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大日杉小屋~地蔵岳
*
アキノキリンソウ(キク科)・ミヤマママコナ(ハマウツボ科)
*
ミヤマクルマバナ(シソ科)
∨
地蔵岳~目洗清水
*
ウメバチソウ(ニシキギ科)
まとまって咲いていた訳ではないいが
直射日光の当たる暑いところで
涼しげに咲いていた
*
ハクサンシャジン(キキョウ科)
花と葉がどちらも輪生していたので
ハクサンシャジンとします。
*
センジュガンピ(ナデシコ科)・ヨツバヒヨドリ(キク科)
*
リョウブ(リョウブ科)・オヤマボクチ(キク科)
*
エゾシオガマ(ハマウツボ科)・マルバダケブキ(キク科)
*
リンドウ(リンドウ科)・せり科の花(代表としてミヤマトウキ)
∨
end
滝切合の先は
樹木がだんだん低くなっていき、
とうとう、
太陽に直に照らされることになりました。
ただ、その時間は30分ほどで
地蔵岳山頂に到着しました。
登山口から2時間40分。
ほぼ標準タイムです。
*
残念なことに、まだ、
飯豊山山頂は雲に隠れています。
右奥に
初めて見ることになった
飯豊連峰の北部がはっきり見えました。
のこぎりの歯のように波打っています。
ネットで検索しても
似たような画角の映像がなくて
何が何だかよくわかりませんでした。
*
飯豊山の左側は
御秘所・草履塚・切合小屋への稜線で
ここからは、なだらかに見えます。
∨
このまま雲の様子を観察しても
何も変わらないかもしれないので
まだ体力が残っているし
もう少し先に進んでみることにしました。
*
滝切合から見た稜線は
緩やかな下りの後、登り返しのようでしたが
歩いてみると下りがきついです。
前方が開けて
この先の道が見えました。
この後の稜線の道は
直射日光がきつくて体力を消耗します。
*
最初のピークがかたらいの丘です。
地蔵岳から40分で到着。
飯豊山は見えません。
*
会津磐梯山方向の山々
*
地蔵岳を振り返る
右の小ピークが滝切合です。
∨
目洗清水には
地蔵岳から1時間10分で到着。
暑さでやられ、少し時間オーバーです。
ちょうど
水汲みを終えた単独の登山者が
ハアハア息を吐きながら
戻ってきました。
この写真の中央で土の見える場所から
右に数十メートル行ったところが
水場だそうです。
*
地元の方のようで
いろんなルートから
飯豊山に登られているそうで
北の
奥胎内ヒュッテから頼母木小屋経由のルートが
変化に富んでいて一番好きだと
おっしゃっていました。
∨
目洗清水の少し先に
飯豊山の展望広場があるようなので
行ってみると
地蔵岳より近いので迫力があります。
ただ、雲がかかって残念です。
*
日影がなくて暑いので
写真を撮ったらすぐに引き返しました。
∨
地蔵岳まで1時間20分。
暑さで汗をかき、水を多めに飲んで
ばててしまいました。
*
目洗清水往復のご褒美なのか、
飯豊山の雲が薄くなっています。
雲が風に流されて
ついに
飯豊山山頂を拝むことができました。
∨
まとめ
大日杉登山口⇒地蔵岳:2:40
地蔵岳⇔目洗清水往復:2:30
地蔵岳⇒大日杉登山口:2:10
予想通り、下りは楽でした。
この日の歩数:30,104歩
∨
種類は少ないですが
地蔵岳8月の花に
つづく
今回は登山行程の記録も
ソニーのα6000にしてみました。
レンズは小型軽量で取り扱いやすい
シグマ3兄弟の19mmにして
出し入れを楽にしました。
∨
ざんげ坂までに追い越したのは
登山口で先行するのが見えた
ご夫婦の2人で
それ以外のすれ違いはありません。
∨
ざんげ坂を見下ろして
この場所から下りる時にざんげするのか
と納得して、先に進みます。
すると
ルノワールの木漏れ日のような模様が
登山道に現れ
背中に朝日の熱を感じますが
程よい高さの樹木が直射を遮ってくれます。
これは
