山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

庭の花 2012春 take2

2012-04-30 | 庭の花+花のまとめ
春の花が
次々に咲き始めました。
古くから植えてあって
名前がわからないものも多く
わかったものから
アップします。
椿
(赤い花)

ぼけ
バラ科の落葉低木
中国原産
花の色は紅から白まで
これは白花の中に1輪の薄紅色

ドウダンツツジ
ツツジ科
ドウダンとは灯台(昔の室内照明器具)のこと
分枝の状態が結び灯台の脚に似ていることから
名づけられた。
これを垣根にしているお宅があった。
相当の年数が経っていると思われる。

チューリップ
ユリ科の多年草
西アジア原産でトルコ地方で古くから栽培
その後オランダで多数の品種を作出
日本では新潟・富山で輸出用球根を育成。
葉の形が上向きなところが好きです。

サクラソウ
サクラソウ科
東シベリアなどの東北アジアの冷温帯にも生息する。
園芸品種が多い。

マーガレット
キク科の低木状の多年草
スペイン領カナリヤ諸島の原産で
観賞用に世界中で広く栽培される。

いちご
一般に栽培されるいちごは
オランダイチゴ=ストロベリー。
南アメリカのチリのチロエ諸島原産といわるる。
日本には天保年間に
オランダ人によってもたらされた。

end

春の花in弥彦山2012 海側の補足

2012-04-25 | 弥彦山の足跡 4月
いつもは
弥彦神社から登る弥彦山ですが
春の花を探して
日本海側の西生寺から
登ってみました。

頂上付近以外は雪も溶けて
足元も悪くありません。
ふだんは
登山者が少ないルートですが
さすがに春ですから団体さんもいて、
登山道の両脇は
ずっと花が咲いていました。
ナガハシスミレ
スミレ科
距(きょ)が細長く射上して長さ1~3cm
テングスミレともいう。

トキワイカリソウ
メギ科
花弁の基部に距があり
先端に蜜を貯めている。

ニリンソウ
キンポウゲ科
和名は花が1茎に2個ずつ咲くという意味であるが
必ずしも2個とは限らない。


オニシバリ
ジンチョウゲ科
雌雄異株
果実は楕円形で夏に赤く熟す。
樹皮が非常に強いことからの和名。

ユキワリソウ(オオミスミソウ)
サクラソウ科

マンサク
マンサク科
花季が早いので珍重される。

最後は
梅と桜の競演です。
大河津分水の土手の脇
神社の境内に
見事に咲いていました。

新潟では梅と桜は
ほとんど一緒に咲きます。
end

春の花in弥彦山2012

2012-04-22 | 弥彦山の足跡 4月
春の弥彦山で見つけた
山野草の写真です。
今年は大雪でしたが、
雪解けとともに
たくさんの花が咲きました。
いつもと違う
冬と春が同居した1ヶ月でした。
キクザキイチゲ
キンポウゲ科
花は淡紫色か白色


ジャノヒゲ
ユリ科
花は初夏・淡赤紫色
青いのは種子

ミチノクエンゴサク
ケマンソウ科
花茎の付け根の小葉は先が3~5に分かれ
ギザギザになっている

エンレイソウ
ユリ科
延齢は長生きという意味であるが、
この花は毒をもつ
花びらはないが
がくが花びらのように見える

スミレサイシン
スミレ科
ハート形をした葉は花より後に出てくる

ヤマアイ
トウダイグサ科
雌雄異株
2~3個ずつ固まって小さい緑の花をつける

コシノコバイモ
ユリ科
コバイモの仲間で花の緑色が特徴

ユキワリソウ
サクラソウ科
別名:オオミスミソウ


カタクリ
ユリ科
鱗茎に含まれるデンプンが片栗粉となる

ショウジョウバカマ
ユリ科

地面に広がる根生葉をはかまに見立てて
花の紅紫色とあわせて名づける 
end

庭の花 2012春

2012-04-20 | 庭の花+花のまとめ
新潟にも
遅い春が訪れ
我が家の庭も花が咲き始めました。
福寿草

キンポウゲ科の多年草
山地の木陰に生えるが
園芸品種が多数あり。
ヒアシンス

ユリ科の多年草
小アジアの原産で
チューリップとともに代表的な秋植えの球根植物
水仙

ヒガンバナ科スイセン属
カナリヤ諸島原産といわれ
ヨーロッパを経て中国から日本に伝わった。
椿
(斑入り)

ツバキ科の常緑高木または低木
北海道を除く日本各地の
おもに海岸付近の照葉樹林中に自生する
 
バラ科の落葉小高木
中国江南地方の原産
日本では古くから各地で栽培され
九州には野生状態の原種があるともいわれている
ヒイラギナンテン

メギ科の常緑低木
中国・台湾の原産で
観賞用に庭に植えられている
葉にはヒイラギの葉のような大きな歯牙がある。

ヒイラギナンテンの紅葉(2011秋)

ジンチョウゲ(沈丁花)

ジンチョウゲ科の常緑低木
中国原産であるが
日本で庭木として普通に栽植される
和名は花の香りを香料として有名な
ジンコウ(沈香)やチョウジ(丁子)にたとえたものである
サンシュユ

