揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
雨が降ったり晴れたりの新潟です。
見たことのない花が
少なくなってきたので
登山回数が少なくなっていますが
雨の合い間に
久しぶりに弥彦山へ行ってきました。
4合目付近から滝雲が見えました。
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ミツバツツジが満開でした。
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オオイワカガミ
イワウメ科の多年草
本州中部の日本海側を中心に分布する
イワカガミの変種
葉が大きく円形なのが特徴である
尾根筋のやや渇き気味の林の下に多い
イワカガミは
よく見られる花ですが
弥彦山で多く咲いている場所は
バイパスを通ることが多く
遅い発見となりました。
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フッキソウ(富貴草)
ツゲ科の常緑小低木
日本を含む東アジアに分布する
一年中同じような状態を保ち
手入れ不要で草姿の乱れがないので
庭園の日陰のグランドカバーとして
利用されている
一年中葉が茂っているのを
繁栄のシンボルとして
おめでたい名が付けられた
雌雄同株で花穂を直立し
花弁のない花をつける
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ヤマシャクヤク
ボタン科の多年草
本州・四国・九州・朝鮮半島に分布する
山地や深山の林床に生える
白い花弁に黄色の葯が目立つが
2~3日で散る短命花である
環境省の準絶滅危惧種に指定され
総個体数は約2万、平均減少率は40%である
減少の主要因は
園芸用の採集・森林の伐採・林道工事
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ハウチワカエデ
ムクロジ科の落葉高木
北海道・本州の山地に生える
日本固有種である
雌雄同株で、一つの花序に
雄花と両性花の両方をつける
ハウチワカエデは花が赤いのが特徴
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ムラサキケマン
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シロバナニシキゴロモ
*
その他に
サンカヨウやシュンラン等の
数の少ない花も
見つけることができました。
end
去年の宿題を片付けに
弥彦山に出かけました。
山で花の写真を撮っていると
どうしても姿勢が低くなります。
目に青葉
響き渡る野鳥の声
久しぶりなので
そよ風に乗って
懐かしい山の香りがしました。
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宿題は
去年、名札だけが残っていた
タニギキョウ
キキョウ科の多年草
アジア東部の温帯から冷温帯に広く分布する。
日本各地の山地の木陰に生える
弥彦山に何年も通って
見ることができなかったのだから
少しだけ小さく咲いているのかと思ったら
以外に広く群生していました。
ただ
花は小さく目立った特徴もないので
見落とし易いかもしれません。
花は白いがよく見ると
細く紫色の筋が入っています。
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今まで
きれいに撮れなかったので
至るところに生えているが載せなかった
ヒメアオキ(雄花)
ミズキ科の常緑低木
太平洋側に自生するアオキの
日本海側多雪地帯の変種
アオキより一回り小さい
雌雄異株で
小さな暗い赤紫色の花をつけるが
赤い実の方が目立つ
ヒメは小さいから
アオキは常緑で枝も青いから
この名がある。
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以下は再掲載
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一輪で咲いていた
イチリンソウ
キンポウゲ科の多年草
*
サンカヨウ
メギ科の多年草
今年はたくさん咲いてくれましたが
花のまとまり方が
まん丸になっていないので
以前の写真の方がきれいです。
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トキワイカリソウ
メギ科の多年草
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大葉種付花
アブラナ科の越年草
花はユリワサビなどに似ていますが
葉の付き方が違います。
この写真は草全体の形がわかるので
選んでみました。
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ユキワリソウは終わりましたが
弥彦山の春の花は
まだ楽しめます。
end
晴天のつづく新潟の4月
高い山の雪は深く
まだ遠出はできません。
弥彦山の花も3年間で
多くの種類を確認できましたので
新発見は少なくなりましたが
写真力が上がって
美しく撮れたものも紹介します。
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昨年4月に撮った写真で
花の名前がわかったものが
ひとつあります。
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サルトリイバラ
ユリ科のつる状低木
東アジアの暖温帯に分布する
みずみずしい透き通った緑に
水滴がついて
すがすがしい春を感じました。
フデリンドウを眺めていたら
若葉の下に
偶然見つけたものです。
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ナツトウダイ
トウダイグサ科の多年草
茎に輪生する5枚の葉の上に
分かれた茎の先に
1つずつ花をつけ
その花が
昔の灯りである灯台に似ている
5本の茎の真ん中に
黄色い花のようなものがありましたが
何なのか・・・調査中
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白いスミレ
ツボスミレのような紫色の模様がなく
正面から見ると真っ白でした。
横から見ると
少し紫色が入っています
名前は調査中
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ミヤマハコベ
近寄って写真が撮れたので
植物図鑑の写真を
差し替えたいと思います。
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イチリンソウ
白い花ですが
花が開く前の薄紅色が
きれいでした。
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シュンラン
雪が少なかったからか
今年はまっすぐに
育っていました。
