この梅雨の日に
那須の朝日岳の肩から
先に進む登山者は少ないようで
途中で休んでいたのは
熊見曽根で3-4人だけ、

すれ違ったのは
ほとんどが単独登山者で
男女合わせて5-6人くらい。
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熊見曽根と1900m峰までは
小さなアップダウンが続き
その後
清水平に向かって下り始めます。

天気が良ければ
見晴らしがよさそうなんですが
あいにくの雨。
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静かだったから
鳥の声がたくさん聞こえました。
緑が増えた道中の道端に
小さい花が出迎えてくれました。
花は最終回にまとめて報告します。

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北温泉分岐を左に曲がれば
上りが待っているのかと思ったら
細い道が下って行きます。

誰もすれ違わないし
道を間違えたかと思いました。
標識にあった
三本槍岳まで35分の半分も過ぎた頃
道がようやく上りとなり
うっすらと
ガイドブックで見た山の形が現れました。

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朝日岳の肩から三本槍岳山頂まで
1時間40分は
ガイドブックの時間より長くなりました。
花の写真を撮るのに
時間がかかってしまったようです。

先客は男性1名。
ガスって展望はありません。
三本の槍もありません。
案内板に名前のいわれが
書いてありました。

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雨が強くなってきたので
休まずに引き返します。
帰りは
花の写真をほとんど撮らないので
曇った風景を堪能します。
清水平はこんなでした。

*

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朝日岳の肩に戻ると
雨は小降りになりましたが
強い風が吹いています。
ちょうど若い男性が二人が
朝日岳方向から戻ってきたので
何か見えましたか?と聞いたら
何も。と言って微笑んだので
じゃあまた今度にしますか。と独り言をいい
清水平からここまで
誰にもすれ違いませんでしたから
強風で何かあったら心配なので
朝日岳をスルーして
若い二人の後を追いかけることにしました。
見える範囲に
誰かがいると安心します。
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強風の岩場を慎重に進み
剣ケ峰をまいた道になると
ついたて代わりになって風が弱まり
前方の茶臼岳の雲が
一瞬薄くなりました。

振り返ると朝日岳には
風が雲を一生懸命運んでいます。
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峰の茶屋跡避難小屋は
強風の真っ只中でしたが
小屋のベンチに座り
しばらく雲が切れるのを待ちました。

火山ガスが噴出すのが見えますが
30分待っても
風は収まらず雲も途切れないので
茶臼岳もあきらめて
下山することにしました。
途中
朝日岳の崖が正面に見えるところで
雲が少なくなったところを
1枚写真に残しました。

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梅雨時は
花に癒されましょう。
雲もまたよし。
風はいらない。

下界の天気は悪くなさそうです。
*
この日の歩数
19422歩
高低差が少ないので
歩数ほどの疲労感はありません。
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花編につづく