揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
富士山頂
三角点の高さ=3775.63m
少し北に岩があり、
その高さは=3776.24m
どちらも四捨五入すると
3776m
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日本最高地点に立ちましたから
後は下るしかありません。
それにしても
お鉢と言われる
休火山となっている火口は
噴火をした痕跡をとどめています。
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白黒に赤が混ざった
+
+
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写真では
すっきりとは見えませんが、
街並みの向こうは海です。
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富士山銀座と言われる
神社と郵便局のあるところまで
下りてきました。
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きのう
山小屋で書いたはがきを
富士山頂郵便局に投函し
奥宮でお守りを買いました。
+
さすがに銀座です。
行列もありました。
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用事を済ませたので、
あとは、下山するだけです。
山小屋に用はないので
富士宮口登山道をまっすぐ下ります。
きのうより
風が弱いので爽快です。
+
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登ってくる人も多くすれ違いに
時間がかかりますが、
頭痛と吐き気がないところへ
早く下りたかったので、
ずいぶん大勢を追い越しました。
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緑や花がうれしいお出迎えです。
+
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ほとんど休まずに下り続け、
やっと車道が見えてきました。
所要時間を計ったら2:30でした。
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富士山からは
何も採ってきてはならないのですが、
登山靴に挟まっていた
溶岩粒が二つ
富士山頂から出したはがきに
パウチしました。
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<おまけ>
富士山に登った日の
山中湖から見た富士山
朝の写真だそうですので、
どこかに映っているかもしれません。
朝日で赤いのでしょうが、
実際の富士山も赤が印象的でした。
カレーハウスJIBさんのブログです。
よろしかったらどうぞ
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最後までお付き合いくださいまして
ありがとうございました。
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深田久弥さんの
日本百名山より
*
富士山は万人の摂取に任せて、
しかも何者にも許さない何物かをそなえて、
永久に大きくそびえている。
赤岩八合館は
富士山の標高3300mにあります。
ここでも日本一高い範囲に入っています。
富士山頂と高さ476mしか違いませんから、
見える景色はほとんど同じです。
ましてや
御殿場口登山道ですから、
東側にさえぎるものはありません。
ふもとまで丸見えです。
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と自分を慰めながら
山小屋の外で日の出を待ちました。
他にもここで日の出を見る方が、
10人以上いらっしゃいました。
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<空が明るくなってきました>
三日月が浮かんでいます。
<4:41>
ついにお出ましです
現場では
もっと光輝いていたのですが
持参のカメラでは
人間の眼には、はるかに及びません。
<4:43>
半分になりました。
<4:45>
丸くなりました。
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軽い頭痛と気持ちの悪さは残っていましたが、
何とか歩けそうなので、
行けるとこまでということで
登り始めました。
まだ日光が赤いのか、
山肌が燃えるようでした。
山小屋から僅かのところに廃屋のような小屋があり、
やがて急斜面の九十九折が始まります。
体調も歩き始めてから次第に回復し、
八合目からの高低差500mを
1時間半で御殿場口の山頂に着きました。
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といっても
たくさん鳥居があって
どこを見てもありがたそうです。
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この日は比較的風が治まっているので
山頂は穏やかな風景でした。
きっと
すごく恵まれていたのでしょう。
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お鉢巡りはしないつもりでしたので、
問題ありませんが、
残雪が道を覆い、
アイゼンがないと危険なところもありました。
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富士山頂を目指すだけなら、
危険はありません。
最後の剣が峰です。
溶岩粒が深いようで、
角度もあり
とても歩きにくい道でした。
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急斜面の坂の上に現れたのは
行列でした。
別に有名なラーメン屋が
あるわけではありません。
その先には
皆さんの目的地がありました。
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日本最高峰富士山の
標柱です。
並びましたので
ありがたみが違います。
*
その手前には
ひっそりと
三角点がありました。
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最終章へ
つづく
富士山の
7合目から先は
岩場や大きな段差が多くなってきます。
緑も少ない
赤黒い世界です。
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高度が増して空気が薄くなっているせいか、
休憩している人が多くなってきました。
団体さんはリーダーが時間を決めて
きちんと休んでいるようでしたが、
こちらは
登ることに体が慣れてきたので、
スピードは落としましたが、
ゆっくりと登り続けました。
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8合目の小屋が上に見えてきましたが、
すぐそこに見える場所まで
休み休み歩くので時間がかかります。
着いたときはホッとしました。
標高3250m
7合目から240m登るのに
1時間ほどかかりました。
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八合目から、トイレの横に
御殿場口登山道へ通じている道があります、
これを示す標識はないので、
あらかじめよく調べておかないと
通り過ぎてしまいます。
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広いブルドーザー道が続いています。
心もとなくこれを先に進むと
5分ほどで、
赤岩八合館の標識が立っているので、
それに従い、残雪を眺めながら、
