揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
新潟の貴重な青い空が
誘っているかのようで
今年初めての弥彦山へ
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裏参道の駐車場は満車でした。
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雪は見当たりませんが
山のひんやりとした空気が
久しぶりのアウトドアの感覚を
よみがえらせます。
*
本日はカメラの小道具のお試しですから
山頂まで登りません。
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PLフィルターを装着した標準レンズで
通行止めの弥彦山スカイラインから
残雪の山頂を撮りました。
空はもともと青かったので
その通りに写りました。
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この日は遠くの山までクッキリと
見ることができました。
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米山
*
妙高山・火打山
*
北アルプス
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遠くを撮る写真は
マニュアルでピント合わせです。
光学ファインダーのないカメラなので
晴れた日は特に
ピント合わせがうまくいきません。
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花は咲いていました。
日当たりのよい場所で
雪割草
*
いつものリコーの花用カメラで
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クローズアップレンズ№3を2枚付けて
50mmレンズ絞り2.5-1.8で
近接撮影も絞りが開放値に近いと
ピント合わせに苦労します。
ソニーEマウントでは
明るいマクロレンズがないので
工夫しながら花を撮っています。
今回の組み合わせで撮った写真は
ボケの使い方がまだ適正ではありませんが
うまくコントロールできれば
高級なレンズに負けない
写真が撮れそうです。
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花は少なく
冬の山らしい弥彦山でした。
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小道具が多いので
写真撮影が手間取って
時間経過とともに水蒸気が上がり
お昼近くになったので
撤収しました。
*
帰りの信濃川の土手から
飯豊連峰・白山・粟ケ岳・守門岳
東の白銀の山々がきれいでした。
冬の山は美しい。
これは
まぶたのシャッターだけにしました。
そして
家に帰って気がつきました。
今までで一番美しいふるさとだったと。
end
中学校の古文で必修の
清少納言の枕草子は
春はあけぼの(明け方)で始まり
・・・
冬はつとめて(早朝)
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
と続きます。
*
1000年以上昔のことですから
言葉も人の心も
移り変わるのは自然のことだと
思います。
遠い昔の生活をしのぶことができる
タイムマシンみたいなものでしょうか。
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寒い朝に
1日の準備のために
まず火をおこす
森や樹木と共存した時代から
今は遠ざかってしまい
ボタンを押せば暖かくなる
便利な時代になり
カタカナ語が多くなりました。
∨
冬
雪のある山に行くと
そんな昔の生活がしのばれる
人間も自然の一部であることを
思い出させてくれます。
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回数を重ね
300回も登った弥彦山は
今年
小雪で登りやすく
しかも
雪が絶えない
白い冬を満喫できる
とても気持ちの良い場所になりました。
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表参道
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時々見かける
目の細い雪だるま
よいお顔をしています。
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8-9合目の
たっぷり雪のついた道に
スパイク長靴の足跡
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弥彦山山頂から
ロープウェー山頂駅のある鞍部の先に
もうひとつのピーク
多宝山を見る
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裏参道
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信濃川の大河津分水の河口から
別荘群越しに見る
青空に白い弥彦山
別荘からは
夕日がきれいに見えるのでしょう。
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初めて見た
雪で入りにくい真っ白な駐車場
見つけたふきのとうも
雪の下
*
能見平のすぐ下にある
いつもはきつい
段差のある階段も
雪で歩きやすく
歩数カウンターも
いつもより少なくなります。
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白いハイウェイ
*
裏参道9合目の
まったりとした雪の道
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時間は止まってくれません。
春の芽吹きは始まっています。
雪の山で遊べるのも
あと少しです。
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今の新潟は