登山道が尾根道となったことなので
次第に暑くなることを覚悟しました。
∨
右手の樹木が途切れて
滝切合から鍋越山に延びる稜線が見え
あの高さを超えないと
地蔵岳に達することはできないと
気を引き締めます。
∨
着実に高度をあげる登山道を
登山口から50分で
長之助清水に到着。
まだ余裕があったので
念のため、水場を確認すると
梯子で5mくらい下り
横に10mくらいのところで
十分な水量の水場があります。
∨
休みもそこそこに、出発し
すぐに、案内板にあった
御田を通り過ぎます。
昔は
水が溜まって田んぼのようだった
のかもしれません。
ここには
上りでは認識しにくいのですが
下りでは真正面に見える
大きな杉の木があります。
御田の杉と名がつくほどの大木です。
幹回りは
三人でやっと抱えられるくらい太く
登山口の大日杉の代わりとして
十分な存在感でした。
∨
着実に高度を稼ぐ登山道は更に続き
前方から
ホラ貝の音が聞こえたので
信仰の山らしいと思いました。
しばらくして
単独の登山者を追い越しましたが
修験者の服装ではありませんし
ホラ貝を下げてもいませんでした。
ただ、お経を唱えていらっしゃいましたので
ホラ貝は
ザックの中にしまわれたのだと思います。
*
所々に水の流れで中央がえぐれて
歩きにくいところがあります。
登山口から1時間半を過ぎた頃
寄りかかるのにちょうどいい木が
あったので、眺めはよくないけれど
小休止にしました。
*
この道は足の置き場が安定しているので
下りは楽だと思います。
上りも直射日光が当たらないので
悪くはありません。
∨
その後
時々、左側の木の枝が途切れて
遠くの山が見えます。
*
登山口から2時間で
滝切合という小ピークに着くと
この先のルートが見通せました。
ひらがなの「く」の字を
下から上にさかのぼる要領で
手前の稜線の右端が地蔵岳
地蔵岳から下って登り返すと、かたらいの丘
左奥から、切合小屋・草履塚・飯豊本山です。
飯豊本山は
既に雲がかかってしまいました。
∨
つづく
密を避けて出かけるのは
どこがいいか?考えた末に
飯豊山の本山が見たいと思っていたので
まだ暗い長岡を出発し
福島県飯豊町を目指しました。
*
西会津インターで高速を降りて
ソバで有名な山都町の辺りを走っていると
磐梯山の方向に、一瞬
明けの明星が輝いて見えました。
英語では、モーニングスター(morning star)
前にいつ見たのか思い出せないほど
幸運!?
*
田んぼのように平らな土地に
ソバが植えられています。
まだ白い花の咲く時期ではないので
地味です。
新潟では枝豆が多く栽培されていますが
さすが、ソバ処の山都町です。
∨
カーナビでは
大日杉小屋まで案内してくれません。
最後の5kmほどは
砂利道を覚悟していましたが
最後まで舗装されていました。
すれ違う車もなく
スムーズに走れました。
∨
朝の6時に大日杉登山口に到着。
先着の車は10台ほど。
予測通り、密ではないようです。
大日杉小屋1階のトイレが使用可能です。
この時は、電気がつかなかったので
真っ暗でした。
携帯ライトがあると安心です。
現在地は
飯豊本山の左側・中津川の上流です。
∨
靴を履き替え
山登りの準備を済ませて
6:30に登山口を出発。
ぬかるみをまたぎ
大日杉の言われをカメラに収め
(暗い中、小さなデジカメのためピンボケです)
深い森に足を入れると
水の流れる音がだんだん小さくなり
久しぶりに
360度の自然を感じることができます。
足元はふかふかで
人工的過ぎる階段はありません。
∨
最初からの急登を覚悟していた割に
20分は足慣らしでした。
そこへ、いきなりの鎖場が出現し
それも数十mの長さがあり
手足を使って登ると
登り切ったところに鉄製の標識があり
1合目・ざんげ坂 の文字。
*
涼しいうちに高度を稼ごうという
思惑は破綻し
ひと汗かきました。
∨
つづく