それでは白馬大池から上の
砂礫の植物をご案内いたします。
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タカネヤハズハハコ(赤)
キク科の多年草
姿がウスユキソウに似ることから
タカネウスユキソウの別名もある
本州中部以北から北海道の高山帯に分布する
花は白色で下部が薄紅色である


ひときわ赤い花がありました。
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ハクサンチドリ(紫)
ラン科の多年草
本州中部以北の高山帯の草地に生え
千島からアラスカまで分布する

まだ咲きはじめで
見慣れた形ではありませんが
たぶんハクサンチドリでしょう。
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ヒメクワガタ(紫)
ゴマノハグサ科の多年草
本州中部以北の高山の草地や砂礫地に生える

色が紫と白のグラデーションになって
疲れを忘れるほどの美しさでした。
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オヤマノエンドウ(紫)
マメ科の多年草
本州中部以北の高山の草地や砂礫地に生える


マメ科だとすぐわかる
花の形をしています。
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ミヤマアズマギク(ピンク)
キク科の多年草
本州中部以北の高山の草地や砂礫地に生える
アズマギクの高山亜種で
小型で毛が少ない
山地により葉形や草姿に特徴がある

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コマクサ(ピンク)
ケシ科の多年草
高山植物の女王
本州中部以北の高山の砂礫地に生える


草津白根山のように
手厚く保護されてはいないのか
小さな株で花の色も薄いものばかりでした。
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ウルップソウ(青)
ウルップソウ科の多年草
北東アジアとアラスカの寒帯や高山に生じる
全草やや多肉質でイワレンゲに似るので
ハマレンゲの名もある
千島のウルップ島からこの名がついた

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アオノツガザクラ(緑)
ツツジ科の常緑小低木
本州中部以北・北海道・樺太・アラスカに分布する

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ミヤマキンバイ(黄)
バラ科の多年草
日本特産の高山植物のひとつ
本州中部以北・北海道に分布し
高山の日当たりのよいやや湿った草地に生える

シナノキンバイやミヤマキンポウゲなど
黄色い花は種類があって
識別しにくいですね。
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イワツメクサ(白)
ナデシコ科の多年草
本州中部以北の高山の砂礫地に生える

密生している葉の中で
白い花が印象的です。
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ミヤマハタザオ(白)
アブラナ科の多年草
北海道・本州・四国の高山や山地の砂礫地に生える

白い蝶が
風にとばされないように
つかまっていました
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ハクサンイチゲ(白)
キンポウゲ科の多年草
日本では代表的な高山植物であるが
北半球の山地草原に広い分布を持っている

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ツガザクラ(白)
ツツジ科の高山性常緑小低木
本州と四国の高山帯に生じ
いわるる乾性お花畑の構成種である
葉がツガに花の色がサクラに似るので
この名がつけられた

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チングルマ(白)
バラ科の小低木
本州中部以北・
サハリン。カムチャッカ・アリューシャンに分布し
日本では高山帯の日当たりのよい所に
群落をつくって生える
和名は
長い花柱をもった果実が風になびくところから
稚児車の転訛したものといわれてる

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シャクナゲ(白)
略
花は終わりかけでした。
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ハクサンフウロ
フウロソウ科の多年草
本州中部以北の高山の日当たりのよい草地に
しばしば群落をつくって生える

これはおまけです。
蓮華温泉の花壇に
きれいに咲いていたので
記録に残しました。
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最後までご覧いただき
ありがとうございました。
end