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ギフチョウ
何回もお食事中の
邪魔をしてしまいました。
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里山で見ることができる花
*
人と植物の共生の証として
珍しい花ではなくても
種類や数がたくさんあると
うれしくなります。
end
雪割草やカタクリのピークが過ぎると
弥彦山の春は
落ち着きを取り戻します。
*
スミレの花が盛りですが
どこにでも咲いていて
カタクリほどに山肌を染めることもなく
花の形や色が珍しくないから
足を止める登山者は
ほとんどいません。
*
小さい花ですが
太陽の光が当たれば
こんなに輝いて見えます。
岩肌や草の影でも咲く
生命力のある花のようです。
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弥彦山にも
白っぽいカタクリがありました。
やはり葉の色は独特の
絵の具の緑色でした。
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久しぶりに
4月の花に登録したいものが
見つかりました。
*
アラゲヒョウタンボク
スイカズラ科の落葉低木
花は2つ仲良く咲いていて
赤い実がなると
小さいひょうたんのように見えるので
この別名がある。
6合目の橋の脇に
花の色が地味なので
ひっそりと咲いているように
見えました。
*
ヒメカンスゲ
カヤツリグサ科の多年草
どこにでもあって
写真になりにくい植物です。
黄色がきれいに撮れたので
図鑑に載せることにします。
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オクチョウジザクラ
バラ科の落葉低木
チョウジザクラが
日本海の積雪地に適応したもの。
背丈が低く
枝や幹がよくしなる。
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弥彦山で
次はどんな花が
楽しませてくれるのか
見知らぬ花の発見は
ささやかな喜びに変わります。
end
角田山に行ったので
弥彦山は
早春の花の盛りを外しましたが
標高が角田山より高いため
山頂付近では
まだカタクリなどが楽しめます。
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昨年5月の花に入れた
チゴユリ・ナルコユリ
ホウチャクソウ・アマドコロなども
咲き始め
色は地味になりますが
まだ
春の芽吹きの喜びを
感じることができます。
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タムシバ
モクレン科の落葉高木
西日本や日本海側の山地に多い
コブシの花によく似ているが
やや長くまた
がく片と花弁の区別が明確ではない
∨サンカヨウ
メギ科の多年草
中部以北の本州・北海道・サハリン
に分布し
深山の木陰に生える
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大葉種付花
アブラナ科
山地の水際に生える
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シュンラン
ラン科の常緑多年草
日本・朝鮮・中国に分布し
やや乾いた山林中に生える
関東の雑木林には
ごく普通に見られる
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フデリンドウ
リンドウ科の越年草で
東アジアの温帯に広く分布する
この写真を撮ってから
折り返して
1時間後に同じ場所を通ったら
陰も形もありませんでした。
*
自分のしたことが
未来の山人つまり
自分の子孫の
楽しみを奪うことになるのに
悲しくなってしまいました。
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ユキグニミツバツツジ
ツツジ科の落葉低木
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ムラサキケマン
ケシ科の越年草
日本および中国の温帯から暖帯に
分布し
山ろくや路傍に普通に見られる
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カキドオシ
シソ科の多年草
日本から中国・シベリア東部に分布し
道路脇などに普通に見られる
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ミヤマカタバミ
花が全開になってたので再掲
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4月下旬に一番多い花
ニリンソウ
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コシノカンアオイ
たくさんまとまって
咲いていました
*
ところが
弥彦山の春は
桜の前の
早春がおすすめですが
今年は角田山に出張したので
桜の春から
弥彦山に出没します。
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大河津の桜並木と
国上山越しの弥彦山
錆びている橋は越後線の鉄橋です。
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越後線の電車が通ると
もっと趣があるのですが
1時間に1本走るかどうかですから
ちゃんと調べてまた来年。
そう思いながら何年も過ぎました。
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弥彦山山頂から見る
いつもの国上山と信濃川
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遠くの山が白く輝くので
表示板で確認したら
ありました。
東北最高峰の
燧ケ岳
枝と枝の間
写真中央に
山頂が見えました。
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4月も寒い日が続き
名残り雪にカタクリが
寒さで凍えています。
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しかし
新緑は着実にやってきます。
パステル色で
産毛の生えた木の芽
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空にはエアプレーン
音も聞こえないほど高いところなのに
新しいカメラは
できないとあきらめたことが
できるようです。
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4月の花は
新しくご紹介できるものが多いので
記事を分けてご紹介します。
