9合目のニセ巻機から巻機山山頂が
この山のハイライト
と言っていいでしょう。
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真ん中の米子沢の水源は草地で
夏は緑一色ですが
秋には草紅葉となります。
風が吹くと
気持ちよく揺れて
ヒーリングタイムになります。
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巻機山とニセ巻機によって
遠くの景色はさえぎられ
隔絶された世界です。
人間のつくったものは
木道と避難小屋だけです。
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巻機山山頂から
団体さんが降りてきました。
駐車場の車の数に見合う
にぎやかさになってきました。
やはり皆さん早起きだったようです。
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御機屋と呼ばれる
山頂の標柱のある広場は通過します。
登山口から3時間50分。
展望が良過ぎてのんびりしてしまい
ガイドブックの時間通りです。
今日の最終目的地は
牛ケ岳です。
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このあたりの登山道には
イワショウブの赤い実がたくさんあり
夏に来れば
高山の花が咲いていることを
教えてくれます。
立ち枯れたキンコウカも
ありました。
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この丘の上が最高地点です。
前回来たときは何もありませんでしたが
誰かが小さいケルンを作っていました。
通過しようと思ったら
360度の絶景にしばらく足を止め
写真を撮りまくりました。
道が少し広がっている程度で
ゆっくりするには狭いので
後から来た群馬県の人たちに場所を譲り
先に進みます。
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朝日岳への分岐点で
数人が休んでいました。
ここも
静かな絶景のビューポイントです。
行く先には牛が岳が
牛の背中のようにどっしりと
構えています。
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牛の背の上りのあたりは
笹の緑が途切れ
その茶色に切り取った形は
左向きの牛がひざまずいているように
見えました。
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木道が続いていますが
緑の濃い場所は
木道が見えないほど笹が茂り
つまずかないように慎重に
歩かなければなりません。
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牛ケ岳の山頂は
牛の背中の一番手前になります。
木の柱が横たわっています。
字も読めません。
さらに先には
展望台があるようです。
牛ケ岳山頂にザックを置いた女性二人とすれ違い
次第に大きくなる越後三山を正面に
まっすぐの道が下り始めるところに
展望台がありました。
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御機屋から50分かけて到着し
遅い昼食をとりながら
ゆっくり休憩をしました。
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展望台には
遭難のメモリアルプレートが
設置されており
山の危険に慣れないよう
気を引き締め直しました。
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越後三山は初回で掲載しましたから
省略します。
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魚沼こしひかりの産地
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群馬県の山々
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そして
巻機山と割引岳
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帰りはガスで
展望がいまひとつになったので
淡々と下りました。
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牛ケ岳展望台から御機屋まで30分
御機屋には
ザックにヘルメットをぶら下げた
人たちが下りるところでした。
どこから登って来たのでしょう?
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そこから登山口まで2時間15分。
他の登山者は
早く下りたか・避難小屋に泊まるかのようで
またまた
静かな下山道でした。
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この日の歩数
26,740歩
今年一番の距離。
この日に得たものは
今年一番の心地よい疲れでした。
end