いている
黄連(オウレン)
春の明るい日差しを浴びて
線香花火のように輝いていました
∨
カタクリ
絨緞のように地面を覆うのは
まだこれからです
日の当たる幸運なものだけが
フライングで咲いています。
∨
スミレサイシン
とても小さいのですが
パステルな色が
優しい気持ちにさせます。
∨
コシノカンアオイ
冬でも青く立派な葉の陰で
小さく地味な色で咲いています。
何だかほほえましく思えるのは
アンバランスなせいでしょう。
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∨
つぼみ
∨
苔
∨
新潟の3月は
冬の名残りの雪と
春のきざしの花が
同居していました。
∨
今日の天気予報は晴れ
少し寒い
遠出したので
2週間ぶりの海側の弥彦山へ
裏参道の駐車場は
満車でした
*
皆さん
早春の日差しに誘われて
春の山に最初に現れる
ピッカピカの
雪割草を見に来られたのでしょう
∨
自生する雪割草は
登山道のすぐ脇から生えていますから
足の踏み場にも注意しながら
慎重に進みます
*
2~3合目は花園に
なっています
白い花が多いけれど
ときどき
紫やピンクの花も見られます。
販売されているものほど
華やかさはありませんが
雪を割って出てくるほどたくましい
∨
冬は
9合目まで登って
もう背中しか見えなくなりました
*
弥彦山スカイライン
*
冬と比べて
はるかに大勢の登山者が
山頂で休んでいらっしゃいました。
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そのほかの花
*
マンサク
まだ
黄色にリボンは
折りたたまれている木が多かった
雪のある春に
明るい黄色が映える
∨
黄蓮(オウレン)
∨
キクザキイチゲ
∨
海側の春と対照的な
里側の登山道
花はまだ
開店準備中のカタクリ
春を待ちかねて
海側の西生寺から
弥彦山に登ってみました。
白い道が
いつもと違ったアクセント
になっていました。
∨
登山者用駐車場の脇の小川
雪解け水が
勢いよく流れていました。
登山口にも
まったく雪はなく
風もないので
陽だまりの中の散歩のような
のんびりとした気分です。
∨
それでも
5分ほど歩くと
春の残雪に木の陰が
太陽のありがたさを
教えてくれます。
∨
雪に負けない緑
もうじき花畑になるのですが
今はまだ
もう少し行く冬を楽しみましょう。
∨
むささびの宿まで来ると
真っ白になりました。
∨
5合目の標識を過ぎると
能見平から海の向こうに佐渡が見えます。
海と雲の間の
黒い帯が佐渡です。
∨
雪の
弥彦山スカイライン
3月31日まで冬の通行止めです。
*
右上の黒い帯が
佐渡です。
*
白黒の犬を連れた
トレイルランをするような若い人に
すれ違い
雪道を駆け下りて行きました。
∨
9合目付近から
山頂方向を見ると
木の根の周りは
土が顔を出してきました。
青空に
ジェット機が2基
北と南に通り過ぎます。
相当高いところを飛んでいるから
音はかすかにしか聞こえません。
どんな人たちが乗っているのでしょう。
∨
山頂に着くと
奥宮の上に
鏡餅をひっくり返したような雲が
浮かんでいました
∨
まだ
弥彦山花のトレイルは
雪の中
end
寒かった2月も終わり
雪の弥彦山も
あと少し
∨
去年より雪の少ない登山道ですが
毎年の難所は雪崩れて
ロープが埋まっていました。
それでも
通れるからよしとしましょう。
∨
登山道には
上から落ちてきた雪の塊が
あちこちに転がっています。
いつもより足早に通り過ぎます。
∨
9合目の案内板は
半分雪の中
去年は全体が埋まっていましたから
今年は小雪ですね。
その先の
雪庇
日本海からの
冷たい北風がつくったもの
∨
階段は雪の中
足跡はスパイクだらけ
弥彦山名物
スパイク長靴の道
∨
双耳峰の多宝山
海側の
西生寺から登ってくる人もいたようです。
今度は
海側から登ってみようかな。
*
弥彦山の春は
海からやってくる。
end