揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
花用のリコーのカメラを
オーバーホールに出してから
2週間で戻ってきたので
1ヶ月半ぶりの弥彦山に行ってきました。
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風景を撮るときピントが合わないので
光学ユニットの交換で
見積もりが来たのですが
新しいカメラが買える金額だったので
点検調整で済ませてもらいました。
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カメラも機械ですから
調整程度でたいして変わらないだろう
と思っていたのですが
以前の感覚で操作すると
ピントも明るさも色あいも
微妙に違って撮れます。
繊細な機械です。
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オーバーホールのおかげで
風景写真も
思いのほか満足な写真に変わりました。
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弥彦山の登山道は
定期的に補修され
訪れる人たちのために優しい
登山道を維持しています。
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9合目のすぐ下から
越後平野と青空
残念ながら
飯豊連峰は雲の中でした。
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9合目の展望広場から日本海と佐渡
まだ寒くはない海辺ですので
くっきり・すっきり
と言う訳にはいきません。
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緑色の葉がオレンジ色に変わり始め
夜は寒いことを教えてくれます。
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弥彦山では
まだ名前を知らない花があるのですが
調べるのにだんだん
根気がいるようになってきました。
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オオカニコウモリ
キク科の多年草
東北から中国地方に至る日本海側に分布する
湿り気のある林に生える
葉が五角形で
カニの甲羅に似て
コウモリの羽根にも似ているから
カニコウモリと名がついたらしい。
オオカニコウモリは茎が褐色であり
花が茎の頂上にまとまって咲く。
1年前の9月に撮ったつぼみ
今回のオーバーホール後に撮った花
ピントが外れた写真が多かったのに
この写真はドンピシャでした。
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その他に
赤・紫色が印象的な写真を
いくつかご紹介します。
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キバナアキギリ
シソ科の多年草
淡い黄色の中に紫のアクセントが
いい色に撮れました。
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ママコナ
ゴマノハグサ科の半寄生植物
小さい花ですが
群れて咲いているので
にぎやかです。
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カワラナデシコ
ナデシコ科の多年草
花は終わりかけで
3輪だけ咲いていました。
蚊が寄ってきたので
急いで撮って退散しました。
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紫色は再現がむずかしい色で
リコーのカメラは苦手らしいのですが
今回はよく表現してくれました。
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休みを利用して
山に出かけてきました。
紅葉も山の風景も
バッチリでしたので
写真の仕上がりが気になりますが
整理してから
記事にいたします。
end
秋の七草である
庭の萩が満開になりました。
枝がしなっていますのでそれほどに感じませんが
まっすぐにすると3m位になります。
毎年春に新しい芽を出して
ここまで大きくなるのですから
驚くべき成長力です。
同じ花ですが
陽が射すと赤が強くなります。
*
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シルバーウィーク最後の日で
穏やかな秋晴れの秋分の日
となりました。
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金木犀が咲いていました。
毎年咲いているのに
花が地味なので
きれいに満開の時を知らない
気の毒な樹です。
普通なら
香りで気がつくのでしょうが
我が家の金木犀は
植えた場所が良くないのか
あまり目立ちません。
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金木犀
モクセイ科の常緑小高木
高さ4mほどに育つ
雌雄異株であるが日本では雄株だけである
中国原産で暖地に適し
庭木として好んで植えられる
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花は咲いた後
雨風によってあっけなく散って
地面を金色に染めるようです。
台風の連れてくる雨が
散らしてしまうかも知れません。
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彼岸花
別名:マンジュシャゲ
ヒガンバナ科の多年草
日本および中国の暖帯から温帯に分布し
堤防・墓地・田のあぜなどに生える
皇居の内堀に面した土手の群落は
有名である
*
マンジュシャゲとは
サンスクリット語の音写
仏教では伝説上の天の花で
純白で、見るものの悪行を払うと言われ
天人が雨のように降らすという
*
我が家の彼岸花は
何の手入れもしないのに
元気が良く
密集して生えています。
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北アルプスの余韻がまだ残っています。
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写真がたくさんたまったので
見直して消す作業を始めたら
写真を見ているうちに
そのときのことがたくさん
よみがえって来ました。
ブログを始めてからの写真たちの方が
ハッキリと思い出させてくれますから
思わぬ効能であります。
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八方尾根の帰りのゴンドラから見た
白馬村の街並み
<画像消失>
end
八方尾根に咲く花を
色系統別に掲載します。
低山に咲く花・小蓮華山に咲いていた花は
名前のみとし、
たくさん咲いていたものを前に
数が少なかったものを後に
並べてみました。
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オヤマソバ
タデ科の多年草
本州中部以北・北海道に分布し
高山の砂礫地に小群落をつくる
タデ科の中では
葉柄がほとんどないのが特徴である
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ミヤマコゴメグサ
ゴマノハグサ科の1年草
本州の近畿から東北地方の高山の草地に生える
高さ5~20cm
*
ミヤマトウキ?