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西生寺のすぐ下にある
地蔵院
整えられた庭が美しいのですが
道沿いに
甘いにおいが漂っていました。
大ぶりのシャクナゲ
見事です
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next
弥彦山 4月のまとめ(花)
see you
いよいよ弥彦山にも
春の賑わいがやって来ました。
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裏参道の駐車場は
満車を通り越して
ハチキレそうです。
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ユキワリソウもカタクリも
能見平を超えて
弥彦山花のトレイルまで
咲き始めました。
急に暖かくなったので
たくさん咲いてます。
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行き交う登山者の大きな声が
遠くからでも聞こえます。
皆さん春を堪能しているようです。
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明日は
ただし だんだん雲行きは怪しくなり
あさっては
と
のようです。
お出かけはお早めに
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花のようす
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トキワイカリソウ
<画像消失>
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オニシバリ
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アブラチャン
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キクザキイチゲ
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雪割草
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山頂のすぐ下の
残雪
裏参道の雪は
もうここだけになりました。
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山を下りてからお寺や道路脇にて
キバナアマナ
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キブシ
自然の中で
来年もその先もずーと
咲いてくれるように
大切にしたいものです。
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カタクリの絨毯
end
いつもは
弥彦神社から登る弥彦山ですが
春の花を探して
日本海側の西生寺から
登ってみました。
頂上付近以外は雪も溶けて
足元も悪くありません。
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ふだんは
登山者が少ないルートですが
さすがに春ですから団体さんもいて、
登山道の両脇は
ずっと花が咲いていました。
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ナガハシスミレ
スミレ科
距(きょ)が細長く射上して長さ1~3cm
テングスミレともいう。
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トキワイカリソウ
メギ科
花弁の基部に距があり
先端に蜜を貯めている。
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ニリンソウ
キンポウゲ科
和名は花が1茎に2個ずつ咲くという意味であるが
必ずしも2個とは限らない。
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オニシバリ
ジンチョウゲ科
雌雄異株
果実は楕円形で夏に赤く熟す。
樹皮が非常に強いことからの和名。
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ユキワリソウ(オオミスミソウ)
サクラソウ科
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マンサク
マンサク科
花季が早いので珍重される。
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最後は
梅と桜の競演です。
大河津分水の土手の脇
神社の境内に
見事に咲いていました。
新潟では梅と桜は
ほとんど一緒に咲きます。
*
end
春の弥彦山で見つけた
山野草の写真です。
今年は大雪でしたが、
雪解けとともに
たくさんの花が咲きました。
いつもと違う
冬と春が同居した1ヶ月でした。
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キクザキイチゲ
キンポウゲ科
花は淡紫色か白色
*
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ジャノヒゲ
ユリ科
花は初夏・淡赤紫色
青いのは種子
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ミチノクエンゴサク
ケマンソウ科
花茎の付け根の小葉は先が3~5に分かれ
ギザギザになっている
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エンレイソウ
ユリ科
延齢は長生きという意味であるが、
この花は毒をもつ
花びらはないが
がくが花びらのように見える
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スミレサイシン
スミレ科
ハート形をした葉は花より後に出てくる
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ヤマアイ
トウダイグサ科
雌雄異株
2~3個ずつ固まって小さい緑の花をつける
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コシノコバイモ
ユリ科
コバイモの仲間で花の緑色が特徴
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ユキワリソウ
サクラソウ科
別名:オオミスミソウ
*
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カタクリ
ユリ科
鱗茎に含まれるデンプンが片栗粉となる
∨
ショウジョウバカマ
ユリ科
地面に広がる根生葉をはかまに見立てて
花の紅紫色とあわせて名づける
end