インフラも整備され
四季が楽しめるという意味で
住みよい場所になりました。
end
今日は大雪警報の寒い夜ですが
ほんの少し前の
暖かい日のことです。
*
今年初めて海側の登山道で
弥彦山に登ってみました。
9合目まで
登山道に雪はありません。
天気が下り坂なので
視界全体に薄くモヤがかかっています。
ここから上は所々で
足が雪を踏み抜いてしまう
歩きにくい道になります。
まず咲くマンサクも
まだ咲いていませんでした。
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ふもとの駐車場付近で
やっと見つけました。
今年の花1号。
*
フキノトウ
キク科の多年草
フキの根茎から生え出る花茎のこと
わが国最古の野菜のひとつ
小さいけれど3つが
片寄せあって生えていました。
冬の長い雪国では
この香りと苦さが
一層引き立ちます。
*
ツバキ
ツバキ科の常緑樹
北海道を除く日本全土と
中国・朝鮮半島に分布する
おしべの花糸が白いので
ヤブツバキでしょう。
弥彦山では何故かあまり見かけません。
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おまけに
フデリンドウの芽生え
∨
弥彦山に行く途中で
今年の新潟は暖冬なのか
田んぼに雪がなく
白鳥の群れが白く目立っていました。
あいにく
望遠レンズを持たないで出たので
近寄って脅かすわけにもいかず
ショボイ写真になってしまいました。
限界まで近寄ると
白鳥は首を伸ばし
警戒しているのがわかります。
一番左の白鳥が羽ばたくタイミングで
撮りましたが
ゆっくり時間をかけないと
いい写真は撮れません。
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我関せずの若者が
自転車で白鳥のすぐ横を通り過ぎ
5羽くらいが飛び立つ場面を
取りそこねたのは大失敗でした。
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鳥で思い出すのは
以前
車の前を横切るキジも見ました。
一瞬の出来事で
青や紫に輝く羽根の色に
目がくらみました。
*
地方では高齢化で
だんだん人が少なくなり
豊かな自然に回帰するのでしょうか?
end
長引いた風邪もようやく完治し
忙しい中にも
晴れた日には
遠い春を感じることができる
余裕が出てきました。
受験勉強も終盤になり
志望校の最終決定で
すでに悲喜交々の1月です。
∨
里の雪は去年と同じか
少し少ないくらいでしょう。
弥彦山は見上げれば
白く輝いていました。
*
1合目付近
雪は少ないのに
溶けかかった雪が凍りつき
足元が滑る厳しい状態でした。
風はないのですが
冷たい空気が頬を通り過ぎ
張り詰めた心地よいテンションを感じました。
今年買ったニューアイテムを装着し
グリップ力を上げます。
*
3合目の上
この辺りからは
人に踏まれた圧雪ですが
表面は雪なので
つるつるではありません。
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5合目の上
雪崩れて
危ない場所ですが
まだ普通に歩けます。
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6合目の橋
雪が多いときは
積もった雪が踏まれて
歩く道の高さが
欄干の辺りまでになります。
写真の右下に
弥彦山で今年初めて見た
雪だるま
*
9合目の上
階段の形跡が見えます。
多くの人が踏んだ雪が
広い道になっています。
その横にウサギの道もありました。
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山頂へ
青空も見える
穏やかな冬の日
こんな日が貴重な新潟です。
晩秋よりも多くの登山者が
弥彦山を登ります。
*
この日
大活躍のニューアイテムは
こちら
普通の長靴のグリップ力が
大幅に向上しました。
登山靴にも装着可能のようですから
軽アイゼンの代わりに
なるかもしれません。
1000円で買いましたから
1シーズンもってくれれば
うれしいのですが
できるだけ多く使ってみて
冬シーズンの終わりに
耐久性の報告をいたしましょう。
∨
end
2月に入り
暖かくて日差しのある日も
周期的にやってくるようです。
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今週の弥彦山は多めの雪で
木に花が咲いたように
白く輝いていました。
∨
弥彦山の冬は
晴れた日になると
皆さん待ちかねたように
大勢の常連さんでにぎわいます。
今年の雪は今のところ
去年のような大雪ではないので
楽チンです。
山頂の様子
山の名前の入った石も
綿帽子をかぶっています。
∨
雪に覆われた長い冬に飽きたので
本屋でつい買ってしまいました。
*
花の百名山
1冊2200円
2冊で4400円
消費税220円
*
ちょっと高めだったけど
登山コースのどこにどんな
花が咲くのかが書いてあったので
思わず買ってしまいました。
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花の調査に手間がかかっているから
しかたがありません。
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今年は
日本百名山の既に登った山も
花の百名山として
登り直してみたいと思いました。
*
花の季節は短く
夏は生徒さんが夏休みなので
忙しくなるかもしれませんが
*
早く春が来ないかな~
end
新潟の冬は
鉛色の雲が名物で
高い確率で見ることができます。
それでも穏やかな薄日が射すと
出かけたくなります。
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去年から冬の弥彦山も
楽しむようになりました。
今年はこの日が1回目でした。
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弥彦神社からの登り
0合目から見上げると
まだ雪の中に葉の緑も見えます。