セリ科の多年草
セリ科の花は判別がむずかしく
自信はありません。
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イワショウブ
ユリ科の多年草
日本固有種で
本州中部以北の湿原などの湿気の多い場所に育つ
葉がショウブに似ている
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イワシモツケ
バラ科の落葉低木
近畿以東の本州に分布し
山地の岩場に生える
高さ1~2m
マルバシモツケに似るが
この葉は全縁に近く
鋸歯は葉の先端のみである
*
クモマミミナグサ
ナデシコ科の多年草
日本固有種で
北アルプスの北部に分布する
高さ10~20cm
花弁が2裂し、ハート型になっている
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ミヤマホツツジ
ツツジ科の落葉低木
日本固有種で
北海道・本州の高山に生える
雌しべが花の外に飛び出して
弓状にそり返っている
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ミヤマダイモンジソウ
ユキノシタ科の多年草
日本固有種で
本州中部以北・北海道の
高山の岩場や草地に生える
高さ5~30cm
ダイモンジソウほど
下2枚の花弁が長くならない
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ミヤマウイキョウ
セリ科の多年草
北海道・本州から四国に分布し
高山の砂礫地や岩場に生える
高さ50cm前後
葉がこんもりと茂るのが特徴である
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ハッポウウスユキソウ
キク科の多年草
八方尾根の固有種である
高さ10cm
ミネウスユキソウに似るが
葉が細く斜め上を向くのが特徴である
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ウメバチソウ(掲載済)
シロバナニガナ
チングルマ(花穂)
ヤマハハコ
イワイチョウ
ミヤマカラマツ
ゴゼンタチバナ
ミネウスユキソウ
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なかなか進まないほど
登山道には
たくさんの数と種類の花が咲いていました。
紹介した数は50種以上になり
花好きにはたまらない山だと思います。
撮り直す余裕もなく
一発勝負の写真ばかりでしたが
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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(りんごのソフトクリーム)
白馬八方尾根スキー場にて
end
八方尾根に咲く花を
色系統別に掲載します。
低山に咲く花・小蓮華山に咲いていた花は
名前のみとし、
たくさん咲いていたものを前に
数が少なかったものを後に
並べてみました。
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シナノオトギリ
ミヤマオトギリともいう
オトギリソウ科の多年草
本州中部に分布し
高山の砂礫地や草地に生える
高さ10~30cm
葉の縁に黒点が並ぶのが特徴である
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エゾシオガマ
ゴマノハグサ科の半寄生の多年草
本州中部以北・北海道に分布し
高山の日当たりのよい草地に生える
高さ20~50cm
ねじれた花の形は
蜂に対するサービスだとか?
