神坂峠から中津川インターへの帰り路に
案内板があったので、寄ってみました。
旧中山道の馬籠宿に

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深田久弥さんの
日本百名山より
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島崎藤村の「夜明け前」を読んだ人は、
美濃の十曲峠を登って木曾路にかかる入口の馬籠を忘れないだろう。
その馬籠から南に当って、大きく恵那山がそびえる。
幼少時代の藤村があけくれ眺めた山である。
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カーナビで馬籠宿を調べると
たくさんの候補があり、物産館のある
馬籠宿下入口を選択しました。
片側1車線の広い道を
神坂峠パーキングエリアの脇を通り
中津川インターへの帰り道を分岐してから
5分で物産館に着きました。
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神坂峠パーキングのスマートインター化は
工事期間が延長されて
まだ完成していませんが
完成すれば、馬籠宿も恵那山も
もっと便利になると思います。
何年も前から期待していたのに
残念です。
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カーナビの目的地が下入口となっているのは
馬籠宿が坂道にあるからです。
いきなり、石畳の坂道を登ります。

時刻は午後3:30、観光タイムは過ぎたようで
人影はまばらです。

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上の方から
編み笠を被ったカップルが下りてきたので
後ろ姿を撮らせていただきました。

新婚旅行の記念でしょうか?
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道の両側に並んだお店も
書き入れ時が終わり、のどかです。

栗の入ったアイスクリームが名物らしく
店員さんがひとり、声を出して
客引きをしていました。
もう少しで、立ち寄るところでしたが
最近は健康のため、甘いものは控え気味で
登山の後の甘味も我慢です。
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甘いもの屋にお煎餅の他
伝統工芸の店も並んでいました。
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下入口から15分弱で
展望台に着きました。

立派な石垣です。
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展望台の正面に
恵那山がどっしりと構えています。

写真の左端の辺りが神坂峠だと思います。
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見下ろせば、右下が馬籠宿
左上が恵那山です。

恵那山を頂点とした大きな山のうねりが
中津川に向かって下っていました。
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古の中仙道の旅人も見たであろう
鍋をひっくり返したような大きな山は
人の心に深く刻み込まれ
旅の苦労とともに、いつまでも
話のタネになったことでしょう。
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馬籠宿の下りで
恵那山が見えると看板のあったところから

恵那山は
見上げる姿が印象深い山でした。
名残惜しいけれど
帰り道が遠いので
駆け足の観光でした。
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end