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去年は大雪で
雪崩の危険があり
いつもの道が通れませんでした。
その危険地帯(5~6合目)は
この日は
雪を整備してくれた人がいて
スムーズに通ることができます。
感謝
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登るほどに雪も深くなり
8合目から9合目を見上げれば
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9合目にあるレストランは
冬休みに入りました。
3月中旬に再オープンだそうです。
雪だるま発見
お顔の表情が穏やかです。
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9合目から山頂へ向かう階段の道も
今のところ
去年ほどの雪はありません。
もちろん階段は雪ノ下。
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翼をつけた小枝
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白いひげの幹
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デコレートされた鳥居の文字
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対照的に
穏やかな海
西方向の海は
黄金色に染まっていました。
この日は肉眼ではうっすらと
佐渡の山脈の雪が見えました。
今年が
よい年になりますように。
end
登山道に雪のある弥彦山を登るのは
経験がありますが、
これほどの積雪で登るのは初めてです。
∨
仕度はいつもの通り。
+
防寒具を多めにしたので、
バッグを背負います。
足元は長靴。
長靴隊に入りました。
何故か、下りが楽なんです。
∨
登っている途中
姿勢を安定させるため
雪をつかんだり
抱きかかえたりしていたら
何も考えず
ただ雪と格闘していた
子供の頃の雪遊びを思い出しました。
∨
最近の子供は
雪が降ってもあまり外で遊んでいません。
少子化で一緒に遊ぶ仲間が少ないのでしょうか。
それとも
他に面白いことがたくさんあるから、
雪遊びも1日で飽きるんでしょうか。
寂しいですね。
∨
それでは、
豪雪の弥彦山の写真をいくつか
ご紹介します。
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4合目の少し上
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みごとなV字谷と
オブジェのような鉄塔群
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5合目からは
なだれの危険があり、
裏ルートの尾根道へ。
*
雪がないと岩場にロープという
ハードなコースなんです。
雪があるおかげで
足場が確保できるので、
少しは楽になります。
それでも汗だくで登りました。
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8合目から豪雪の越後平野
∨
9合目
雪に埋もれた案内板
一瞬
ベンチかと思われます。
雪が2m以上あるということです。
∨
9合目
佐渡は雪に覆われた山脈に
雲がたなびき
印象深かったのですが、
上が切れてしまいました。
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山頂
雪で少し標高が高くなったようです。
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豪雪の越後平野
南のほうは霧でしょうか。
雪の世界を楽しみましょう。
end
新潟でめずらしく晴れた冬の日に
カメラを持って出かけました。
レンズを何本も入れると
バッグが重いんです。
*
今までの最高の天気という訳でもないので、
あまり期待していなかったのですが、
佐渡が
これまででは一番きれいに撮れたので
アップします。
<こちらが佐渡島>
左上の白い山はドンデン山でしょうか?
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<そして雪化粧した金北山>
奥が大佐渡山脈で、
手前が小佐渡山脈です。
佐渡には何回か行きましたが、
メインは海・海の幸でした。
今度は山をメインに行ってみたいな。
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遊び心タップリ
*
ウサギ以外は
<NEX-5 zuiko 200mmF4>
*
おまけのおまけ
<霧氷>
新潟の今
弥彦山の写真
*
子供の頃より
四季のはっきりした新潟が
好きになりました。
電信柱
少し日が射して明るい
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9合目から
風が強くなった
雪庇の上の雪を吹き飛ばす
顔に当たると一層冷たい
∨
山頂にて
新潟のわずかばかりの青空
山の天気は変わりやすい
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9合目に戻って
冬の日本海・田ノ浦
夏と違い
建物が健気に見える
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4合目に戻って
登るときにはなかった
雪だるま
ちょっとだけ冬景色に
お付き合いいただき
ありがとうございました。
∨
冷たい雪も 日が射すとキラキラして いいものです
今日は
弥彦山の山野草について
少し紹介します。
名札を見つけたものの一部を
写真に撮ってみました。
*
*
*
*
センボンヤリのその後
*
∨
名前にナギナタと槍はおもしろい
形状からつけたみたいです。
*
弥彦山・国上山エリアの
トレッキングガイドにある花は
ほとんど見れていません。
主目的が違ったので、
しかたありませんが。
end