揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
自宅から2番目に近い日本百名山が
巻機山です。
標高2003m。
標高の割りにどこから登っても
歩行距離が長く高低差もある
巻機山の名前の由来である「機織り御前」
という美女が機織りをしていたという
伝説のある気高い山です。
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越後駒ケ岳を登ってから2週間後の
高山植物の花は終わり、
まだ秋とは言えない季節に
登山口に立ちました。
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新潟県南魚沼市清水にある
桜坂駐車場の登山口から登ります。
高低差1400m
コース距離10km
ということは
急な坂が続くと予想されます。
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手前のバス停に
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桜坂駐車場を奥に進むと
登山口で、登山届けのポストがあります。
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登り始めれば予想通り。
森の中の上り坂を
ひたすら歩いて高度を稼ぎます。
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何ヶ所か展望が開けるのですが、
雲がかかり
写真も撮れませんでした。
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八合目の登山道の傍らに
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やがて
ニセ巻機(9合目)に着きます。
すでに疲労困憊。
脚が悲鳴をあげています。
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今日も同行者はO君でした。
今回も
ここで待ってると言い張るので、
なだめたり
すかしたり
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何故かと言うと
ここからは下って登るんです。
下らなければ高低差100mなんですが、
それに
登り坂全体が見えて、
しり込みしたくなります。
景色は最高なのですが、
写真は下りきった山小屋付近から
登りを撮影したものです。
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つづく
昔むかし
そのお店は
東京都品川区東五反田
にありました。
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レストラン大洋
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街の洋食屋さんです。
ビルの1階が厨房と10人弱のカウンターで、
2階がテーブル席でした。
シェフが2人で
昼の営業はてんてこ舞いです。
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12時のベルとともに急いで行っても
かなりの確率で並びました。
でも
回転が速いのでそんなに長くは待ちません。
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昼の人気は
カレーライスとハヤシライス
どちらも500円でした。
カレーライスは
ほぼ温めるだけでできるので、
急ぐ人が多く注文します。
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ハヤシライスは
注文を受けてから調理するので、
少し時間がかかります。
もちろん
カウンターの目の前で作りますから
目でも楽しめます。
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材料は
4~5cmにカットされた厚さ4mmくらいの牛肉と
タマネギのみ。
+
怪しげなビンに入ったドミグラスソース。
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ビーフシチューのソースみたいに
濃厚過ぎないので、
ライスに合うんです。
タマネギの甘みと
肉のうまみとよくマッチして
おいしかった。
<過去形>
というのは
以前、食べたくなって行ってみたら
お店がなくなっていたんです。
残念
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ところがなんと
ハヤシライスが名物の
五反田にあるお店を、
ネットで見つけました。
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グリルエフ
ハヤシライス:1200円
ランチのみで提供しているようです。
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写真で見ると
レストラン大洋のものとそっくりです。
場所も近いし、
たぶん
何か関係があるのだと思います。
ただ
二の足を踏むのは
ハヤシライスの
ソースの色が黒いということ
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レストラン大洋のハヤシライスは
ふつうのドミグラスソースの色でした。
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今度
東京に行くときに
寄ってみようかな?
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おまけに
新潟県立植物園で
熱帯気分
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ルリゴクラクチョウカ(瑠璃極楽鳥花)
バショウ科 南アフリカ
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アイスクリームの香料に使われている
バニラは
蘭の仲間だそうです。
皆さんご存知でしたか?
end
登山道に雪のある弥彦山を登るのは
経験がありますが、
これほどの積雪で登るのは初めてです。
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仕度はいつもの通り。
+
防寒具を多めにしたので、
バッグを背負います。
足元は長靴。
長靴隊に入りました。
何故か、下りが楽なんです。
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登っている途中
姿勢を安定させるため
雪をつかんだり
抱きかかえたりしていたら
何も考えず
ただ雪と格闘していた
子供の頃の雪遊びを思い出しました。
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最近の子供は
雪が降ってもあまり外で遊んでいません。
少子化で一緒に遊ぶ仲間が少ないのでしょうか。
それとも
他に面白いことがたくさんあるから、
雪遊びも1日で飽きるんでしょうか。
寂しいですね。
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それでは、
豪雪の弥彦山の写真をいくつか
ご紹介します。
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4合目の少し上
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みごとなV字谷と
オブジェのような鉄塔群
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5合目からは
なだれの危険があり、
裏ルートの尾根道へ。
*
雪がないと岩場にロープという
ハードなコースなんです。
雪があるおかげで
足場が確保できるので、
少しは楽になります。
それでも汗だくで登りました。
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8合目から豪雪の越後平野
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9合目
雪に埋もれた案内板
一瞬
ベンチかと思われます。
雪が2m以上あるということです。
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9合目
佐渡は雪に覆われた山脈に
雲がたなびき
印象深かったのですが、
上が切れてしまいました。
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山頂
雪で少し標高が高くなったようです。
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豪雪の越後平野
南のほうは霧でしょうか。
雪の世界を楽しみましょう。
end
富士山を登り、
山登りに自信がついてきたので
新潟県内の日本百名山を登りたくなりました。
一番近いのが
越後三山のひとつ
越後駒ケ岳です。
標高2003m
*
ガイドブックによれば
難易度もさほど高くないので
あまく見ていました。
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高低差が一番少ない
枝折峠から登ることにしました。
高低差1286m
コース距離15km(往復)
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枝折峠
(シオリトウゲと読みます)
まで
細い曲がりくねった山道を
ずいぶん長いこと運転して
やっと着きました。
*
今日は
登山は久しぶりのO君と登ります。
経験はあるみたいなんですが、
久しぶりなので
体力的な心配がありました。
