鳥越峠からは緩やかな上りになります。

青空が見えてきて、ホッとしました。

ミツバツツジが彩りを加え
足元にはイワカガミが咲いています。

*

恵那山の広い裾野を感じる笹の道が続き
鳥居峠から20分でウバナギです。

ナギとは
頻繁な土砂崩れで土壌が露出している場所のこと。
∨
ウバナギからやや傾斜が急になり

再びガスがかかって
大判山(標高1696m)に着きました。

晴れていても展望はないようです。
神坂峠登山口から1時間半たちましたが
高低差が少ないので休まずに進みました。
*
帰り道にて、大判山より鳥越峠方向には
ウバナギの標識から見えたナギとは別の
赤いナギが見えました。

登山道は緩く上り下りを繰り返し
鳥越峠から富士見台パノラマコース最高点への
100mの上りがはっきり見えます。
(写真中央から右上に向かって)
∨
大判山から少し下ると
木製の距離表示がありましたが

文字が劣化して、よくわかりません。
*

アルミの梯子を超えて
大判山から30分で林の中に
こだまエリアという小さな広場があります。

朝に雨が降ったので地面が濡れていて
腰を下ろす所はありませんでしたが
日陰になっているので小休止とし
ほぼ同じペースの男性2人組に
先行してもらいました。
休日の割に登山者が少ないのは
難易度が変わらない複数のルートが
あるせいでしょうか?
∨
この先は少し傾斜がきつくなります。

青空に励まされて
先に進むと
*
テングナギを中腹から見下ろせる
展望地点があり

*

遠くには
伊那谷に薄雲がかかっていました。

*
更に傾斜がきつくなり

*

大きな岩を左に回り込むと
すぐ
テングの頭に到着です。

笹の背が高くて
テングナギを見下ろすことはできません。
*
大判山から1時間かかりました。
標高1820mは神坂峠コースの高低差の
約半分をようやく超えたことになります。
既に登山口から2時間半が経過していました。
∨
つづく