早春の賑わいはどこへやら。
弥彦山の裏参道は
静けさを取り戻しました。
タンポポの花は終わり
胞子がまん丸にまとまり
旅立ちの準備は整ったようです。

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オオハナウド
セリ科の多年草
日本では本州の近畿以北と北海道に分布する
外側の花弁が大きく、2深裂する

春から初夏に花が咲くのはハナウド
秋に花が咲くのがシシウドだそうです。
関東地方以西に分布するハナウドとは
大きさや葉の形で区別するようですが、
高さが1m以上あり
花も20cm以上でしたので
オオハナウドといたします。
白い花に日が当たると輝きを増し
一面の緑の山で
虫たちのスターになります。
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ササバギンラン
(再掲載)
ラン科の多年草

白い花より上まで葉が伸びていたので
ササバギンランといたします。
花冠はほとんど開きません。
道路脇の下刈りされる劣悪環境で
ぽつんと一輪咲いていました。
絶滅危惧種に指定されている県も
あるようです。
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キンラン
ラン科の多年草
東北地方南部から九州までの山林に自生する
特に関東では雑木林に普通に見られる
人工栽培はむずかしく
近年は絶滅危惧種に指定する県もある
花はふっくらと半開し
全部は開かない。

緑濃き山で
黄金色の花は目立ちます。
ぽつんと2株咲いていました。
よく見ると
開かないままの花が
葉の上に落ちていたので
失礼して
花弁を少し広げてみました。

花弁は3枚に分かれ
ラン科の花にふさわしい
独特の形状と
花弁の1枚には赤褐色の模様が
ありました。
虫になって花の中を覗いた気分です。
end