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駐車場は広く
水洗トイレがあり、
その裏が登山口です。
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登り始めは階段です。
30分ほどで
明神堂に到着しました。
明神峠と言われるところで
道が筋違いに
四方に向かっています。
昔の人は
この道を通って
どんな生活をしていたのでしょうか。
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ここから先、小倉山までは、
眺めがいいんですが、
細かいアップダウンが続き、
距離も長く感じました。
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一旦下り
登り返すと百草ノ池なんですが、
早くも
O君の脚が悲鳴をあげて、
その登り始めで脱落しました。
携帯電話がなんとか通じたので
ときどき現在位置を確認しながら
単独で
先を目指すことにしました。
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百草ノ池からは笹が増え、
道は石が多くなります。
登り続けると
鎖のついた岩場がありました。
A
B
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ここを登りきると駒の小屋に到着です。
ガイドブックにあったとおり
アンテナみたいな塔が目立ちます。
駒の小屋には休憩できるスペースがあり、
数人が休んでいました。
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山頂も近いし、景色もよいので
ゆっくりしたいところですが、
O君が心配なので、
最小限の休息で
山頂を目指しました。
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小屋から山頂までは一息です。
長い登りの疲労も癒されました。
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八海山も目の前です。
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名前のわからない山野草
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下山は来た道を戻るのですが、
O君が待っているので、
休みなしで下りました。
<お別れの駒ケ岳方面>
その結果
小倉山からの細かいアップダウンが
体力を奪います。
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それでもなんとか
O君と明神堂で合流。
O君は
行きかう登山者に
心配され、どうしたのか聞かれ
居る場所がなかったようです。
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そこからの20~30分、
特に、階段が
疲れた脚にきて、こたえました。
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ガイドブックは
駒の小屋で泊まるコースになっています。
日帰りにはきびしい山でした。
もう1回登ることはなさそうです。
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<所要時間>
登り4時間。
下り3時間半。
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岩場に咲いた
オトギリソウ
1輪
end
富士山頂
三角点の高さ=3775.63m
少し北に岩があり、
その高さは=3776.24m
どちらも四捨五入すると
3776m
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日本最高地点に立ちましたから
後は下るしかありません。
それにしても
お鉢と言われる
休火山となっている火口は
噴火をした痕跡をとどめています。
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白黒に赤が混ざった
+
+
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写真では
すっきりとは見えませんが、
街並みの向こうは海です。
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富士山銀座と言われる
神社と郵便局のあるところまで
下りてきました。
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きのう
山小屋で書いたはがきを
富士山頂郵便局に投函し
奥宮でお守りを買いました。
+
さすがに銀座です。
行列もありました。
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用事を済ませたので、
あとは、下山するだけです。
山小屋に用はないので
富士宮口登山道をまっすぐ下ります。
きのうより
風が弱いので爽快です。
+
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登ってくる人も多くすれ違いに
時間がかかりますが、
頭痛と吐き気がないところへ
早く下りたかったので、
ずいぶん大勢を追い越しました。
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緑や花がうれしいお出迎えです。
+
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ほとんど休まずに下り続け、
やっと車道が見えてきました。
所要時間を計ったら2:30でした。
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富士山からは
何も採ってきてはならないのですが、
登山靴に挟まっていた
溶岩粒が二つ
富士山頂から出したはがきに
パウチしました。
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<おまけ>
富士山に登った日の
山中湖から見た富士山
朝の写真だそうですので、
どこかに映っているかもしれません。
朝日で赤いのでしょうが、
実際の富士山も赤が印象的でした。
カレーハウスJIBさんのブログです。
よろしかったらどうぞ
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最後までお付き合いくださいまして
ありがとうございました。
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深田久弥さんの
日本百名山より
*
富士山は万人の摂取に任せて、
しかも何者にも許さない何物かをそなえて、
永久に大きくそびえている。
赤岩八合館は
富士山の標高3300mにあります。
ここでも日本一高い範囲に入っています。
富士山頂と高さ476mしか違いませんから、
見える景色はほとんど同じです。
ましてや
御殿場口登山道ですから、
東側にさえぎるものはありません。
ふもとまで丸見えです。
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と自分を慰めながら
山小屋の外で日の出を待ちました。
他にもここで日の出を見る方が、
10人以上いらっしゃいました。
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<空が明るくなってきました>
三日月が浮かんでいます。
<4:41>
ついにお出ましです
現場では
もっと光輝いていたのですが
持参のカメラでは
人間の眼には、はるかに及びません。
<4:43>
半分になりました。
<4:45>
丸くなりました。
∨
∨
∨
軽い頭痛と気持ちの悪さは残っていましたが、
何とか歩けそうなので、
行けるとこまでということで
登り始めました。
まだ日光が赤いのか、
山肌が燃えるようでした。
山小屋から僅かのところに廃屋のような小屋があり、
やがて急斜面の九十九折が始まります。
体調も歩き始めてから次第に回復し、
八合目からの高低差500mを
1時間半で御殿場口の山頂に着きました。
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といっても
たくさん鳥居があって
どこを見てもありがたそうです。
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∨
この日は比較的風が治まっているので
山頂は穏やかな風景でした。
きっと
すごく恵まれていたのでしょう。
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お鉢巡りはしないつもりでしたので、
問題ありませんが、
残雪が道を覆い、
アイゼンがないと危険なところもありました。
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富士山頂を目指すだけなら、
危険はありません。
最後の剣が峰です。
溶岩粒が深いようで、
角度もあり
とても歩きにくい道でした。
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急斜面の坂の上に現れたのは
行列でした。
別に有名なラーメン屋が
あるわけではありません。
その先には
皆さんの目的地がありました。
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日本最高峰富士山の
標柱です。
並びましたので
ありがたみが違います。
*
その手前には
ひっそりと
三角点がありました。
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最終章へ
つづく