御殿場口登山道に進みます。
しばらくアップダウンの無い平坦な道を歩くと
御殿場口登山道に出ました。
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この辺では
写真を撮る余裕ができました。
<写真左に山中湖>
宝永山
御殿場口登山道は人が少ないので
寂しいくらいです。
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ここから、赤岩八合館までわずかの登りですが、
空気の薄さを感じながら、
5分間隔くらいで心臓の鼓動が早くなり
立ち止まることが多くなりました。
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赤岩八合館
標高3300m
山小屋にやっとたどり着いたので
安心して時間を見ませんでしたが、
80m登るのに
30分はかかったと思います。
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受付を済ませて、
自分の寝る場所に案内してもらいました。
まだ時間が早いせいか、
先客は数えるほどでした。
隣は小学生の男の子とそのお父さんでした。
お父さんは毎年登っているようですが、
男の子は初めてだそうです。
おとなでもしんどいのに
よくがんばって登ってきたと感心しました。
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その後泊り客は増え始めましたが、
夕食のときでも席に余裕がありました。
食事のカレーライスはお代わり自由なので
空腹が満たされ、
食事後は自分の寝る布団の上で横になりました。
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窓から見える下界の景色を眺めていたら
そのうちウトウトするようになり、
いつしか寝込んだようです。
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夜遅くなってから団体客が入ってきて
しばらくガヤガヤしていたので、
起こされてしまいました。
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それが落ち着くと、
夜中に頭痛と吐き気で目が覚めました。
その後は熟睡できず
再び窓から見える
下界の夜景を眺めて時間が過ぎました。
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朝暗いうちに皆さんが
ご来光を頂上で見るために準備を始めましたが、
起きることができません。
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隣の小学生とお父さんは
元気に出かけていきましたが、
あきらめて
山小屋から見ることにしました。
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第4章に
つづく
富士山登山のため
水ケ塚駐車場からの
シャトルバスに乗りました。
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30分ほどで到着。
富士山表口五合目の看板です。
皆さんが
記念に写真を撮ってから
登っていきます。
期待と不安を抱きながら
まだ元気があります。
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最初から
富士山独特の溶岩の粒の道ですが、
溶岩粒がそれほど深くないようで、
道も比較的緩やかな登りですので、
歩きにくいことはありません。
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歩き始めて最初の山小屋が新6合目です。
新5合目からは
わずか20分弱で着きました。
なんだか拍子抜けの感じです。
まっすぐ行くと宝永山ですが、
皆さんが
左に折れて、富士山頂に向かいます。
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この後
山小屋が次々現れることになります。
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40分くらい歩くと
新7合目の小屋着きました。
小屋の前のベンチは
ほとんど人でほぼ埋まっています。
小屋の先で一息入れました。
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<お菓子の袋がパンパンです>
<気温は12℃>
この後は疲れて温度計の写真を撮る
余裕はありませんでした。
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新7合目から30分ほどで、
元祖7合目の小屋に着きました。
標識で、標高3000mを超えていることが
確認できました。
小屋の前は大勢の人が休んでいます。
振り返ると
縮小したのでわかりにくいかもしれませんが
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女の子の髪の毛が
強い風にあおられて
後ろになびいています。
この日は(も?)
登れば登るほど
強風でした。
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仰ぎ見れば
宝永山が下に見えます
<この看板はなぜ上に向いているのでしょう>
少し息が上がるのが早くなってきたようですが、
それでも
木曽駒ケ岳で
3000mを経験したことがあるので
まだ大丈夫と思っていました。
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第3章に
つづく
磐梯山と同じ月に
日本百名山
高さナンバー1
の
富士山に挑戦です。
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富士山の登山口はいくつかありますが、
一番空いていそうな御殿場口の
八合目
赤岩八合館に泊まることにしました。
登山ルートは
そのときネットで調べた情報で
こんな感じです。
富士宮口登山道の八合目から
東に向かい
御殿場口登山道に入ります。
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富士山の夏山シーズンは短く
7月~8月の2ヶ月間です。
それも雪が多いときの7月上旬は
冬山の装備が必要になります。
それでも
早いほうが空いていると思い
海の日の連休に決めました。
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オンシーズンは
富士山スカイラインは交通規制のため
水ケ塚駐車場に自家用車を置き
バスで新五合目まで上ります。
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それにしても
新潟県長岡市の自宅から
静岡県御殿場市まで遠いんです。
都内は混むので長野県松本経由で
400kmで5時間
高速料金10000円以上のところ
土日祝日は1000円
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夜中、暗いうちに自宅を出発し、
こまめに休みながら走り続けて、
なんとか9時頃には
御殿場市に到着しました。
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出迎えてくれた富士山の頂上は
雲に隠れています。
田んぼの稲が鮮やかな緑で
元気が出ました。
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移動時間が読めなかったので
午前中は予定を入れず、
おかげで
少し仮眠がとれました。
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第2章に
つづく