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ミヤマキンポウゲ
キンポウゲ科の多年草
北海道・本州中北部の高山の草原に群生する
写真1枚では判別がむずかしい
黄色い花です。
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ミヤマタンポポ
キク科の多年草
白山から北アルプスに分布する
高山の砂礫地や草地に生える
高さ30cm
普通のタンポポとの違いがよくわかりません。
花はほとんど終わっていました。
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ウサギギク
キク科の多年草
高原の草地に生える
高さ12~25cm
春の雪解けとともに2枚の葉が急速に伸び
その様子が耳をそばだてるウサギに似ているので
この名がある
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キンコウカ
ユリ科の多年草
本州中部以北の山中で多湿の草原に群生する
高さ20~35cm
花が黄金のように輝くのでついた名前である
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キバナノカワラマツバ
アカネ科の多年草
日本・東アジアに分布し
高山の日当たりのよい草地に生える
高さ30~80cm
松葉のような細い葉と小さな淡い黄色の花から
可憐な印象である。
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トウヤクリンドウ
リンドウ科の多年草
クモイリンドウともいう
北半球の寒帯に広く分布し
日本では本州中部以北の高山に生える
薬用にされたのでトウヤクの名がある
青や紫でないリンドウは初めてです。
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ハクサンオミナエシ
オミナエシ科の多年草
コキンレイカともいう
本州の北陸・東北地方に分布し
高山や山地の岩場などに自生する
高さ20~60cm
ハクサンオミナエシの方が
花の印象に近い名前の気がします。
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その他に
ヤマブキショウマ
アオノツガザクラ
ミヤマアキノキリンソウ
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白色につづく
八方尾根に咲く花を
色系統別に掲載します。
低山に咲く花・小蓮華山に咲いていた花は
名前のみとし、
たくさん咲いていたものを前に
数が少なかったものを後に
並べてみました。
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ハクサンシャジン(白もあり)
キキョウ科の多年草
タカネツリガネニンジンともいい
ツリガネニンジンよりも大きく
花の数も多い
高山型変種である
高さ50~80cm
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タテヤマウツボグサ
シソ科の多年草
亜高山帯の草地に生える
ウツボグサに比べて
花が大きく、葉柄がない。
花が大きくて
青い色が濃いので目立ちます。
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タカネマツムシソウ
ミヤママツムシソウともいう
マツムシソウ科の1~2年草
日本固有種で
本州中部以北・四国地方に分布する
高山の草地に生える
マツムシソウより丈が低く
大きな花が咲く
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オヤマリンドウ
リンドウ科の多年草
日本固有種で本州中部以北に分布し
亜高山・高山の草地や林の縁に生える
花はほとんど開かない
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ミヤマリンドウ
リンドウ科の多年草
本州中部以北・北海道の高山の湿地に生える
高さ5~10cm
タテヤマリンドウに似るが
茎につく小葉が開くので区別できる
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ミヤマクワガタ
ゴマノハグサ科の多年草
日本固有種で
本州中部の高山に分布し砂礫地に生える
高さ10~25cm
果実のV字型のガク片から
武将の兜の飾りである鍬形(くわがた)
の名がついた
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イワギキョウ
キキョウ科の多年草
周極地方の寒帯と高山帯に分布する
日本では北海道と本州中部の高山帯に見られる
高さ10cm
チシマギキョウに似るが
花冠内部に白い毛がなくて
ガク片が細く、ふちに鋸歯がある
寒冷地の花らしく背が低いのに
花が不釣合いに大きいので
何となくユーモラスです。
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ハッポウタカネセンブリ
リンドウ科の1~2年草
北アルプスのタカネセンブリの変種で
八方尾根固有種
高さ10~40cm
たくさん生えているようだが
丈が低くて花も小さいので
目立たない。
時期が少し早いのか
咲いている花よりつぼみの方が
圧倒的に多かったけれど
薄紫色の花が美しく
一番印象に残りました。
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その他に
ギボウシ
クガイソウ
トリカブト
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黄・緑色につづく