ミズキ科の落葉高木
中国や朝鮮半島に分布する
日本には江戸時代に
中国より薬用植物として伝えられたが
現在では花木として庭などに栽植されている
種子が漢方薬となる
ユキヤナギ

バラ科
細い枝と葉の形状がやなぎを思わせる
解説は
ブリタニカ国際大百科事典より
end

かわいい耳の谷川岳 日本百名山№6

2012-04-14 | 06谷川岳(秋)+シシゴヤの頭
再び
谷川岳に向かったのは10月下旬です。
やはり
紅葉はふもとまで下りていました。
登山道の説明は
2週間前に終わったので、
今日は
撮った写真を見てください。
∨ 
天狗の留まり場


登山道の周辺の紅葉は
ほぼ終わりです。
周りの森も赤い色が
くすんできました。
それでも
遠くまで見渡せることは
絶景渇望症の
欲求を満足させてくれます。
登山道の途中にて
万太郎山から仙ノ倉山・平標山への
稜線が見渡せます。

一度登った山が見えるのは
久しぶりに会った友達のようです。
特に
平標山は初めての2000m級でしたから
思い入れも深いものがあります。
たった
2年しか経っていませんが、
幼なじみのように感じます。
肩ノ小屋のすぐ上の
トマの耳から見た
オキの耳です。

初めて間近に見る
谷川岳山頂です。

特別な形状が忘れられない
深い印象を与えてくれます。
トマの耳からオキの耳に至る
稜線の新潟県側は
穏やかな傾斜で群馬県側と
対照的です。

しかし
冬になれば
冷たい西風が雪雲を運んできます。
オキの耳から見た
トマの耳です。

山頂付近の紅葉は
終わりましたが、
登山者には
相変わらず人気の山です。
山頂の印

2000mに満たない山ですが
多くの人をひきつける場所。
それが谷川岳です。
登山道の先を見れば
一ノ倉岳から茂倉岳に続く稜線。

こちらも人をひきつける
魅力にあふれています。
下をのぞくと、はるか下に
谷川が見えます。

やはり
高低差に足がすくみます。
それでは
一気に下り、
下から見上げてみましょう。

ちょうど左上に
かわいい耳が
目立っていますね。
*
end

紅葉にみぞれ降る肩ノ小屋 谷川岳 日本百名山№6

2012-04-13 | 06谷川岳(秋)+シシゴヤの頭
谷川連峰の盟主である
谷川岳
標高1977m
下から登ると
高低差1400mあります。
今回の登山口は
天神平スキー場からにしました。
ここからなら
高低差:685m
所要時間:登り2時間半
初心者でもOKです。
紅葉の一番いい時期10月上旬に
予定を入れました。
しかし
雨は降っていませんが、
車を進めると
山が雲を従えてだんだん迫ってきます。
怪しい雲行きです。
それでも
谷川岳ロープウェー駐車場では
雨が降っていないので登ることにしました。
ロープウェーとリフトで空中散歩。
天神峠では
これから登る天神尾根が見渡せます。
最初は少し下りますが、
足元が悪く
浮いた根をまたいだり
大きな段差に苦しみます。
これなら
リフトに乗らないで
ロープウェーの駅から
登ったほうが楽かもしれません。
途中
ロープウェーからの道と合流して
登りが始まります。
このあたりは
ブナなどの林に囲まれた
ゆるやかな尾根道です。
50分ほどで
熊穴沢避難小屋に到着。
今日は
天気がよくないけれど
紅葉のベストシーズンなので、
お客さんが多いようです。
大勢の方が休んでおられました。
ここから
しだいに傾斜が強まり
林も背の低い潅木に変わります。
視界が開けて
下はよく見えるのですが、
山頂方向は雲の中。
 
急な坂の近くになると
行列ができ
渋滞が始まりました。
木曽駒ケ岳以来の
人気コースを登りますから。
それにしても
長い行列です。
登山者も老若男女
カッパも色とりどりです。
 
登山道のまわりは
色づいた紅葉が目を楽しませてくれますので
待ち時間もそんなに苦になりません。
天狗の留まり場は
絶好の休憩場所ですが、
人が多く
眺めのいい場所は空いていません。
以下3枚は下りのとき撮った写真です。

* 
 
 
霧がかかったり
晴れたり
山の天気はすぐ変わります。
熊穴沢避難小屋から
ゆっくりで
1時間半くらいかかったでしょうか。
谷川岳肩ノ小屋に
到着しました。
このあたりはガスで視界がききません。
 
寒いし
小屋で休むことにしました。
のぼりの途中で
知り合いに
何回も登っているし
今日は眺めが期待できないので
ここでかえると下りる人もいました。
それも
山小屋まで来て見ると納得します。
何も見えません。
したがって
写真も撮ってません。
肩ノ小屋で暖まっていると
外はみぞれが降っています。
寒いわけです。
小屋の中は超満員で
みなさんゆっくりしてます。
何にしようか迷った挙句
カップラーメンにしました。
食べたことのない銘柄でしたが
温まって、
おいしかった。
勇気を出して
小屋を出て
トマの耳まで行きましたが
やはり何も見えませんでしたので、
オキの耳はあきらめて帰りました。
これで登ったことにしては
あまりにも寂しいので
もう一回挑戦することにしました。
それは2週間後のことです。
つづく