2011年5月
毎年訪問している
喜多方の知人宅へ
地震の御見舞いを兼ねて行ってきました。
ちょうど知人宅のボタンの大木が満開でした。
会津地方は
揺れはひどかったが
大きな被害はなかったそうです。
会津若松近郊の温泉街の駐車場は
いわき方面からの避難者で満車でした。
*
都合で
2012年はお伺いできませんでしたが
その後、被災された方々は
無事お帰りになれたのでしょうか。
まだ記憶になるには時間がかかりそうです。
∨
喜多方から脚を延ばして
蔵王山まで出かけてみました。
∨
深田久弥さんの
日本百名山より
*
同じ東北の山でも蔵王には鳥海や岩手のような
独立孤高の姿勢がない。群雄並立といった感じで
その群雄を圧してそびえ立つ盟主がいない
この長大な尾根は東北人特有の牛のような鈍重さを
もってドッシリと根を張っている
(中略)
お釜と称する山上湖は蔵王の至宝とも言うべき存在で
一名 五色沼の称がある。お釜の水は妖しく濃い緑色で
噴火口特有の一種凄惨な趣がある。
∨
∨
∨
国道121号線から13号線と
東北の背骨を北上し
上山市から東へ向かい
刈田岳(標高1758m)の
直下のレストハウスまで
車で登ることができます。
∨
蔵王山の最高峰は熊野岳
標高1841m
*
標高差83m
コース片道40分の高原散策です。
∨
刈田岳に上がると
正面に丘のような熊野岳
右下にお釜を見ることができます。
まだ爆発から日を重ねていないので
冬の樹氷で有名な樹木は
このあたりでは見られません。
火山帯の風景に
初夏の頃には
コマクサが咲き乱れるところにも
今は
ハイマツや草のような低木しか
見ることができません。
*
ガンコウランが赤い
花の時期だったらしい
∨
右手には刈田嶺神社が
少し高くなったところにあり
あそこが
刈田岳の山頂なのでしょう。
∨
寒くて時間も少ないので
最高峰の熊野岳を目指します。
*
お釜を右手に見ながら
だだっ広い溶岩の道を
まっすぐ進むと
しだいに雲がかかって来ました。
∨
あまりにもおおらかな広さで
霧で見通しがない中
なんとか熊野岳に到着しました。
*
祠があり
中には剣が奉納されていました。
∨
寒くて眺望もないので
早々に引き上げます。
途中
雪の中を進むのですが
一段と霧が濃くなって
真っ白になってしまいました。
さほどの距離でないのは
判っていたので
慎重に足跡をたどりました。
刈田岳まで戻り
そのまま新潟に帰ります。
お釜がきれいに見えたので
よしとしましょう。
∨
駐車場から宮城県側の景色です。
帰りは
長いドライブになりました。
本日の歩数:9327歩
end